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UNEP報告書:CO2削減目標達成でも、途上国対応コストは年間700~1000億ドルの2~3倍

 国連環境計画(UNEP;United Nations Environment Programme)が昨日発表したところでは、今世紀に気温を2℃未満に抑えるように温室効果ガス排出を削減しても、途上国での気候変動対応のためのコストは2050年まで年間700~1000億ドルという推計値の2~3倍になるとのこと。

http://www.unep.org/newscentre/Default.aspx?DocumentID=2814&ArticleID=11097&l=en
―― Even if global greenhouse gas emissions are cut to the level required to keep global temperature rise below 2°C this century, the cost of adapting to climate change in developing countries is likely to reach two to three times the previous estimates of $70-100 billion per year by 2050, according to a new United Nations Environment Programme (UNEP) report. 

 こうした試算は、化石燃料消費に伴う副次的コストとして、化石燃料に特有のコストとして上乗せされる日が来るかもしれない。こうした温室効果の大きな要因が化石燃料消費によって排出されるCO2であるとするならば、省エネの推進もあるが、化石燃料消費量を削減することがやはり最善となる。

 化石燃料の使途については、下の資料のような推移となっている。このうち化石燃料(石炭・石油・天然ガス)の使途の殆どはエネルギー用である。そう簡単に進むとは思えないが、電化の促進と、電力部門での化石燃料代替としての原子力・再生可能エネルギーの適切な活用の促進が、取り急ぎの対応となるのではないか。


<資料>
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(出所:2014 Key World Energy Statistics

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