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フランスの少子化対策に関する長谷川豊さんブログを読んでみる

「お友だち」でもある長谷川豊さんのブログには特徴がある。

まず、表題。
例えば
「保育環境を整えれば子供を産む、という大ウソ」(12月12日)
「フランスの少子化対策を、僕は成功とは言わない」(12月14日)
「選挙?行かなくてもいいんです」(12月20日)・・といった具合だ。

ちまたで言われていることとは「真逆」のことばかりだ。
確かにドキッとして、ポチッとしてしまう。アイキャッチ効果はあると言えよう。
内容についてはどうであろうか。

ためしに「フランスの少子化対策を、僕は成功とは言わない」(12月14日)を読んでみよう。

・・おいお〜い!

少なくとも我が国やフランスの少子化に対する基本的認識について不足や誤解が多過ぎる。
パックス制度についての現況の部分では頭を抱えてしまった・・。

<以下引用>
もともと、フランスでは先述のように、「家族を愛する」「子供を大切にする」という価値観ではなく、
単純に「節税対策」「年金対策」で子供を産みまくって、親に愛されてこなかった子供たちがまた子供を「節税対策で産んで」が繰り返されていたために…通常カップルがこのパックス制度を使いまくってしまったのです。

現在の、フランスの「婚外子」、つまり、結婚してない男女の間に生まれた子供の割合って知ってます?何%くらいだと思いますか?

日本では、当然、ほとんどの子供は結婚している両親から生まれます(婚外子率はわずか2%ほどですかね)。そうでない子供たちもいますが、基本は結婚してから生まれるもんです。それによる弊害はあるにはあるけれど…。

フランスでは、結婚しないまま子供だけ産んだ…要は

・取りあえず節税対策で産んだ
・取りあえず、年金が欲しいから産んだ
・取りあえず、目の前の相手と盛り上がって避妊しなかったから産んだ

という子供たちの割合は1980年に11%ほどだったのが2008年に…52.6%まで急増したのです!

表向きは「自由な結婚形態の推進!」「ゲイカップルに光を!」「女性に多様な価値観を♪」なんていいことばかり言われて始まったパックスは、逆の側面から見ると

子供よりも自分!
家庭なんかよりも自分!
我慢なんてしません、自由でいいんです!

<以上引用終わり>

少子化はフランスの人口学者エマニエル・トッドが指摘するように、女性の識字率の向上と、家族(婚姻)類型で説明が出来る。
地域文化が発展し、識字率が上がる過程で必然的なものと言える。
女性の教育水準が上がり、社会的に自立することで、産む子どもの数も自らの意思でコントロールするようになるからだ。
加えて、日本をはじめとするアジア諸国のように直系型家族制度が基礎にある場合少子化の傾向がより強くなる*。
ではどうしたらよいのか。
残念ながら長谷川さんが主張するような「専業主夫」や「専業主婦」を増やす、ではない。

子どもが生まれやすい国の共通点は①女性の地位が高く②仕事と子育てを両立できる環境が整っていること、そして③教育費の低さである。
*伝統的に直系型家族制度であった国の場合①部分に大きなハードルがある。
②で言えば実際、この10年を見ても、兵庫県議会議員で少子化対策委員をやっていた時にも、衆議院議員の時にも当局からなんども資料が提出されたが、専業主婦・主夫家庭内での子どもの数より、共稼ぎの家庭の方がより多いとのものだった。が、「母親の職業の有る無し」というところで軸を持たしてしまうと、肝心なところが見えなくなってしまう。両立支援というのは主たる働き手も含めて行わなければならない。

いずれにせよ、婚姻せずもパックスという制度を選択し子どもを産んだフランス国民に対し

・取りあえず節税対策で産んだ
・取りあえず、年金が欲しいから産んだ
・取りあえず、目の前の相手と盛り上がって避妊しなかったから産んだ

ってのはないよね。

フランス大使館から抗議が来ないことをお祈りします。

*「表題」以外の長谷川さんのブログの特徴分析はまた別途(笑)

http://blogos.com/article/101245/

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