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  • 2014年12月18日 00:45

ロシアの経済危機と中国

中国には本当の意味で報道機関と呼べるものが存在しないことは周知の事実で、結果、中国の報道機関の記事などという意識を持つ方は結構多いかと思います。

 しかし、中国も経済発展が進むにつれ、生活水準はかなり高くなっており、インターネットもかなりの質を保つようになってきており、結果、以前紹介したように(総選挙の結果に対する中国の反応、いろいろ興味深い特集なども組まれるようになっています。

 それに、中国の教育は間違いなく、つめこみ式で、いろいろ欠点があることは確かですが、外国の書物なども積極的に翻訳されており、ある意味日本以上に教育熱心ですので、いろいろ興味深い意見を述べる人も大勢います。


1 記事の紹介


 前置きばかりが長くなってしまいましたが、環球時報の社説「中国不希望俄罗斯倒下,这谁都知道」がいろいろ興味深く、頭の良い人はいるものだなと読んでいて感心してしまったという話です。

 書かれている内容は、原油価格の値下がりを受けて、ロシアが経済危機に直面していることを受けての記事です。

 ソ連が解体したときも、石油価格が低下しており、当時との比較なども行っております。そして当時と異なっているのは現在はウクライナ問題に関連して制裁を受けていることや、米ソ対立時代と比較して、国力が小さいことなども指摘されています。

 ただ、その一方で、国家はそれなりにまとまっており、プーチンの威信も高く、欧米に対するあこがれもなくなっていという利点を挙げています。

 そして、4000億ドルの外貨を持っているおり、かつての様に簡単には日用品が不足するような事態にはならないとしています。

 そのうえで、中国はロシアに対してどのようにすべきかという提示を行っており、欧米とは異なるロシアというカードは大事で、ロシア・中国それは同じとしています。

 ただ、その一方で、ロシアは単に危機に陥ったから、中国に接近しているだけなのか見抜くことが必要だともしています。

 何にしろ、中国は既に経済大国となっており、ロシアを助けるだけの能力を保持しており、ロシアの崩壊は望んでいないが、ロシアの意向を確認するなど、出方を見ることが必要だという感じでまとめています。


2 利と信


 敵の敵は味方で、中国にとってもロシアにとっても、欧米に対する対抗という意味ではどちらも大事な国であることは良くわかります。

 ただ、その一方でどちらも利に目ざとく、今一信用できないと思っている面が強いような気がしてなりません。

 私は基本的に外交で最も大事なのは利であり、駆け引きであるということを主張しておりますが(韓国に対し露骨に不信感を示す中国等)、その一方で信なくしてはとも思っております。

 商売が典型で、当然商売をする目的は利であり、如何に設けるかという話です。ただし、利だけを追いかけている人をどこまで信用するかという話もあります。

 結果、利のための自分を裏切るのではないかという話にもなりかねず、利だけを追求する人を信頼する気にはならないのではないでしょうか。


3 最後に


 中国とロシアとの関係といった場合、私の印象として、欧米に敵対するという「利」の側面があまりに強すぎ(アメリカを原因とした中国とロシアの「蜜月」、それ以外の「信」の部分があまり育っていないような気がします。

 結果お互いに、なくてはならないと思っていながら、今一互いに相手をうさんくさいと思っている。私はなんとなくそんな気がしてなりません。

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