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The Economist の Big Mac index に見る為替の不均衡

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今週号の The EconomistThe Big Mac index: An indigestible problem と題する記事で為替が取り上げられています。なお、副題の副題は Why China needs more expensive burgers だったりします。グラフは上の通りなんですが、記事を The Economist のサイトから最初の2パラだけ引用すると以下の通りです。

The Big Mac indexAn indigestible problemWhy China needs more expensive burgersA WEAK currency, despite its appeal to exporters and politicians, is no free lunch. But it can provide a cheap one. In China, for example, a McDonald's Big Mac costs just 14.5 yuan on average in Beijing and Shenzhen, the equivalent of $2.18 at market exchange rates. In America, in contrast, the same burger averages $3.71.That makes China's yuan one of the most undervalued currencies in the Big Mac index, our gratifyingly simple guide to currency misalignments, updated this week (see chart). The index is based on the idea of purchasing-power parity, which says that a currency's price should reflect the amount of goods and services it can buy. Since 14.5 yuan can buy as much burger as $3.71, a yuan should be worth $0.26 on the foreign-exchange market. In fact, it costs just $0.15, suggesting that it is undervalued by about 40%.

ということで、今夜のエントリーではこの The Economist の記事を紹介したいと思います。

輸出業者や政治家に受けはいいものの、弱い為替もフリー・ランチではあり得ず、例えば、ということで、中国では人民元が安いためにビッグマックが非常に高額になっている、と記事では論じています。グラフに見る通り、ビッグマックに基づく購買力平価では人民元が40%も過小評価されていることになります。もちろん、その逆の国のひとつがブラジルであり、ビッグマックはお安く買える一方で、マンテガ財務大臣はブラジルがいわゆる "currency war" の潜在的な被害者であると発言している旨、記事は指摘しています。一応、我が日本もこの指標に従えば為替が過大評価されている国のひとつですが、先進国で唯一の為替介入を実施したにしては、その過大評価の幅はわずか5%に過ぎないと揶揄されています。国際社会で日本の為替介入の根拠が薄弱であると指摘される場合がありますが、その一方の好例であると私は受け止めています。

この記事では最後に、西オーストラリア大学の研究者による "The Big Mac Index Two Decades On An Evaluation Of Burgernomics" というペーパーの紹介で締めくくっています。2010年8月の刊行で、リファレンスは以下の通りです。

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