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福島第一原発、欺瞞の廃炉目標 ── 燃料デブリはどこへ行く?

 政府は30年から40年後に廃炉(法律用語では「廃止措置」)にすることを目標に、復興政策を進めている。しかしこの目標が達成できる可能性は、残念ながら非常に低いというしかないのが現実だ。

 政府と東電が公表しているロードマップは、廃止措置までの工程を以下のように想定している。

中長期ロードマップの工程
・第1期
ステップ2(※)完了〜使用済み燃料プール内の燃料取り出し開始まで
目標時期:ステップ2完了から2年以内
・第2期
第1期終了〜燃料デブリ取り出し開始まで
目標時期:ステップ2完了から10年以内
・第3期
第2期終了〜廃止措置終了まで
目標時期:ステップ2完了から30〜40年後

※「ステップ2」は、2011年4月に示された「事故の収束に向けた道筋」で示された目標で、2011年12月16日に野田政権が完了を確認。同年12月24日に閣議決定された「『日本再生の基本戦略』について」の中で、ステップ2完了を明記するとともに、「道筋」を継承する「廃止措置に向けた中長期ロードマップ」に沿って作業を進め、「廃止措置に向けた取組」を進めると記載している。

 ロードマップが最終目標にしている「廃止措置」は、燃料デブリを取り出して更地にすることを意味している。それにもかかわらず政府は、取り出した燃料デブリをどこに持っていくのかの議論を棚上げにしてしまっている。

 燃料デブリは、核燃料だけでなく、核燃料を収めている原子炉圧力容器や格納容器、それらに付随する補機類や配管などの構造物が、メルトダウンによっていちど溶けたあと、一緒になって冷やされて塊になった物体だ。現在、取り出しを進めている使用済み核燃料に比べても、はるかに危険性の高い「高レベル放射性廃棄物」である。

 スリーマイル島原発2号機の事故では、134トンの燃料デブリが発生したという。(http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=02-07-04-09)。福島第一原発は、圧力容器内で溶融燃料がとどまったスリーマイル島原発とは違い格納容器にまで溶け落ちているので、デブリの量は圧倒的に多い。しかも3基分だ。また今のところ、その量も、場所も、状態も、まったくわかっていない。

※この記事は、Yahoo!ニュースからの転載です。続きはYahoo!ニュースの「福島第一原発、欺瞞の廃炉目標 ── 燃料デブリはどこへ行く?」をご覧ください。

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