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海江田代表が記者会見で辞任を表明

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 海江田万里代表は15日午後、党本部で記者会見を開き、代表辞任を表明した。

 海江田代表は、「本日未明、私が議席を失うことが確定した時点で、代表を辞めることを決意した」と表明。今回の衆院選挙については、「73議席を獲得したものの、全国を回って実感した『安倍政権の暴走を許してはならない』という国民の大きな声をしっかり受け止める数字にはならなかった。残念ながら議席を得ることができなかった多くの候補者たちを支えてくれた運動員やボランティアの方々が、真冬の選挙であり、手をかじかませてビラを配り、足を震わせながら懸命に民主党の旗を振っていた。そうした努力をしてくださった方々に心から感謝する」「党再生の道半ばであるが、後ろに向かっての一歩ではなく、前に向かっての着実の一歩だった」などと総括した。

 代表に就任してからの2年間を振り返り、「靴底減らし運動ということで全国を回るなかで多くの方々から生の声を聴かせていただいた。農業・漁業に携わる方、工場で働く方、懸命に子育てをしているお父さん、お母さん、派遣労働で苦しんでいる方々。そうした声を国会に届けてほしいと負託された。残念ながら議席を失ってしまったが、政治が必要な人たち、弱い立場にある人たち、懸命に働いている人たちに寄り添って政治を進めていくことは民主党の原点だ」と強調。自身が議席を失ったことに対し、今回の選挙戦で応援に行った候補者たちから多くの電話やメールをもらったとして、「民主党の同志愛、仲間としての意識があると感じた」とも述べた。

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 そのうえで、14日のテレビ出演中に小選挙区での議席を獲得できなかったことが判明した際に「残念だ」と発言したことについて、「先程の安倍総理の会見でもあったが、これから年が明けて通常国会が始まると、安全保障の法整備を行うという。これは集団的自衛権の行使容認の法律をつくるということ。私は日本の国は専守防衛をしっかり守り、かりそめにも他国に出ていき、そこで他国と戦火を交えることはあってはならないと思う。安倍総理は憲法の改正にも触れていた。いまの憲法を1字1句守らなければいけないというのは党の主張ではないが、憲法の平和主義、主権在民、基本的人権の尊重の3つの原則はしっかりと守っていかなければならない。自民党の改憲草案を見ると、まさに古色そう然で、日本国憲法の基本的精神がないがしろにされている。こうした論戦に私自身が加わることができないのは残念至極だ」と語った。

 後任の代表に対しては、「民主党の団結を守り、来年の統一自治体選挙で、確実に民主党を再生していただけるように心から希望する。改革創生会議のプランを着実に歩んでいただきたい」と求め、「私はこれから1党員として民主党の再生のために、地域でできるだけのことはやっていきたい」と述べた。

 今回の選挙戦で自民党の大勝を許してしまったことについては、「民主党が野に下ってまだ2年。十分に国民の皆さんからの信頼をつなぎとめられていないことが大きな原因。外部の有識者にも入ってもらった改革創生会議がまとめたプランもまだ緒についたばかり」だと分析。信頼を得るために何が必要かとの問いには、「民主党は幅広い考え方をもった議員、党員の集まり。日本の社会が多様化するなかで、多様な考え方を持った人たちが党内で十分議論をすること、熟議をしたうえで、ものごとが決まったら全員がそれに従うという党としての一致結束した行動が何より求められている」とあらためて指摘した。

民主党広報委員会

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