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- 2014年12月30日 15:16
非正規社員の増加
非正規の社員が、48万人増え、初めて2千万人を超えたと、先日、総務省が労働力調査の結果として公表しました。
アベノミクスで、有効求人倍率が増加している、と安部政権はいっていますが、増えているのは、正社員に比べて賃金が低く、不安定な非正規が増えているので、正社員は減っている、という事実に、きちんと対応する必要があります。
非正規が2千万人を超えたのは、さかのぼれる1984年以降、初めてということです。女性の半数以上、57%が非正規です。
特に、25~34歳が、前年に比べて9万人増え、35~44歳が10万人、45~54歳が11万人増えている、ということで、子育てが一段落した女性が仕事をする時に、非正規しかないということでしょう。
また、65歳以上の高齢者の非正規社員も増えている、ということ。ここでは、触れられていませんが、いつも述べているように、若い人の4割近くが非正規、ということも大きな問題で、賃金が低く、結婚ができない、子どもも持てない、将来は低年金か無年金の人たちを大量に生み出していることになります。
いくら賃金を上げるようにと、企業の法人税を下げるなどの優遇策をとっても、まわっていくのは大企業の正社員だけということに、しっかり手を打たないと、アベノミクスの限界がみえます。
根本的には、正規と非正規で、処遇や身分に差があることをなくすために、同じ価値の労働には同じ賃金という、ヨーロッパのような、同一労働同一賃金を実現することだと考えています。働き方、労働の問題は、来年の大きな課題です。
アベノミクスで、有効求人倍率が増加している、と安部政権はいっていますが、増えているのは、正社員に比べて賃金が低く、不安定な非正規が増えているので、正社員は減っている、という事実に、きちんと対応する必要があります。
非正規が2千万人を超えたのは、さかのぼれる1984年以降、初めてということです。女性の半数以上、57%が非正規です。
特に、25~34歳が、前年に比べて9万人増え、35~44歳が10万人、45~54歳が11万人増えている、ということで、子育てが一段落した女性が仕事をする時に、非正規しかないということでしょう。
また、65歳以上の高齢者の非正規社員も増えている、ということ。ここでは、触れられていませんが、いつも述べているように、若い人の4割近くが非正規、ということも大きな問題で、賃金が低く、結婚ができない、子どもも持てない、将来は低年金か無年金の人たちを大量に生み出していることになります。
いくら賃金を上げるようにと、企業の法人税を下げるなどの優遇策をとっても、まわっていくのは大企業の正社員だけということに、しっかり手を打たないと、アベノミクスの限界がみえます。
根本的には、正規と非正規で、処遇や身分に差があることをなくすために、同じ価値の労働には同じ賃金という、ヨーロッパのような、同一労働同一賃金を実現することだと考えています。働き方、労働の問題は、来年の大きな課題です。