- 2015年01月21日 08:19
なんとなくわかりにくいLINE Payの仕組みを徹底解剖。LINE CashとMoneyの違いとは?手数料はどこからかかるの?
仕組みがわかるとLINEの狙いも見えてきます。
LINE経由で決済や割り勘、友達への送金などができる機能として、大きな話題を呼びました。特に「相手の口座を知らなくても送金できる」という点が注目されており、利便性が向上する反面、セキュリティやトラブルに関する懸念も生じています。
さてこのLINE Payですが、やや仕組みがわかりにくい思われた方も居るのではないでしょうか。セキュリティ的な観点からも、プロセスは複雑であって然るべきですが、LINE CashとLINE Moneyが出てきたり、「クレジットカードでは一部サービスしか利用できない」といった表記があったりと、パッと見「???」となる点が多い印象を受けます。
そこで今回の記事では、LINE Payの仕組みを、画像も用いて解説していきます。仕組みを知るとLINEがLINE Payに込めた狙いも見えてくるので、そちらにも注目してぜひご一読ください。
- ■目次
わかってしまえばややこしくない!LINE Payの仕組み
1.LINE Payの仕組み
①チャージについて
②チャージした金額は「LINE Cash」になる
③LINE CashはそのままLINE Mallなどのサービスで利用可能
④本人確認の方法は2つ
⑤LINE Moneyを友達に送金する
⑥LINE Moneyの引き出し
-引き出しには本人確認が必要
-割り勘・送金依頼もLINE Payの登録必須
2.クレジットカードは加盟サービスの支払いのみ対応
-LINE TAXIはクレカ登録必須?
3.実際にLINE Payを活用している例
4.LINEがLINE Payに込めた狙いとは?
1.LINE Payの仕組み
公式サイトの解説では少し全体の流れが見えにくいので、主なLINE Payでできることを図にしてみました。▼クリックして拡大
リンク先を見る
一番最初のLINE Payの登録方法については割愛しますので、さっそく使い方のポイントを解説していきます。
①チャージについて
LINE Payアカウントを開設したら、まず最初にできるのは:- ①とりあえずLINE Payアカウントにチャージ
②本人確認をして友達に送金などする
▼登録した最初の画面でできることはこんな感じです。
リンク先を見る
本人確認をすると、後程解説するLINE Moneyが使えるようになりますが、まずは本人確認をせずにできることを解説します。
チャージの方法は3つ
LINE Payアカウントへのチャージは、本人確認をしなくてもできます。チャージする方法は3つあります。リンク先を見る
チャージが可能な銀行口座は現在三井住友銀行・みずほ銀行のみで、その場合は本人確認が必要となります。①と②の手段では本人確認の必要はありません。
②チャージした金額は「LINE Cash」になる
こうしてチャージした金額は、まずはLINE CashとしてLINE Payにチャージされます。このLINE Cashの使い道は2つあります。
- ③そのままLINE CashとしてLINE Mall・LINE STOREなどの加盟サービスで使う
④本人登録して『LINE Money』として使う
③LINE CashはそのままLINE Mallなどのサービスで利用可能 LINE Cashとしてチャージされたお金は、そのままLINE MallやLINE STOREで、手数料なしで商品の購入・決済に利用できます。
が、LINE Cashのままではまだ送金・引き出しはできません。その2つを利用するためには、本人確認をしてLINE CashをLINE Moneyに換える必要があります。
④本人確認の方法は2つ
最初のLINE Payアカウント登録だけでなく、LINE Moneyを利用するためにはさらに本人確認をする必要があります。本人確認は以下の2つの方法でできます。- ①銀行口座との連動(みずほ・三井住友銀行のみ対応)
②身分証登録による本人確認⇒詳しくはこちら
LINE Moneyになって初めて送金・出金ができる
LINE Moneyの使い道は大体以下のどちらかになると思います。- ⑤LINE Moneyの送金
⑥LINE Moneyの引き出し
⑤LINE Moneyを友達に送金する
LINEが今回全面に押し出している「LINE経由で相手の口座を知らなくても送金できる機能」はここになります。LINE Cashとしてただチャージしただけでは送金できず、本人確認を経て、金額がLINE Moneyとして登録されて初めて友達に送金できる仕組みになっています。
⑥LINE Moneyの引き出し
友達や親からLINE Pay経由でもらったお金は、銀行から引き出しをすることができます。この場合、引き出しの口座を登録して、その口座にLINE Moneyを振り込む形になります。この引き出しの口座にはみずほ・三井住友以外の銀行も指定することが可能です。が、引き出しの口座にLINE Moneyを振り込む際に手数料が216円かかります。
ここまで全てのアクションが無料でできましたが、ここは唯一手数料がかかるポイントです。要するに、LINE Moneyを出金するときだけ手数料がかかるということですね。
引き出しには本人確認が必要
このように出金できるのはLINE CashではなくLINE Moneyなので、友達や親からLINE Pay経由でもらったお金を引き出しするには、受け取り側も本人確認をする必要があります。ここは注意点ですね。リンク先を見る
(画像引用:http://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2014/891)
LINE Payに登録していない友達にも送金できる!でも…
また、LINEが説明している通り、口座を知らないどころか、LINE Payに登録していないユーザーにも送金できます。が、前述の通り、そのお金を利用したり出金するには、受け取り側もLINE Payに登録してさらに本人確認をする必要があります。当然と言えば当然ですが、ここも注意点ですね。
割り勘・送金依頼もLINE Payの登録必須
したがって、話題になっている割り勘機能も、全員がLINE Payに登録することが必須です。リンク先を見る
(画像引用:http://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2014/891)
2.クレジットカードは加盟サービスの支払いのみ対応
お気付きかもしれませんが、クレジットカード対応に関して、私の作成した画像には一切の情報が含まれていません。これに関しては意図的に図から外しました。なぜなら、LINE Payにおいてクレジットカードは現状、情報を登録してもLINE MallまたはLINE Storeでの決済にしか利用することしかできないからです。
送金や出金には今のところ使えません。この点に関しては、今後も追加されるかどうかは不明です。
LINE TAXIはクレカ登録必須?
1月6日に東京版がリリースされた、LINE経由でタクシーを配車できるLINE TAXIも、支払はLINE Payを利用します。リンク先を見る
(画像引用:http://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2014/901)
が、公式サイトの説明を見る限り、LINE TAXIを利用するには、どうやらLINE Payにクレジットカード情報を登録することが必須とのこと。
まだLINE TAXIを利用していないのでなんとも言えませんが、例えばコンビニでLINE Cashとしてチャージしたお金はLINE TAXIには使えない、ということかもしれません。
3.実際にLINE Payを活用している例
登録の手順が多いうえに本人確認に時間がかかったり、さらには出金に手数料がかかったりと、どうも現状使い道が難しそうなLINE Payですが、既に活用している人も居ます。ここでは私の友人が実際に使っている方法をご紹介します。~ルームシェアをしている友人A(仮)・友人B(仮)の場合~
①家賃をまとめて支払うのはB
②Aは月末、コンビニで家賃の半額分をLINE Payアカウントにチャージし、Bに送金(AはLINE Money本人確認済み)
③BはAから送られた家賃を登録済みの銀行に出金した後(ここで手数料216円がかかる)、口座から大家さんに振込み
…といった形で活用しているようです。
この場合のメリットは、AはBの口座にお金を振り込んだり、銀行に行ってお金を引き出してBに手渡しすることなく、思い出した時にコンビニで金額をチャージしてBに送金することができるという点ですね。この時の手数料は無料なので、確かに手軽に送金できるというLINE Payの恩恵を受けています。
受けとったBも少ないプロセスで大家さんへの振り込みができますが、反面やはり口座に出金するのに手数料がかかっているので、便利ではあるもののわずかですが金額が発生していることになります。異なる銀行間で振り込みをした際にも手数料がかかるので、ここは必要経費として諦めることもできますが…個人的にはちょっと使いにくいという印象を抱いてしまいます。
4.LINEがLINE Payに込めた狙いとは?
使っている人も居ますが、現状はまだ限定的なシチュエーションでしか使われにくい印象は拭えないLINE Pay。正直なところ、私もまだ活用できていません…個人的に、出金の際の手数料がどうしても気になります。なぜLINEはLINE Pay上の全てのサービスを無料にしたにも関わらず、出金の際のみ手数料がかかるように設定したのでしょうか。
新たなLINE経済圏・新たなLINE通貨が生み出されるか
やはりLINEには、LINE Moneyを現金化させるのではなく、LINE Cash/LINE Moneyとして、そのままLINE MallやLINE Store・加盟店などで使ってもらえる新しい通貨にしたい、という狙いがあると考えるのが自然ですね。LINE Moneyはゲームにも使えるので、ユーザーがGoogle PlayカードやAppleカードに支払っている金額を直接獲得してゲームプラットフォームの拡大、というのも視野に入れているはずです。
既にLINEも公表していますが、今後LINE Pay対応の加盟サービスをどんどん増やしていくという方針なようなので、対応店が増えてきてからがLINE Payの真価を問われることになりそうですね。
以上、『なんとなくわかりにくいLINE Payの仕組みを徹底解剖。LINE CashとMoneyの違いとは?手数料はどこからかかるの?』でした。
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