- 2015年01月05日 17:50
子どもの図画工作を製本してくれるECサイト「Plum Print」
2/2製本の価格は細かな条件によって変動するが、収録する作品の数が30点までの場合は、10×8インチ(25.4×20.3cm)のソフトカバーの製本で130ドル(約1万5600円)となる。もうすこし大きなハードカバーの場合は175ドル(約2万1000円)だ。また同じ本を2冊以上つくる場合は40%ディスカウントされる。
なおデジタル化のみなら作品1点あたり0.95ドル(約115円)なので、30点収録時には28.5ドル(約3400円)になる計算だ。
書籍のボリュームは、作品30点であれば20ページほど、60点なら40ページほどのボリュームになるそうだ。また追加料金を支払えば、作品に見出しや説明文を加えることもできる。
利用者がこうした内容や価格、細かな条件に承諾すれば、製本のための作業がはじまる。まずは作品を写真にきれいにおさめるために高性能のスキャナやカメラ、照明器具を用いてキャプチャや撮影が行われる。この際ちょっとした傷の除去なども行っているようだ。その後はHP Indigoデジタルオフセット印刷機を使用し、上質な光沢紙に印刷される。
書籍ができあがり、利用者のもとに郵送されるまでに要する日数は4~6週間ほど。なお2014年12月末までに、製本化までのスピードを2週間以内にする予定だそうだ。
利用者が頭を痛めるのは、数ある作品の中からどれを選択すれば良いかだが、Plum Printは誰かの手助けなく、子ども一人で仕上げたものを選ぶことをすすめている。子どもの天才的な想像力を本にすることに意義があるからだ。
製本に不向きな作品も存在する。たとえば「パスタで作った美しいコラージュ」といったような作品は、ボックスに入れて郵送するうちに「パスタでできたなにやら丸い物体」に変わってしてしまう危険性がある。配送中に壊れてしまう危険性のあるものはボックスに入れる時に注意するか、できるだけつぶれる危険性の少ないものを選ぶ方が良さそうだ。
また、郵送時には作品を折らないように呼び掛けている。追ってしまうとシワができてしまい、デジタル画像にしたときに目立ったり作品を台無しにしてしまうことも多いからだ。そのままでは入らないようものは巻くと良いという。
絵の上下がどちらかが分かりづらい絵は鉛筆でどちらが上であるか裏書きしておくとよい。どういう順番にするかを指定したい場合も、同様に背面にマークしておくと良いそうだ。
共通の課題を仕事にすると喜ばれる
今後Plum Printは子どもの作品をあつかったオンライン・ギャラリーのようなプロジェクトも考えている。子どもたちが自分の自慢の作品をオンラインでも見ることができれば、作ったものを保管できるようになる。
また安定的な顧客の取り囲みを図るために米国中の学校と提携することも模索している。毎日学校に出入りする両親にPlum Printのことをまず知ってもらうことが顧客獲得への近道だからだ。授業の中で製本を前提とした作品作りをし、卒業時にデジタルや製本化する形で渡すなどの試みも面白いかも知れない。今後の展開が期待できそうな連携と言えるだろう。
なおラグランド氏は最近、彼女自身が子どものころに描いた絵などを製本してみたらしい。そして今はその本を彼女の娘が興味深く見ているという。
"ママも雪だるまとかサンタクロースとか描いてたんだね!"
Plum Printを起業しなかったら、ラグランド氏が自分の作品を本にすることもなかっただろう。僕も実家の物置から自分の作品を探してきて製本してみたくなった。まだ取り置いてくれてたら、の話だけど。



