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田母神氏“不倫”で離婚請求――東京高裁も訴え棄却

〈天皇陛下を中心とした大家族的国家造りを目指す……家庭を中心とした地域共同体を復活する〉

元航空幕僚長で次世代の党から衆議院選挙に立候補した田母神俊雄氏のマニフェストは「憂国の保守派論客」を自任するこの人らしい内容だった。が、田母神氏が実際に「家庭を中心とした生活」をしているかどうかは別の話である。

12月11日、東京高裁は、妻との離婚を求める田母神氏に対し、控訴棄却の判決を言い渡した。裁判資料などによると、田母神氏は2009年、50歳前後の女性と恋仲になった。妻側は、田母神氏がその女性による「魔性の籠絡目的による接近からはじまった火遊びに我を忘れて夢中になり、同棲も婚姻破綻後に始まったことにすれば離婚請求上、言い逃れられるとの、どこかで仕入れた浅知恵に乗せられ……」と容赦ない。

田母神氏は「私が自衛官在職中には、すでに妻との関係は壊れていた」などとし、13年6月に東京家裁に訴訟を起こしていた。しかし家裁は、同氏が3年前の政治集会で妻を弁士として登場させたことなどから「婚姻関係が破綻していたとは認められない」と請求を棄却。その控訴審が11日に棄却されることとなった。判決について田母神事務所に見解を問うと「ツイッターを参照してほしい」とのこと。ツイッターにはこうある。

「本日私の離婚訴訟の高裁判決が出ました。(中略)結婚の破綻は認めるが33年の結婚生活に対し5年半の別居では期間が短いそうです。(中略)1年ぐらいしたらまた裁判を起こします」

今回、東京12区で太田昭宏前公明党代表にも敗れた田母神氏。「河野談話」「村山談話」の破棄を唱えタカ派路線をアピールする同氏だが、外交も政治も私生活も相手のあること。“強硬一辺倒”ではままならないのでは?

(本誌取材班、12月19日号)

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