記事

「集団的自衛権ってそもそも何なのよ?」 安全保障のエキスパートが素朴な疑問を解決します! 『日本人が知らない集団的自衛権』 (小川和久 著)

1/2

 安倍政権は憲法解釈を変更し、「集団的自衛権」を認める閣議決定をおこないました。総選挙後の国会では、これが最大の焦点となる見込みです。しかし、政府の説明は難解でわかりにくく、理解できる人は少ないでしょう。新聞やテレビの報道もしかり。

 そんな中、安全保障のエキスパートである小川和久さん(軍事アナリスト)が、中高生でもわかるQ&A方式のスタイルで、「集団的自衛権のそもそも論」を1冊の作品にまとめました。小川さんに素朴な疑問をぶつけてみましょう。

画像を見る
『日本人が知らない集団的自衛権』 (小川和久 著)

――なぜ「集団的自衛権」の作品を作ろうと考えたのですか?

 ひとつには、マスコミ報道に対する「怒り」です(笑)。

 じつは集団的自衛権に関する新聞報道は誤報だらけです。読者が勉強しようと思って一生懸命新聞を読んでも、むしろミスリードされてしまうような記事が多いのです。テレビの討論番組も、防衛の現場を知らない“識者”を集めて「賛成か反対か?」を問うばかりで、一般の視聴者どころか私がみてもさっぱりわからない。

 このままでは「そもそも集団的自衛権って何?」という根本のところが日本国民・有権者に正しく理解されないまま、私たちの国家の命運が左右されてしまうということになりかねません。これでは健全な民主主義ではありません。

 そこで、軍事や安全保障のことを何も知らない読者でも、集団的自衛権について初歩から正しく理解できる作品をつくりたいと考えたのです。

 本書の出発点はいたってシンプルです。

第1に、そもそも「国家の平和と安全をどう確保するのか」を考えること。

第2に、日本の防衛力の現状を直視すること。

 たった2つのポイントですが、これはどんな国であっても、国を守るうえで欠かせない視点です。しかし、今の日本の集団的自衛権をめぐる議論では、この視点が決定的に欠けたまま進んでしまっているのです。

――軍事や安全保障というと、難解なイメージがあります。工夫したことはどんなことですか?

 一般読者が疑問に感じやすいポイントを絞って、Q&A方式にしたことです。

「なぜいま集団的自衛権なのですか?」「そもそも集団的自衛権とはなんですか?」といった素朴な疑問を40項目集めました。

 それに対する回答は、「高校生や意欲的な中学生が読んでもわかる」レベルとし、平易な文章で解説してあります。

 たとえばこんな図表も豊富に入れて、「見てすぐわかる」イメージも大切にしました。

画像を見る
集団的自衛権のイメージ

あわせて読みたい

「集団的自衛権」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    イチロー会見で雑なマスコミ露呈

    山本直人

  2. 2

    自民入党の鷲尾氏「限界感じた」

    鷲尾英一郎

  3. 3

    消費税増税分の84%は使途不明か

    田中龍作

  4. 4

    利益は上げず会社を憎む日本人

    橘玲

  5. 5

    日本を盗っ人と呼ぶ韓国は卑劣

    PRESIDENT Online

  6. 6

    やる気ないオジサン会社員の胸中

    城繁幸

  7. 7

    高須院長 大阪W選の自共に苦言

    NEWSポストセブン

  8. 8

    Googleマップ ゼンリンと決裂か

    NewsInsight

  9. 9

    イチロー引退試合は茶番ではない

    森山たつを / もりぞお

  10. 10

    文大統領が外交儀礼で大ミス連発

    和田政宗

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。