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平成27年の予測① 来年の通常国会はどうなる?

 金融関係等の一部を除いて、本日が仕事納めという人が多いのではないだろうか。(霞が関の役人の一部は、税制改正大綱の決定まで付き合わなければいけないので、30日が御用納めのようだが。)衆議院選挙を受けて、首班氏名等のために24日から3日間の日程で開催された特別国会も今日、26日で閉会。選挙後の本格的な国会論戦は、来年1月26日に開会とされている通常国会で、ということになる。

 さて、その通常国会、どうなっていくのだろうか?現時点での動向に基づき、私の経験と直感により勝手に予想してみよう。

 まず、今度の通常国会は一昨年に私が経験した時と同様、総理の所信表明演説から始まる。これは特別国会が年末に開催され、所信表明演説が行われなかったことによる。ここでどんな代表質問を野党側はぶつけるのか。民主党にとっては新代表による初めての代表質問となる。質問するのは細野氏か岡田氏か。どちらにしても、これまでの民主党代表による質問とは異なる、ある種フレッシュな内容が盛り込まれることになるだろう。

 維新の党の江田代表はいわゆる「身を切る改革」に関する質問を投げてくるだろう。共産党は質問時間もこれまでよりも長くなるはず。これもある意味見物だろう。

 引き続いて平成26年度の補正予算が審議される。その規模は3.5兆円とも言われている。これは2月中には両院における審議が終了し、可決されるだろう。なんといっても「経済対策」の色合いが濃いのであるから、与野党間で大きくもめることはないだろう。それでも共産党が断固として反対に回ることは容易に推測できるが、衆院選で躍進して20議席以上を占めているといっても予算の修正動議の提出には提案者に加えて50人以上の賛同議員が必要であるから、単なる反対の意思表示で終わるだろう。

 そして2月末か3月の頭、いわゆる政府4演説と言われる、総理の施政方針演説、財務大臣の財政演説、外務大臣の外交演説、そして経済財政担当大臣による経済演説が行われる。これらに対する代表質問も行われるわけだが、野党は成長戦略や経済政策以上に、外交・安全保障関係の質問重きを置いてくるものと考えられる。

 その後、来年度予算の審議に入る。当然のことながら、来年度予算は年度内に可決成立することを政府・与党は目指すわけであるが、さて、1か月弱という期間で両院での審議が終了するかと言えば、正直なところ難しいだろう。与党側は絶対安定多数を背景に乱暴な審議日程を組んでくることも考えられるが、目の前の4月に統一地方選挙を控え、その可能性は低いのではないか。もっとも、一昨年のように衆参両院でねじれが生じているわけではないので、野党側が納得する十分な審議時間を確保し、年度をまたいでも着実に可決成立することは間違いない。野党には単なる批判だけではなく、有権者に分かりやすい予算の組替え動議を是非出して欲しいところだ。

 そしてこれ以降、予算関連法案、非予算関連法案の順番で法案審議が各委員会で進められることなるが、霞が関はしまっていた法案を、ここぞとばかりに出して来る可能性が高い。提出予定法案は通常国会開会前には大方公表されるが、我々の生活を左右する法案がシレッと含まれている可能性が十分あるので、国民としては要注意であるが、野党には是非それを分析して指摘し、国民に分かりやすく示して欲しいものである。

 以上、勝手に予測してみたが、次回は来年の政局について自由気ままに予想してみたい。

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