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「党首罷免」と「政権離脱」受けての選択

 先刻の全国幹事長会議では、大分、富山、新潟の3県が「慎重な対応」を求めたものの、他の都道府県は「連立政権離脱やむなし」という意見が相次いだ。最後に開催された「常任幹事会」で「政権離脱」が決まり報告、発表された。私自身は、参議院選挙比例区の全国行脚で今日は仙台、東京といくつも予定が入っていて、その場には参加していないが、この数日間多くの人々から意見を頂いたことに感謝したい。

「党首罷免」という措置を受けて、「連立継続」という選択肢はない。

もし、連立を継続するとしたら鳩山内閣が閣議決定した「辺野古現行計画」を承認・黙認することになり、政治的に魂を抜かれた存在となる。だか、私のもとに頂いた多くの意見は「連立政権内に止まって、辺野古基地建設も阻止してほしい。民主党政権が自民党化していくのを止めてほしい」という声が多数だった。

 共同通信の調査で政党支持率が4・5%(比例代表での投票先5・4%)と急上昇したが、これは「福島党首罷免」の劇場効果があってのことだ。この先は、「茨の道」だと覚悟して進もうと考えている。私は、昨年の東京8区の選挙を野党統一候補として民主党の全面的な応援を得て戦った。「社民党の主張」だけではなく、「政権交代」の大きなうねりを感じて思い切り戦った。敗北して浪人、そして参議院全国比例区に挑むという立場でも「連立政権」にも責任を負っている。昨年来、「なぜ民主党じゃないんですか」と何度となく聞かれた。政治家は「理念」と「政策」で政党に結集する。社民党の主張は、私の主張でもあり、政策でもあるが、民主党とは共通のものもあるが、いくつかの点で相違点があった。

 社民党が連立政権から離脱した場合、これまで「封印」されてきた「憲法改正」「憲法上の集団的自衛権の解釈変更」などが参議院選挙後に間違いなく政治テーマに浮上してくる。なぜなら、ブッシュ政権時代からアメリカが日本に、「米軍と自衛隊の一体化」を強く求めてきたからである。「みんなの党」「たちあがれ、日本」などの新党もすべて、この流れを加速する側にいる。政権交代して社民党が政権にいることで、止めてきたことが動き出すということを予想しておかなければならない。

 もうひとつ、清く正しく潔く「正論」を吐いていればいいとは思わない。政治は現実的な影響力を行使して、ひとつでも課題を解決していく営為である。社民党の議席が少数にとどまっているのは、小選挙区制度の影響は色濃いが、もうひとつ「社会の次の姿」を提示するビジョンが有権者に伝えきれていないことにもある。政治・政党は「消費者が悪い」「分かってもらえない」と言ったとたんに敗北なのだ。参議院選挙まであとわずか、全国行脚で「新しい言葉」を積み上げてもっと力を、智恵を、政治力を行使出来るように頑張りたい。

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