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2015年イスラエルの直面する戦略的挑戦

y net news はamos yadin(確かかってのIDF情報部長だと思う)名の、表記の記事を載せているところ、イスラエルの直面する挑戦ではあるものの、中東の直面する挑戦をある意味で手際よく分析しているように思われるので、記事の要点のみ次の通り。

イランについては、核開発に関する交渉は手詰まりで、今後下手な妥協がされたり、制裁体制が崩壊したり、イランが重大な進展に成功する可能性はあるが、2014年は変化なしで終わった。
パレスチナ問題では米国の和平努力は失敗し、イスラエルとパレスチナは引き分け状態のstatus quoにある。
ハマスとの関係は軍事的にも政治的にも大きな変化はなく、引き分けであったが、インティファーダも起きなかった。
シリアでも、アサドと反政府は引き分け状態にある。アサドはロシアとイランとヒズボッラーに助けられ、ダマス周辺とアラウィ派地域を支配し、クルドが北部地域を支配し、残りのスンニ派地域は多くの反政府派が支配している。
イスラエルの立場からすれば、ゴラン高原がイスラエルに対する戦線にならずに、ISを主とする聖戦主義者からの戦略的脅威はない。
一時中東全体をその津波で飲みこむと危惧された、ISの勢いは止められた。ISはバグダッドの入り口で止まり、イラクのシーア派地域、クルド地域を占領できず、ヨルダンに広がらなかった。
米連合空軍はISを壊滅はさせなかったが、その伸長を抑え、その意味で、この面でも戦略的な引き分けにある。

2015年の挑戦は?
最も深刻なものはイランの核開発で、6月の期限まで国際社会との交渉が続く。
シリアとISに関連しては、トルコの去就が重大になるが、トルコが軍事的に介入する条件は、アサド政権の転覆とクルド国家の阻止であるが、オバマ政権はこれを拒否している。
レバノンではイランのからの支援でヒズボッラーがより大胆になる可能性がある。
パレスチナでは、イスラエルはハマスとの対決では引き分けではなく、明確な勝利を目指すべきである。
パレスチナ全体に関しては、国連での動きが示すように、欧州諸国との間で外交的駆け引きが続くであろう。

又米国との関係でも、オバマは最後の年に入り、これまでのように議会の意向に配慮しなくなる可能性8イスラエルに対してより批判的になる)可能性がある。
2014年はイスラエルにとって、基本的にstatus quoの持続した、引き分けとでも評すべき年であった。
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4610348,00.html

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