記事

「国民はテロとの戦いをする気はない」 後藤さん、湯川さん追悼集会

画像を見る

「I am Kenji」「I am Haruna」。二人の霊が迫って来るようだった。=8日夕、渋谷 写真:筆者=

 イスラム国による湯川遙菜さんの殺害が明らかになって15日が経つ。後藤健二さんはちょうど1週間だ。

 今夕、札幌、仙台、東京、京都、福岡など全国各地で2人を追悼する集会が開かれた。

 渋谷のハチ公前にはプラカードや花束を手にした人々が次々と集まった。開始から1時間も経たないうちに500人余りの参加者がハチ公前広場を埋めた。

 「I am Kenji」「May Rest in Peace=安らかに眠れ」…後藤さんと湯川さんの死を悼むメッセージが、キャンドルの灯りに照らし出された。

 「テロとの戦い」「自己責任」…讀賣新聞をはじめとする記者クラブメディアによって作り出される世論が、国民の思考を停止させる。

 2人の死を悼んでハチ公前に足を運んだ人々に話を聞いた。

 「どこまでが自己責任なのかは、恣意的に決められている。後藤さんは日本人だから殺されたのではないか。日本(安倍官邸)の外交に問題があるのではないか」。(30代女性・会社員)

画像を見る

雨上がりのハチ公前。涙ぐむ人が目についた。=写真:筆者=

 「私を含め日本国民はテロとの戦いをする気はそもそもない。(その気があるのは)安倍さんだけだと思っている。日本はいつの間にか有志連合に入っていた」。(60代男性・都内在住)

 今回の惨劇を“有効活用”しているのが安倍首相だ。集団的自衛権の行使を加速させ、憲法改正の発議も政治日程に入れた。

 後藤さんは平和の尊さを訴えながら中東の大地に果てた。愚かな首相と愚かなマスコミが、後藤さんの願いとは逆方向に日本を持って行こうとしている。

『田中龍作ジャーナル』は読者のご支援により維持されています

あわせて読みたい

「IS(イスラム国)」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    財務省幹部の改ざん裏付け写真か

    田中龍作

  2. 2

    専門家会議の重要発言伝えぬ報道

    メディアゴン

  3. 3

    感染数の低さ生んだ咳エチケット

    中村ゆきつぐ

  4. 4

    山本太郎氏は今国政に参加すべき

    早川忠孝

  5. 5

    NY原油が反発 暴落も最終局面か

    Sozen

  6. 6

    安倍首相は責任取って辞せよ

    五十嵐仁

  7. 7

    パワポすら使えないTVの放送作家

    放送作家の徹夜は2日まで

  8. 8

    コロナによる介護現場の支援急務

    メディアゴン

  9. 9

    インドで評判落ちる日本大企業

    PRESIDENT Online

  10. 10

    五輪めぐる選手目線の考えに疑問

    鈴木宗男

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。