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「WIRED」共同創刊者が語る、メディアが成功するためにしなければいけないこと

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「WIRED」共同創刊者 John Battelle(ジョン・バッテル)さんのブログの記事「WHAT MEDIA MUST DO TO SUCCEED」(メディアが成功するためにしなければいけないこと)がおもしろかったので紹介します。上の写真はジョンさんではなく、この話に出てくる同じくWIRED共同創刊者Louis Rossetto(ルイス・ロゼット)さんの若かりし頃のものです。

話は22年前、WIREDが始まったばかりの頃のある出来事から始まります。

ジョンさんが急用があってルイスさんのオフィスを訪れたとき、ルイスさんはWall Street Journalを熱心に読んでいました。デスクにはさらにNew York TimesやThe New Yorkerが。それはルイスさんの日課であり、その様子から彼は少なくともあと1時間は、それらの新聞や雑誌を読むのだろうとジョンさんは思ったそう。

「デジタル革命を扱う世界一クールな雑誌の編集者として、”オールドメディア”を読むのに毎日数時間も費やすなんてバカげている」。そう思ったジョンさんが、「よく毎日そんな新聞や雑誌に時間を使う余裕があるね」とルイスさんに言うと、彼は「よく君は読まない余裕があるね」と答えたといいます。

ジョンさんはその言葉の意味を、後に自分がメディアスタートアップのCEOになってからわかったのだそう。つまりルイスさんはWIREDのCEOとして、自らのメディアにとって最も重要な人たち(おそらくテック界の大物や他のメディアのトップのことでしょう)が読んでいることを理解しなければいけなかったのです。なぜなら彼らがWIREDの能力(資金を得られるか、成功するか失敗するか)を決め得るからです。

ジョンさんはこのことから、メディアが成功するためには、「そのマーケットで最も影響力のある人が読むものにならなくてはいけない」と言います。

私にとって、メディアの耐久性を決める真のテストは人を集める力があるかどうか、そのコミュニティで最も重要な人々を呼びこむことができるかどうかだと思っています。もしそれができれば、PV数やどれだけの人にリーチしたかなどとは関係なく、成功するチャンスがあるでしょう。もちろんこれができたら必ず成功するというわけではなく、人を呼びこむことができたとしてもどうお金をつくるかはよく考えなければいけません。でもまずは、「それは読まなくてはいけないものなのか?」(Is it a must read?)というシンプルな問いからすべてが始まります。他のことはその後です。

Is it a must read?――ブランドと言ってしまえばそれまでですが、メディアがどう生き残れるのかというマネタイズの”手法”が語られることが多いなか、やはりメディアにとって1番大切なのは中身の質であり哲学なのだなとあらためて思った記事でした。

(via John Battelle’s searchblog

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