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ソフトバンク孫正義社長は、東日本大震災被災者に向けて大事業成功の果実から100億円を寄付!

◆ソフトバンクの孫正義社長が、東日本大震災の被災者に義捐・支援金100億円をポーンと寄付すると発表した。さすがに太っ腹である。

 私は4月半ば、PHPから文庫版「孫の二乗の法則〜孫正義の成功哲学」(PHP文庫)を上梓する。本来は3月24日、見本本が出来上がる予定だったが、東日本大地震発生により、「紙が届かなくなった」との事情で延期になっていた。

 「孫の二乗の法則」は、孫正義社長が25歳のころ作り上げた「25文字」の文字盤に表した「経営指針」である。中国の武将・孫武の残した古典的兵学書「孫子の兵法」と孫武を祖先と崇める孫正義社長の「孫」を掛け合わせて作成している。孫正義社長の今日の成功の秘密は、この「孫の二乗の法則」にある。

 私が、この「孫の二乗の法則」を初めて目にしたのは、1990年の夏ごろであった。当時、ソフトバンクの前身「日本ソフトバンク」の本社(東京都港区高輪)に取材に赴いた。オフィスに着くと孫正義社長は、カジュアルな服を着て現れ、人なつっこく、あどけなさを残した笑顔で私の質問に答え始めた。そのときに、「孫の二乗の法則」を印刷したカラフルできれいな高級紙をもらった。当時、孫正義社長は、33歳だった。あれから、間もなく21年になる。

 孫正義社長は、もう1つ、「人生50年計画」という人生のタイムスケジュールをつくっていた。「将来の大事業家」を志し、高校生時代に単身、米国カリフォルニアに留学、弱冠19歳のとき、この「人生50年計画」を立てていた。

 20代で、自ら選択する業界に名乗りを上げ、会社を起こす。
 30代で、軍資金を貯める。軍資金の単位は、最低1000億円。 
 40代で、何かひと勝負する。1兆円、2兆円と数える規模の勝負をする。
 50代で、事業をある程度完成させる。
 60代で、次の世代に事業を継承する。

孫正義社長は2011年4現在、53歳、いま「50代で、事業をある程度完成させる」という段階にあるが、ソフトバンクグループの売上規模は2兆円を超えており、目標はすでに達成しているに等しい。

 そこでいま、「60代で、次の世代に事業を継承する」という人生計画の最終段階に向けて、「事業継承」に相応しい人材の養成に取り掛かっている。「ソフトバンクアカデミア」すなわち、次代を担う経営者を養成する学校が、それである。孫正義社長は、自ら校長に就任して、教鞭を振るい、「孫の二乗の法則」を教えている。

 その最中、孫正義社長は、東日本大震災に直面し、被災者に義捐・支援金100億円をポーンと寄付すると発表したのである。そこで「人生50年計画」は、「50代で、事業をある程度完成させる。被災者に義捐・支援金100億円を寄付する」と、少し修正しなくてはならない。

◆この孫正義社長の発表に対して、朝日新聞asahi.Comは4月3日午後10時30分、「孫正義社長、100億円寄付 引退までの役員報酬も」という見出しをつけて、以下のように配信している。

「ソフトバンクの孫正義社長(53)は3日、東日本大震災の義援金として個人で100億円を寄付することを明らかにした。また2011年度以降、社長を引退するまで役員報酬(09年度は約1億800万円)を全額寄付する。これとは別にソフトバンクグループとして10億円を寄付する。孫社長がこの日、動画配信サイト『ユーストリーム』の番組に出演して表明した。孫社長は「震災遺児の生活支援などに役立ててもらいたい」と話した。日本赤十字社などを通じて寄付するほか、NPOやボランティア団体などへ早急に寄付できる仕組みを検討しているという」

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