記事
- 2014年12月26日 05:00
着物を売らない呉服屋!?シティバンク出身の「銀座いせよし」美人女将の仕事術 ‐ 榊 裕葵
1/2
画像を見る
皆様は銀座にある「いせよし」という呉服屋をご存知だろうか。
生家も銀座の呉服屋であったが、千谷さん自身、当初は呉服の世界に入るつもりは全くなかったそうで、大学卒業後はシティバンクへ就職した。そして、なんと弱冠31歳で同行の銀座支店長まで務めたという、輝くようなキャリアウーマンだったのだ。
そんな千谷さんが、銀座支店長時代に出会った銀座の人々のライフスタイルや考え方に感銘を受け、和服の世界へ転身し、生家で経験を積んだ後、2009年に満を持して「いせよし」を立ち上げたのである。
それから約5年が経過した。「いせよしファン」というブログの記事をみてもらえば分かるのだが、現在では、文化人やアナウンサー、ビジネスエグゼクティブまで、男性女性を含め、様々な方が顧客に名を連ねている。
いせよしファン: http://www.iseyoshi.info/blog/iseyoshi_fan/index.html
明治11年に創業し、100年以上の歴史を持つ生家の呉服屋で修行をし、シティバンクでビジネスの第一線も経験した千谷さんだからできる、「伝統とモダン」を高い次元で両立させた和装が人気を博しているのは確かだ。だが、人気の秘密はそれだけでは説明できない。
人々を惹きつける「いせよし」の魅力は何なのか。私自身も顧客の1人であるので、私なりに「いせよし」の魅力の源泉を探ってみることにした。
今回の記事は、どんな商売にも通ずることだと思うので、是非とも多くの方に読んでいただければ幸いである。
そうして、私は「いせよし」の魅力を突き詰めていった結果、「着物を売らない呉服屋」という一言に集約されるのではないかという考えに至った。
どういうことかなのと言うと、この「売らない」には具体的に次の3つの意味がある。
「いせよし」では、着物を売ったらおしまい、ということではなく、むしろ、着物を売った瞬間から、本当の意味でのお客様との付き合いが始まる。
お買い上げいただいた着物を着てもらい、あるいは、着物をきっかけに和文化に興味を持ってもらい、それを通じてお客様の人生を豊かにするお手伝いをさせて頂くことこそを、商売の真の目的にしていらっしゃるのである。
たとえば、「いせよし」の店舗はサロンのように開放的になっていて、ここで定期的に「銀座で小さな和講座」というイベントを行っている。これまでも、着物そのものに関する講座はもちろんのこと、伝統芸能、浮世絵、書道など、実に多様な講座を開催してきた。
また、夏には浴衣パーティー、冬にも着物での忘年会が「いせよし」主催で開催され、顧客同士、着物を楽しみながら交流できる毎年恒例のイベントとなっている。
今月も、まさに12月だったので、銀座中央通りに面する資生堂パーラーの会場を貸し切って、和の忘年会が開催された。私も参加させていただいたのだが、色とりどりの着物を着た女性を主役に、銀座を代表する老舗の旦那衆や、和文化に精通した文化人の方なども参加されていて華やかな忘年会であった。ゲストの皆様は、着物ライフを本当に楽しんでいらっしゃるようであった。
皆様は銀座にある「いせよし」という呉服屋をご存知だろうか。
■「いせよし」の女将は外資系キャリアウーマン!?
このお店を切り盛りするのは、女将の千谷美恵さんだ。生家も銀座の呉服屋であったが、千谷さん自身、当初は呉服の世界に入るつもりは全くなかったそうで、大学卒業後はシティバンクへ就職した。そして、なんと弱冠31歳で同行の銀座支店長まで務めたという、輝くようなキャリアウーマンだったのだ。
そんな千谷さんが、銀座支店長時代に出会った銀座の人々のライフスタイルや考え方に感銘を受け、和服の世界へ転身し、生家で経験を積んだ後、2009年に満を持して「いせよし」を立ち上げたのである。
それから約5年が経過した。「いせよしファン」というブログの記事をみてもらえば分かるのだが、現在では、文化人やアナウンサー、ビジネスエグゼクティブまで、男性女性を含め、様々な方が顧客に名を連ねている。
いせよしファン: http://www.iseyoshi.info/blog/iseyoshi_fan/index.html
■「いせよし」は「着物を売らない呉服屋」だから人気がある?
では、なぜ、多くの方々が「いせよし」を愛し、この店で着物を仕立てるのだろうか。明治11年に創業し、100年以上の歴史を持つ生家の呉服屋で修行をし、シティバンクでビジネスの第一線も経験した千谷さんだからできる、「伝統とモダン」を高い次元で両立させた和装が人気を博しているのは確かだ。だが、人気の秘密はそれだけでは説明できない。
人々を惹きつける「いせよし」の魅力は何なのか。私自身も顧客の1人であるので、私なりに「いせよし」の魅力の源泉を探ってみることにした。
今回の記事は、どんな商売にも通ずることだと思うので、是非とも多くの方に読んでいただければ幸いである。
そうして、私は「いせよし」の魅力を突き詰めていった結果、「着物を売らない呉服屋」という一言に集約されるのではないかという考えに至った。
どういうことかなのと言うと、この「売らない」には具体的に次の3つの意味がある。
■着物を売ることがゴールではない
1つ目の「売らない」は、着物を売ること自体を商売の目的にはしていないという意味だ。「いせよし」では、着物を売ったらおしまい、ということではなく、むしろ、着物を売った瞬間から、本当の意味でのお客様との付き合いが始まる。
お買い上げいただいた着物を着てもらい、あるいは、着物をきっかけに和文化に興味を持ってもらい、それを通じてお客様の人生を豊かにするお手伝いをさせて頂くことこそを、商売の真の目的にしていらっしゃるのである。
たとえば、「いせよし」の店舗はサロンのように開放的になっていて、ここで定期的に「銀座で小さな和講座」というイベントを行っている。これまでも、着物そのものに関する講座はもちろんのこと、伝統芸能、浮世絵、書道など、実に多様な講座を開催してきた。
また、夏には浴衣パーティー、冬にも着物での忘年会が「いせよし」主催で開催され、顧客同士、着物を楽しみながら交流できる毎年恒例のイベントとなっている。
今月も、まさに12月だったので、銀座中央通りに面する資生堂パーラーの会場を貸し切って、和の忘年会が開催された。私も参加させていただいたのだが、色とりどりの着物を着た女性を主役に、銀座を代表する老舗の旦那衆や、和文化に精通した文化人の方なども参加されていて華やかな忘年会であった。ゲストの皆様は、着物ライフを本当に楽しんでいらっしゃるようであった。
- シェアーズカフェ・オンライン
- 専門家が情報発信をするマネー・ビジネス系のウェブメディア



