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チュニジア大統領の選出

チュニジア中央選管は大統領決選投票の結果について、シブシーが55・68%(1,731、529票)、マルズーキが44・32%(1,378、513票)で、シブシーが選ばれたと発表しました。

この結果について、マルズーキ候補がシブシ―に祝意を表明し、シブシーはチュニジア全国民の大統領になると宣言した由。

シブシ―の当選については、シブシー陣営が選管の発表前に勝利宣言したこともあり、マルズーキの地盤である南部、特にタトウィーン県で、抗議のデモがあり、チュニジアの声(シブシーの政党)の事務所が焼き討ちされたり、警官隊との衝突があった由なるも、特に死傷者や逮捕者が出たとの報道はない(いずれにせよ、マルズーキが敗北を認めたことで、若干先の話は別として、当面事態は収まるものと思われる)

なお、投票当日投票所1カ所が襲われると言う事件はあったものの、おおむね平静な選挙で、しかも極めて透明性も高く客観的に公平な選挙で、新大統領が選ばれたことに対して、各国から歓迎の意が評されている由。

http://www.alarabiya.net/ar/north-africa/tunisia/2014/12/21/غياب-الشباب-عن-الانتخابات-التونسية-.html

http://www.alquds.co.uk/?p=269095

http://www.aljazeera.net/news/reportsandinterviews/2014/12/22/فوز-السبسي-بالرئاسة-قسّم-التونسيين

取り敢えずの報道は以上ですが、結果的に世俗派でしかもブルギバ初代大統領の系統のシブシ―のチュニジアの声が、大統領と議会を独占したことで、今後その他の政治勢力をいかに取り込んでいくのか、又革命後大きな勢力を誇ったナハダが如何なる動きをしていくのか、又未だ隠然たる影響を有していると思われるイスラム過激派がどのような動きをするか、注目される所です。

それにしても1青年の抗議自殺で始まったチュニジア革命が、ブルギバ時代というある意味では化石時代に活躍した、おん年88歳のご老人を大統領に選出することになるとは、世の中不思議なものです。

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