記事
  • ECzine

「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー2014」から中小ネットショップが学べることとは

2014年1月13日に楽天市場の「ショップ・オブ・ザ・イヤー2014」の表彰式が行われ、2014年のベストショップが発表されました。

 授賞式の模様も、毎年Usreamでライブ中継(配信は終了)されていますが、一般には告知されていませんので、ほとんど知られていないと思います。

順位 店舗名 ジャンル、取り扱い商品
1位 爽快ドラッグ 日用品、医薬品
2位 Joshin web 家電とPCの大型専門店 家電
3位 エディオン 楽天市場店 家電
4位 ビックカメラ楽天市場店 家電
5位 charm 楽天市場店 ペット用品
6位 コジマ楽天市場店 家電
7位 NetBabyWorld(ネットベビー) ベビー用品
8位 ソフマップ楽天市場店 家電
9位 澤井珈琲Beans&Leaf コーヒー豆専門店
10位 イーザッカマニアストアーズ レディースアパレル

 今年の総合賞は、住友商事の子会社である「爽快ドラッグ」が6年連続グランプリとなり、昨年同ショップにグループ入りした「NetBabyWorld(ネットベビー)」も7位と8年連続受賞、上新電機やエディオン、コジマ、ビックカメラ、そしてグループ会社のソフマップと、家電ジャンルが多くを占め、10つの賞のうち7つは、上場企業とそのグループ会社が占めるという結果になりました。昨年2位の「ケンコーコム」は、楽天グループ入りし経営層も入れ替わった影響か、今回は総合賞には、入賞されていませんでしたね。

 「NetBabyWorld(ネットベビー)」においては、「総合7位」に加え、「ジャンル大賞」「ダブルイヤー賞」「あす楽大賞」「スマートフォン・タブレット大賞」と5つの賞と同時に一番多く受賞されていたのも興味深い結果かと思います。

 この結果を見ると、一部のショップを除き、楽天市場でショップ・オブ・ザ・イヤーには、資本力があり型番の商品を多売することで、売上規模を伸ばせるショップが多く入賞しているというのが現実です。

 では、我々中小企業のようなショップにとって、「ショップ・オブ・ザ・イヤー」などの受賞は関係ないものなのでしょうか?

 このコラムでは、少し違った視点で、ショップ・オブ・ザ・イヤー2014などの受賞について、紹介していきます。

ジャンル大賞は、半数が2年連続の「ダブルイヤー賞」

 楽天市場のショップ・オブ・ザ・イヤーには、ジャンル賞、サービス賞、特別賞を含めると180を超える賞があります。同時に複数の賞を受賞するショップもあり、今回は結果として、約140のショップが表彰される結果となりました。

 40あるジャンル賞には、ジャンル大賞が1ショップ、とジャンル賞が2ショップと合計120ショップが表彰され、ジャンル大賞においては、2年連続受賞するとダブルイヤー賞も表彰されるルールとなっています。

 今年は、ジャンル大賞の40ショップのうち、半数がダブルイヤー賞を受賞するという結果となっています。

2年連続ジャンル大賞、「ダブルイヤー賞」受賞店舗
ショップ ジャンル
イーザッカマニアストアーズ レディースファッション
JIGGYS SHOP メンズファッション
京都発インナーショップ白鳩 インナー・下着・ナイトウエア
NetBabyWorld(ネットベビー)※総合7位 キッズ・ベビー・マタニティ
ソフマップ楽天市場店※総合8位 パソコン・周辺機器
Joshin web 家電とPCの大型専門店※総合2位 生活家電
エディオン 楽天市場店※総合3位 TV・オーディオ・カメラ
ブックオフオンライン楽天市場店 CD・DVD・本
海の幸なのにYAMATO 海産物
ハーベストシーズン
美味しさは元気の源 【自然の館】 惣菜・食材
澤井珈琲Beans&Leaf※総合9位 水・ソフトドリンク
タカムラ ワイン ハウス ワイン
家具通販のロウヤ インテリア・寝具・収納
daily-3 キッチン用品・食器・調理器具
DIYツールストア 楽天市場店 ガーデン・DIY
charm 楽天市場店 ペットフード・ペット用品
爽快ドラッグ※総合1位 医薬品・コンタクト・介護
eSPORTS楽天支店 スポーツ
EZAKI NET GOLF ゴルフ
オリックス自動車 車・バイク

 総合賞、ジャンル賞ともに、老舗ショップが強いという傾向があります。総合賞は2011年以前にオープンしたショップのみで、ジャンル賞120ショップにおいては、2012年以降のショップは、8ショップのみとなっています。

中小のショップは、サービスやエリア別で受賞を狙おう

 サービス賞には、「あす楽賞」や「RaCoupon(ラ・クーポン)賞」、最近特に楽天市場が力を入れている「海外販売賞」、「スマートフォン・タブレット賞」など8つの賞が、用意され、22ショップが受賞しています。

 こちらは、総合、ジャンル賞ではない19のショップが受賞しており、中小ショップの目標となりそうです。

サービス賞の各賞 大賞受賞店舗
あす楽賞 NetBabyWorld(ネットベビー)
スマートフォン・タブレット賞 NetBabyWorld(ネットベビー)
海外販売賞 北海道お土産探検隊(ギフト通販)
中古販売賞 該当ナシ
ギフト賞 SEIYUドットコム ギフト楽天市場店
定期購入・頒布会賞 該当ナシ
RaCoupon(ラ・クーポン)賞 自然の都【タマチャンショップ】
ソーシャル賞 scope version.R

 特別賞には、「新人賞」や「CSR賞」、「動画賞」なども用意されています。CSRや動画については、受賞店舗をチェックし、テクニックを学んでみてください。

特別賞の各賞 受賞店舗
新人賞
CSR賞
動画賞
10年連続賞 Z-CRAFT
ベスト店長賞 澤井珈琲Beans&Leaf

 ほかにも、2006年から「ショップ・オブ・ジ・エリア」というその地域で活躍したショップが表彰される賞であれば、チャンスがあります。「ショップ・オブ・ジ・エリア」の受賞店舗は、各会場の新春カンファレンスで表彰式が終わり次第、公開されますので、ぜひURLをチェックしてみてください(執筆現在では、関東・更新エリアのみ発表)。

関東・甲信越エリアのショップ・オブ・ジ・エリア

毎週・月のランキングはショップ運営のヒントに

 また、「ショップ・オブ・ザ・イヤー」とは別に楽天市場では、毎週、毎月の優秀なショップも表彰されています。

 お客様には、ほとんど知られていないと思います。どのショップがどのような施策を打ち、売上を伸ばしているかチェックしてみてください。

「エリア」等で受賞を狙い、懇親会やEXPOに参加せよ

 以上見てきた賞を受賞したショップは、一定期間、楽天から提供されたエンブレムをショップページ上に掲載し、販促にも活用できるというメリットもあります。

 食品業界で有名な「モンドセレクション」のように、お客様にとって、受賞歴のあるショップがショップの看板や商品ページなどでエンブレムを掲げているだけでも、安心感が増し、転換率の向上につながります。

 まだ受賞していないショップさんは、チャレンジしてみてはいかがでしょう。総合、ジャンル大賞はとても手が届かなそう……というのであれば、「サービス賞」「特別賞」「ショップ・オブ・ジ・エリア」あたりが狙い目です。

 今回の「ショップ・オブ・ザ・イヤー」や「ショップ・オブ・ジ・エリア」には、弊社のお客様や、筆者が楽天時代に担当していたショップ、そしていろいろな会合で面識のあるショップが数十ショップ受賞されました。

 このような一流のショップの店長やスタッフの皆様のお手伝いをさせていただくことが実は、我々のようなネットショップ支援事業者にとって、一番刺激と成長のチャンスをいただく機会だったりします。

 皆さん、お酒の席では気さくな方々ばかりですので、楽天市場に出店しているショップで、新春カンファレンスや楽天EXPOに参加されてない方は、ぜひ懇親会で声をかけてみてください。

 そこから売上アップのノウハウが学べる、キッカケになるかもしれませんので。もちろん、お酒が大好きな店長さんの場合、朝まで付き合う覚悟は必要ですが……(笑)。


この記事もオススメ
  • PCの常識が通用しないスマホEC対策 まずは「商品画像」のスマホ・ファーストから
  • 顧客に支持されるデザインに育てよう 創造的な自社ECサイトのためのUI/UX最適化
  • 100%要求を飲むだけが解決策ではない 感謝され、売上も作れるネットショップの「お客様対応」とは
  • ASPかオープンソースか 創造的な自社ECサイトをつくるための「ショッピングカート」の選びかた
  • 転換率アップで売上もアップ!「かご周り」6つのおもてなし
  • あわせて読みたい

    「EC」の記事一覧へ

    トピックス

    ランキング

    1. 1

      高樹氏、田口逮捕でマスコミ批判

      BLOGOS編集部

    2. 2

      早朝4時に吉野家 離れられぬ東京

      内藤忍

    3. 3

      慰安婦映画への陳腐な批判に呆れ

      古谷経衡

    4. 4

      フリーで消耗 自転車操業の日々

      BLOGOS編集部

    5. 5

      トランプ氏 貿易戦争は早期終了

      ロイター

    6. 6

      丸山議員への辞職勧告は言論封殺

      小林よしのり

    7. 7

      内定辞退で来社 採用担当は迷惑

      城繁幸

    8. 8

      電子決済に逆行 現金化する日本

      木村正人

    9. 9

      失念で済まない山尾氏の無断渡航

      和田政宗

    10. 10

      ミス誘ういきなりステーキの卓上

      かさこ

    ランキング一覧

    ログイン

    ログインするアカウントをお選びください。
    以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

    コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

    ※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。