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ダウ平均が1万8000ドル突破した日、アノ人が1999年の再来を予言

ダウ平均が米7−9月期国内総生産(GDP)確報値に押し上げられクリスマス・イブ前日にダウ平均は史上初、18000ドルの大台を超えて取引を終えました。

誰もが2015年のブル相場継続を信じて疑わないなかで、この方がちょっと怪しい気炎を吐いております。

その人こそ、運用資産200億ドル(約2兆4000億円)を誇るアパルーサ・マネジメントのデビッド・テッパー最高経営責任者(CEO)。S&P500が30%近い上昇劇を演じた2013年に基幹ファンド ”パロミノ・ファンド” で42%という驚異的なリターンを飾った人物であり、年俸は当時35億ドル(約4200億円)を記録。ヘッジファンド業界で最高の栄誉に浴しました。

28年連れ添った妻との離婚も話題に。
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(出所:Bloomberg)

今年は他のヘッジファンドと同じく苦戦を強いられたテッパー氏、経済金融専門局のCNBC宛てにeメールを送付し「2015年は1999年相場の再来となる」と予言したのです。2014年は1998年と同じくして米景気が順風満帆に拡大する陰でロシアは危機的状況に陥り、欧州は一段の緩和策を検討中。2015年に向け、1999年相場のデジャビュを迎えるお膳立てが整った主張しています。

1999年といえば、S&P500が19%上昇した年ですから強気イケイケどんどんでOKと判断してしまいますよね。違います。2000年で頭打ちし、2002年まで底打ちを待たねばならなかった下落相場の再来に注意を促しているのです。テッパー氏いわく「足元のバリューエションは適正水準ながら、2015年は割高となる見通し」。足元で2015年予想の株価収益率(P/E)が16倍である一方で「1999年は30倍へ上昇した」とも指摘し、目先の過熱感に警鐘を鳴らします。

5月半ばにも株価頭打ちを示唆した失敗を踏まえ、「株価が2015年にピークを迎えるとは言ってない」とヘッジを掛けることも忘れず。とはいえ、わざわざeメールで警告を発しているだけに強気に傾いているはずはありません。

同氏の他にも、2015年に株価失速を予想する方がいらっしゃいました。強気派の代表格、ペンシルベニア大学教授のジェレミー・シーゲル氏です。年の暮れに金融市場の重鎮と強者から、慎重スタンスを呼びかけるクリスマス・メッセージを受け取るなんて、誰も想像しなかったのではないでしょうか。

(カバー写真:TepperCMU/Flickr)

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