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子どもの図画工作を製本してくれるECサイト「Plum Print」

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子どもが小学校に入学してから卒業するまでに家に持ち帰る図画工作の数は約800枚にものぼるそうだ。そう言われてみると僕も小学生のころ、終業式になって授業で描いた絵やら習字やらをまとめて持ち帰るはめになって苦労した記憶がある。

こうした「作品」はなかなか置き場に恵まれないもので、子どもを持つ親にとっては、どのように置き場を工夫するかの悩みの種でもあるようだ。意外とスペースを食うし、かといって簡単に捨てることもできないからだ。今回ご紹介する「plumprint」は、そうした問題を解決した上で作品を半永久的に残すことのできるサービスだ。

同サイトでは子どもの図画工作をデジタル加工して製本し、両親に届けるサービスを行っている。サービスの価格は45〜385ドル(約5400~4万6000円)。製本にするアートワークは子どもが作ったトイレットペーパーのお城からマカロニネックレスまで様々な種類の図画工作に対応。

サービスを注文すると自宅に宅配ボックスが届くので、それに図画工作を入れ送り返すと4~6週間で製本されたアートブックが届くというしくみだ。

同社は2012年3月創業。詳細は公開していないものの、2014年度の収益率は70%もあるという。設立以来製本した本の総計ははやくも約2000冊にのぼっている。

部屋が子どもの図画工作の山だらけに

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Plum Printの創業者はCarolyn Lanzetta(写真左。以下ランゼッタ)氏と、彼女のいとこであるMeg Ragland(写真右。以下ラグランド)氏の2人だ。

ランゼッタ氏はウォール街でトレーダーとして働く忙しいキャリアウーマン。彼女には幼稚園に通う長女がおり、彼女らの住む小さなアパートでは、娘の作った図画工作が部屋中に散乱していたという。困惑したランゼッタ氏はある日一計を案じ、部屋のスペースを確保するためにデジカメで撮影し、作品をデータとして残すことにした。

またこうして撮影したデジタルデータを一冊の本にまとめてはどうかと思いついたランゼッタ氏は、長女が幼稚園の初年度を終えてから何週間もの間、何時間もかけて娘の作品を写真におさめることに費やしたという。

たまった作品のデジタル画像をハードカバーのコーヒーテーブルブック(画集や写真集などの大型本)に綴じた本の出来は上々で、その仕上がりの良さに友人たちは驚いた。そして自分の子どもにも同じような本が欲しいと口々に述べたのだ。

長年自分のビジネスを持ちたいと思っていたランゼッタ氏は、かつてヘルス&フィットネス雑誌の編集者だったいとこのラグランド氏にその話をしてみた。すると、彼女も子ども作品の置き場所に悩んでいたことからアイディアに賛同。一緒に起業するチャンスだと盛り上がった。

このビジネスには商機があることを確信していたランゼッタ氏らは、2012年3月に「Plum Print」を創業すると、初年度に2000ドル(約24万円)の投資を受けただけの少ない資金で18万ドル(約2160万円)の売上をあげた。そして創設からわずか10ヶ月で利益を出すことに成功したという。

"みんなショックをうけていたわ。だけどこれが2人のママが単なる趣味で始めたものではないとわかってくれたみたいよ"
- ランゼッタ氏

本にしたい作品を郵送するところからスタート

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Plum Printで製本できる作品は絵画にとどまらず、トイレットペーパーのお城やマカロニネックレスなど、さまざまな種類の図画工作に対応している。またデジタル製本加工するのみか、それに加えてソフトカバーやハーカバーの本に製本するかを選択可能だ。

利用者はまずはどの作品を本に掲載するかを選び、先に39.99ドル(約4700円)の保証金を支払う。するとサイトよりボックスが送られてくるので、これに本にしたい作品を入れて返送するとよい。なお送った作品は後で返送してもらえる他、作品をリサイクルして欲しい場合はそのまま寄付することもできるという。これは「置き場がない」というニーズに対しての処置だろう。

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作品がPlum Printに届くとメールで連絡が入るので、その後はデジタル化のみを行うのか、製本するか、製本する場合はサイズをどうするかなど細かな点を決定していく。

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