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ISISによる日本人人質殺害事件について思う事。

イスラム国(ISIS・ISIL)を称する過激派が、後藤健二さんを殺害したという動画を配信した様です。 

もしこれが事実であれば、非常に残念であり、強い憤りを覚えます。
今回の事件で日本国内の世論は様々な形で割れている様ですが、海外に住んでいる私から見ると何とも奇異というか、物凄い違和感を感じるのですよね。

何と言いますか右やら左やら色々な人達が、自分の主義を主張するために今回の事件を利用している様にしか見えないのですよ。

安倍首相は責任を取れとか、人質になった人は自己責任だから自害せよとか何とも極端で幼稚な意見が目立っていますが、原点に戻ってよく考えて下さいよ。

確かに危険地帯に行ったのは自己責任ですが、だからといって日本政府が自国民を助けなくていいという理屈にはならないですよね?

また、国家と国民が全力を上げるべきは人質を救出するという事であり、批判合戦ではありません。もちろん、人質の家族を責める事であろうはずもない。

人質が自決すれば、関係の無い人にとっては潔よい英雄的な行為に見えるかもしれないけれど、それは本人の価値観や思想の問題であって、他人が強要する物でもない。

一番勘違いしてはいけないのは、悪いのはテロリストであり、人質では無いという事です。
彼は多少軽率だったかもしれないですが何も悪い事はしておらず、自分の職務に忠実であっただけですよね?
そもそも彼は、イスラム国を批判するために現地に行った訳ではありません。現在起こっている事実を伝えようとして現地に行っただけです。その様な無実の中立的な人を人質に取って脅迫し、あまつさえ殺害する様な連中に正義などあろうはずもない。

テロリストはどこにでも出没します。
一般の日本人でも、パリやロンドンの空港などですらテロの被害者になる可能性があります。その様な事態が起こったら、「日本人は海外に出るな!」とでも言うのでしょうか?
仮に日本が無抵抗で言いなりになる国だとしたら、今後テロリスト達は益々日本人を標的にして来るでしょうね。

安倍首相は弱腰ではない事が今回ハッキリしました。テロリストにとってはやりにくい存在でしょう。

テロリストの一挙手一投足にマスコミが揺さぶられ、お互いが勝手な事を言い、国民がつられて世論が紛叫、それだけにとどまらず、安倍政権批判を繰り広げるなんてのはまさにISISの思うつぼです。
どうにも、ある特定の人たちが便乗して世論を煽ろうとしているだけにしか思えませんので、とにかくみんな冷静になれ、と私は言いたい。

何と言いますかね、今回の事件を通して思ったのは、まだ日本は村社会のメンタリティーから脱却出来ていないのだなという事です。
もはや日本の枠組みだけで物事を理解する時代はとうに過ぎているハズなのですけれどね・・・。

本気で人質を救出するためには官民一体の協調体制になる事や、場合によっては報道規制もやむを得ないのではないかと思った今回の事件。この事件から日本人は何か得られる教訓はあるのか?またその教訓は今後に生かされるのか?
注意深く見守りたいと思います。

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