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ダボス注目の世界的CSR企業ランキング「世界で最も持続可能な100社・2015年」

2015年もダボス会議期間で発表された、「世界で最も持続可能な100社」(Global 100 Most Sustainable Corporations in the World、Global 100 Index)。

去年のまとめ記事『日本は世界のCSRランキング・CSRインデックスで生きていけるのか』でも書いたのですが、日本企業の選出がここ数年で減少傾向でした。昨年は5社、今年はエーザイの1社のみ。

カナダの出版社コーポレートナイツ社が選定する「Global 100」は、世界の主要企業約4,000社を対象に、環境、社会、ガバナンス等に関する取り組みから持続可能性評価をし、インデックスするもの。2005年から毎年世界経済フォーラム(ダボス会議)に合わせて発表されています。選定項目は「Resource Management」、「Financial Management」、「Employee Management」の3カテゴリー・12項目となっています。

データはメール登録が必要ですが、フリーでダウンロードできますので気になる方はチェックしてみて下さい。

CorporateKnights|An index of the Global 100 most sustainable corporations in the world(2015、英語)

ランキング概要

国別トップ3は、アメリカ(20社)、カナダ(12社)、フランス(12社)となっています。英語圏が強いのは、調査のしやすさとかあるのでしょうか。去年、日本でランクインしたリコーがはずれたんですね。

企業別では、日本でも有名な、アディダス(3位)、BMW(6位)、ジョンソン&ジョンソン(18位)、ユニリーバ(22位)、コカコーラ(26位)、サムソン(45位)、アクセンチュア(54位)、インテル(56位)、H&M(75位)などなど。もちろん、他にも世界的な有名企業がいつもあります。

日本では、エーザイ(50位)のみがランクイン。昨年の69位から順位を上げてきました。んー、2010年以降10何社とかランクインしていた日本企業ですが、海外企業が本気を出してきたのか、開示が適切でなかったのか、今年は1社だけ。

年々、全体の評価スコアが上がっているのも事実で「CSRがんばっています!レベル」では他社との差は開く一方なのでしょう。エーザイがもし来年はずれたら、日本全滅になるのかも…。とはいえ、ユニリーバやコカコーラなど、日本法人・日本語サイトもあるグローバル企業がランクインしているからいいと捉えることもできます。(国別表記で「JAPAN」の文字は消えますが)

昨年の2014年版でランクインした、大和ハウス工業、三菱重工業、日産自動車、リコーのカムバックに期待です。日産もリコーもCSRの中の人は勉強熱心な方ですし、不可能じゃないと思うんですけどねぇ。

エーザイ|「世界で最も持続可能な100社」に3年連続で選定

CSRランキングの弊害

各種CSRランキングの話題になると必ず出てくる「ランキングのためのCSR活動ではダメ」という話。

他の部署が対応することもあると思いますが、CSR部門が関わる調査票や情報開示は年々範囲が広がっており、僕が各社のヒアリングをさせていただく限り、「調査疲れ」が現場にあることは事実です。直接的なプロフィットセンターではないため、営業系部門ほど人を増やせないし、対応には限界があります。

ましてはトップがCSRにコミットしていない大手企業となれば…結果は一目瞭然です。世界的なCSRランキングに入れない企業はトップのコミットメント(本気度)が弱いと言わざるを得ません。

ただ、CSR担当者の絶対的な評価はCSRランキングであることは間違いありませんし、各社、どうやって世界・日本のCSRランキングを上げていくかに悪戦苦闘しています。

どのCSRランキングも、基本は「まず情報開示をすること」というのが原理原則。数字が恥ずかしいとか言っているレベルで、上位ランカーになれるわけないじゃん。

もちろん、情報開示といって、国際的なCSR報告ガイドラインはいくつもありますし、調査会社ごとに違う評価項目となっています。ですので、実務的にいえば、まずは何かのインデックスやランキングに絞り、自社の情報開示の枠を決めていくことになるでしょう。ちなみに、どの評価機関もみるのが「環境と労働慣行(人権)」の領域。これらを評価に入れないことはまずありません。

日本でも、政府の後押しで女性活躍推進(女性活用)やワークライフバランスなどの、労働慣行の領域に注目が集まっていますので、CSR担当者は今一度、このあたりの項目を見直し、2015年のCSR活動のプランニングをすべきでしょう。

まとめ

各種CSRランキングや、CSR報告のフレームワークを使い、CSR活動のマテリアリティを決めましょう。

もちろん、それには、僕みたいな第三者を入れて、対外的な評価や意見を取り入れなければなりません。CSRを最終的に評価するのは第三者ですからね。他の世界のCSRランキングをまとめた以下の記事も参考にしてみて下さい。

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