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「なでしこジャパン」の優勝で比較される菅直人首相と佐々木則夫監督の指導力の格段の違い

◆一夜明けたら、「なでしこジャパン」が世界一になっていた。タコ占いでは、3匹のタコのうち、「なでしこジャパン」の優勝を予言したのは、1匹だったくらいだから、大概の人は、まさか「なでしこジャパン」が優勝するとは思いもよらなかっただろう。

 これを覆した「なでしこジャパン」は、凄いの一言に尽きる。最後の最後まで諦めないで、最善の努力をした主将でエースのMF沢穂希をはじめ各メンバーはもとより、佐々木則夫監督の指導力も、大したものである。監督だからと言って「上から目線」でメンバーの尻を叩くのではなく、「横から目線」でチームをまとめて戦闘力を高めていくのだそうだ。ここぞというとき、円陣を組んで、心を1つにして、戦いに臨む姿は、これもまた素晴らしい。外国メディアが、一斉に、この快挙を称えたのも、頷ける。

◆「なでしこジャパン」のチームワークと、チームを最強にした佐々木則夫監督の快挙に
比べて、菅直人政権のボロボロ、バラバラぶりは、まったく目を覆うばかりの惨状である。

 夕刊フジが7月18日付け紙面(3面=決勝戦前夜の紙面)で、「なでしこVS”チーム菅” 徹底比較 こんなにも組織が違う」という見出しをつけて、こう報じている。

 「なでしこジャパンの快挙にわく日本列島だが、永田町に目を向けると、支持率12%の菅直人内閣による場当たり的な治世が続いている。両者を比較すると、「成功する組織」と「ダメ組織」のコントラストが浮かび上がる。菅首相は、なでしこのツメのあかを煎じて飲んではどうか。「ぜひ優勝してらいたい。優勝をね」菅首相は14日、こうエールを送った。異論はないが”チーム菅”といえる菅内閣は優勝にはほど遠い出来だけに、脱力感も漂う」

 菅直人首相にとって、政権をボロボロ、バラバラにしている元凶である獅子身中の虫は、言うまでもなく「仙谷由人代表代行(官房副長官)」である。脱小沢路線を敷き、小沢一郎元代表と菅直人首相とを離間させ、小沢一郎元代表を民主党外に追放し、あわよくば、政権を簒奪しようと、ありとあらゆる策謀を繰り広げてきた。しかも、性懲りもなく、いまも続けている。その1つが、吉良州司外務政務官と長島昭久防衛政務官ら11人をそそのかして、菅直人首相に対する「退陣要求決起集会」を7月15日に開催させたまでは計画通りだった。だが、400人に呼びかけ、「100人以上が来る」と皮算用したものの、フタを開けてみると、集まったのは、たったの30人止まりだったという。官房長官のとき官房機密費を湯水の如く使えたのに、いまは、ただの代表代行にすぎない。党の金庫のカギは、岡田克也幹事長がしっかり握っているので、手が出ない。昔も今も、国会議員を動かそうと思えば、札束をたっぷり用意しなければ、だれからも見向きもされない。早い話が、若手を背後で操る黒幕でありながら、若手にくわえさせるだけの資金すら用意できなかった。「円がなければ、ご縁がない」ということだ。

 この点、菅直人首相は、官房機密費を自由に使える立場にある。まずは、米国CIA軍事部門資金担当の大ボスであるリチャード・アーミテージ元国務副長官が、「極左である仙谷由人官房副長官と枝野幸男官房長官を切れ」と指示していることに、即刻応えなくてはならない。
 
◆さて東日本大地震・大津波・福島第一原発大事故により、日本列等全体に「お祭り自粛ムード」が広がり、気分がウツ状態に落ち込んでいるなかで、「なでしこジャパン優勝」というせっかく、おめでたいビッグニュースが飛び込んできた記念すべき一日となった。時事通信社Jiji.comが7月18日午前10時54分、「死闘120分、極限から頂点へ=たくましく激しく、一丸勝利−サッカー女子W杯」という見出しをつけて、配信した。記念として、以下のように引用しておこう。

 「たくましく、激しく120分を戦い抜いた。試合を2度リセットし、執念でPK戦を制した。熊谷のPKがゴールネットを揺らし、歓喜の笛。世界を制した乙女たちは、大声を張り上げた。試合序盤から、米国の素早いサイド攻撃に押され通し。なでしこジャパンはボールを落ち着かせることができなかった。ワンバックの強烈なシュートがクロスバーにはじかれるなど、前半は幸運がついていたが、いつ得点を奪われてもおかしくない状況。後半24分、ついに先制された。宮間の個人技で延長戦に持ち込んだが、再び勝ち越される。見る者を『もはやこれまで』と思わせた極限状態。ここで頼りになったのは、やはり沢だった。1−2で迎えた延長後半12分。沢のスルーパスをきっかけに得たCKを左から宮間が蹴り、主将が右足の外側を突き出して起死回生の同点弾とした。『セットプレーしかチャンスがない。いつものように目を合わせた』(宮間)。ともに米プロリーグの経験を持つ攻撃の柱。つながったホットラインが試合を動かした。PK戦では、GK海堀の勘がさえわたる。最初の1本を足で止め、圧倒されたように米国が3本を外した。勝利を決めたのは20歳の熊谷。真っ先に海堀に抱きつき、守護神が笑顔で応える。後のキッカーに控えていた沢の出番は不要。若手が流れに乗った。躍進した北京五輪4位から3年。ある者は経済環境の厳しい国内リーグで、ある者は慣れない海外で、頂点を目指して精進を重ねた。『耐えて、耐えて、W杯を手にすることができた』と佐々木監督。日本らしさを発揮し、世界一をつかんだ。(フランクフルト時事)」

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