twitterの共同創業者エヴァン・ウィリアムズによる、プラットフォームでありパブリッシャーでもあるMedium。テクノロジーマガジン「Backchannel」や音楽マガジン「Cuepoint」、初のスポンサードマガジン「Re:form」をつくるなど、最近はパブリッシャーとしての側面を大きくしていますが、さらに第2のスポンサードマガジン「Gone」をローンチしました。
・クオリティとデザインを兼ね備えた、Mediumのテック&音楽マガジン
・Mediumがパブリッシャーにまた一歩近づく?初のスポンサードマガジンをローンチ
今回のパートナーは、世界中にホテルを展開するアメリカのホテル会社マリオット・インターナショナル。旅をテーマにしたGoneでは今後4ヶ月かけて60記事がつくられる予定ですが、そのうちの5つはマリオット・インターナショナルが自らつくり、残りはMediumがつくります。MediumはGoneの編集長として、Style.comやコンデナストで編集経験のあるJamie Pallot(ジェイミー・パロット)さんを雇っています。
画像を見る各記事には「presented by Marriott」と表示されています。
Mediumがパブリッシャーにまた1歩近づいたこと、スポンサードマガジンというマネタイズの手段を確立し始めていることに加えて、Mediumとマリオット・インターナショナルは、Goneの評価をPVではなく滞在時間で行っていることもおもしろいと思いました。滞在時間で評価するということは、記事の質の高さを評価することだと言えるでしょう。
Mediumは決して大きなパブリッシャーではありませんが、ライティングの深さが際立っています。多くのフォーマットで伝えることができ、滞在時間も長い。バナー広告もないので読むのも邪魔されません。Goneは、私たちが読者とより深い関係を築くことを可能にしています。
と、マリオット・インターナショナルのDavid Beebe(デヴィッド・ビービ)さんは言います。
経験のある編集者によって質の高い、読者にとってもおもしろい記事ができ、それによってスポンサーは読者との関係が築け、パブリッシャーや書き手にもきちんとお金が払われる。Mediumの企業戦略を担当するEdward Lichty(エドワード・リッチー)さんは、Mediumにとってのスポンサードマガジンの位置付けをこう話しています。
これが、私たちがパブリッシャーと書き手を支えることができる方法だと思っています。
(via Digiday)