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猛暑・酷暑の経済効果はどこに現れたか?

円高と株安が企業経営を直撃する中で、政府統計はまだ示されていないものの、個人消費は猛暑・酷暑で好調に推移している可能性を示唆する記事を読売新聞で見かけました。エアコン売上げと外食の増加を取り上げたものです。まず、読売新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

猛暑効果…エアコン2割増、外食半年ぶりプラス
猛暑効果でエアコンの販売が好調だったことが、日本電機工業会が25日発表した電気機器の国内出荷実績で分かった。
7月のエアコンの出荷台数は前年同月に比べて約24%増の162万5000台、出荷金額でも約26%増の1306億円と大幅に増えた。出荷額は7月としては、2001年に次いで過去2番目に多い。扇風機も25.1%増の25億円だった。
また、日本フードサービス協会が同日に発表した7月の外食チェーン売上高(全店ベース)も2.5%増と半年ぶりにプラスに転じた。マクドナルドのような「ファストフード業態」が猛暑効果で飲料の売り上げが増え、6.5%増と好調だったため。また、比較的、高価格帯の「ディナーレストラン業態」も2.5%増だった。ただ、「ファミリーレストラン業態」は客数は0.6%増だったが、客単価が落ち込み、売上高は1.6%減だった。


記事はエアコンと外食だけなんですが、ネットリサーチ大手のマクロミルが8月17日に「2010年酷暑の夏 体調と出費の変化に関する調査」を発表しています。多くのエコノミストと同じく、私は「体調」の方は余り関心がありませんので、「出費」の方をこの調査を引用して簡単に見ると、今夏の出費が「増えた」のが46.8%、「減った」のが10.8%、残りの42.4%は「変わらない」との結果になっており、出費が増えた項目としては以下のグラフの通りとなっています。

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右から4番目の「冷却グッズ」以下3項目は、そのものズバリの猛暑・酷暑需要といえます。引用した記事にもあった「エアコン・扇風機」そのものも入っていますが、エアコンなどの稼働率の高まりに応じて「電気代」も出費が増えているようです。食料・飲料は後者の飲料の方に比重がありそうな気がします。外食に関しては引用した記事とも整合的です。自動車に乗らない私が「オヤ?」と違和感を覚えたのは「ガソリン代」なんですが、避暑のための「旅行・レジャー費」に伴う部分と、自動車のエアコン使用による燃費の悪化の両方が含まれるようです。

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同じ調査から、今夏の猛暑・酷暑の後の秋の連休については、今年は昨年よりもカレンダーの並びが悪いこともあり、上のグラフのように「家でゆっくり過ごす」が半数近くを占めています。昨年との比較がないので評価は難しいものの、猛暑・酷暑は景気にはプラスであろうと考えられる一方で、夏の暑さで疲れた体を秋の連休には家でゆっくり過ごして休めるのであれば、ならして見て中立に近くなるのかもしれないと思わないでもありません。

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