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関東地方の主な米軍・自衛隊施設に関する2014年度補正予算案及び2015年度予算案について

 関東地方の主な米軍・自衛隊施設に関する2014年度補正予算案及び2015年度予算案の内容が明らかになりました。
(2015年度概算要求の内容については、塩川鉄也HPの昨年10月11日付に掲載しています)

 2015年度概算要求と比較して、大きな相違点は以下の通り。


1)2015年度予算案では、木更津駐屯地にある整備場をオスプレイ用に改修する経費5億1千万円が計上されている。概算要求にはなかったもの。米軍オスプレイの整備拠点を誘致する場所として、木更津駐屯地が想定されている。米軍から整備業務を受注する民間企業の利用に供するため。さらに自衛隊オスプレイの整備拠点としても活用することが想定されている。

2)2015年度概算要求に計上されていた項目が、「防災対応」という名目で2014年度補正予算案に前倒しで計上されている。朝霞駐屯地の庁舎改修、CH-47JA輸送ヘリ改修、軽装甲機動車購入など。


 関東地方の主な米軍・自衛隊施設に関する2014年度防衛省補正予算案は、以下の通り。

1.陸自駐屯地(朝霞・大宮・相馬原・宇都宮・北宇都宮・木更津)及び空自基地(入間・百里)における「施設整備費」に関する概算要求額(契約ベース)とその内容
朝霞駐屯地 約13億7千万円
庁舎の改修2億7千万円(耐震改修、概算要求の内容を前倒し)、建物の解体5千万円、空調設備の整備4億7千万円、部隊展開地の照明等整備(駐屯地内)
その他はない -
 
2.主な部隊に係る要求額
第一ヘリ団(木更津) 129億円
CH-47改修事業等
中央即応連隊(宇都宮) 6億円
軽装甲機動車
対特殊武器衛生隊(朝霞) 0.2億円
消耗品等(感染症対策)
防衛医科大学校(所沢) 2億円
診療機器購入


 関東地方の主な米軍・自衛隊施設に関する2015年度防衛省予算案は、以下の通り。

1.米軍施設(横田飛行場、所沢通信施設、大和田通信所、厚木海軍飛行場)に係る予算額とその内容
横田基地提供施設整備 歳出ベース21億400万円 契約ベース11億1800万円
管理棟、倉庫、整備用格納庫、ユーティリティの本工事に要する経費
厚木海軍飛行場提供施設整備 歳出ベース5億7500万円 契約ベース10億5500万円
雨水排水施設、工場、ユーティリティの本工事に要する経費。単価見直し、工期の先延ばしなどで若干の減額。内容の変更はなし。
所沢通信施設提供施設移設整備 歳出ベース2億3700万円 契約ベース17億9300万円
所沢通信基地内に東西連絡道路を建設するためのアンテナ、倉庫の移設工事経費
大和田通信所に関係する経費は計上していない
  
2.陸自駐屯地(朝霞・大宮・相馬原・宇都宮・北宇都宮・木更津)及び空自基地(入間・百里)における「施設整備費」に関する予算額(契約ベース)とその内容
朝霞駐屯地 約9300万円
通信所の改修、通信回線の整備(管路の増強)。庁舎の改修経費は補正予算案に計上
相馬原駐屯地 約6200万円
新しい通信機器を保管する倉庫の新設
宇都宮駐屯地 約14億4千万円
整備場の建替、倉庫の建替、隊庁舎の新設。隊庁舎の新設は、中央即応連隊の国際活動に対応する体制の増強として、施設科部隊等の増員をはかるため。現在740名から数十名増やす
木更津駐屯地 約12億3千万円
消防車庫の増設・改修5400万円、整備場の改修6億5千万円、庁舎の建替5億2千万円。概算要求では、整備場の改修は1棟1億4千万円だったが、さらに1棟追加(5億1千万円)。ティルトローター機用に整備場を改修するため
入間基地 約14億2千万円
局舎の建替・改修、電気設備の更新、空調設備の更新、託児所の新設、留保地の整備関連。留保地の整備関連は調査検討費として4億6千万円。災害対処拠点等施設に3億4千万円(15、16年度の二か年分、15年度分は3千万円)、新病院に1億2千万円(15、16年度の二か年分、15年度分は1千万円)
百里基地 約1億1千万円
隊舎の改修、給水設備の更新
大宮駐屯地、北宇都宮駐屯地はなし
 
3.中央即応集団隷下の部隊(司令部および司令部付隊、第一空てい団、第一ヘリ団、中央即応連隊、特殊作戦群、中央特殊武器防護隊、対特殊武器衛生隊、国際活動教育隊)及びその他の主な部隊に係る要求額(装備品等)とその内容
中央即応集団司令部及び司令部付隊(座間) 該当無し
第一空てい団(習志野) 約37億円
概算要求から10億円減。中距離多目的誘導弾、120㎜迫撃砲、重量物投下用落下傘などの数量減
第一ヘリ団(木更津) 約624億円
ティルトローター機配備5機、540億円。CH-47改修事業は補正予算案に計上
中央即応連隊(宇都宮) 約17億円
軽装甲機動車6億円は補正予算案に
特殊作戦群(習志野) 約4億円
各種装備品
中央特殊武器防護隊(大宮) 約2億円
新除染セット
対特殊武器衛生隊(朝霞) 約6千万円
消耗品等
国際活動教育隊(駒門) 80万円
小銃等
大井通信所(ふじみ野市) 約1億円
庁舎建替、機材更新費等
防衛医科大学校(所沢) 約130億円
患者医療費42億円、機器維持費41億円、インフラ整備費31億円、医療備品16億円、防衛医学研究センター機材2600万円
航空医学実験隊(立川、入間) 約6.7億円
パソコン借料(5か年分)4.8億円、機材取得1千万円、訓練装置維持費1.7億円
航空機動衛生隊(小牧) 約1100万円
陸自化学学校(大宮) 約9600万円
学校教育に必要な消耗品、教材等の経費(図書、擬剤、新除染セット導入に伴う機材の購入等)

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