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田母神俊雄氏の不倫報道に対する本人の見解について

田母神俊雄氏が妻と離婚手続中に別の女性と交際しているという点がフライデーにより報じられ、田母神俊雄氏がサイト上で「フライデーの記事を読んで」という見解を表明している。

田母神氏を支持するものでは全くないが、選挙中に個人のプライバシーに属する事柄をことさらに公にするゴシップジャーナリズムには強く憤りを覚える。

確かに公人たるもの、私生活に立ち至って清潔であるべきという考え方はあり得るが、夫婦間のことはいろいろあって当然で、離婚したいと考えることが当然に悪いわけではないし、離婚を決意した段階で離婚が成立していない段階でも、別の人と交際することはあり得るわけだ。

それ以上に、妻に対して酷いことをしているかどうかは分からないので、そのようなプライバシーを公にするのには、より一層の慎重さが必要なはずだ。

それはともかく、田母神氏が自ら語るような経過で、法律婚が続いている間に他の人とカップルとなること、交際することが是認されるとすると、それは妻の側が同様の立場に立つことも当然是認されるべきことになる。

現行民法は、有責離婚主義ではなく破綻主義を採用し、婚姻を継続しがたい重大な事由があれば、裁判により一方的な申立てで、他方の同意なく離婚することができる。このことは、確かに家族を解体し、破壊することという評価も可能だし、子供が小さいうちはそれなりに不幸を招く。

しかし、やはり夫婦の間のことであるから、結婚生活の中で相容れないという事態に至ることは起こるわけだ。田母神氏が挙げているような、配偶者の親戚を蔑ろにするというような態度も、それが破綻の原因なのか、それとも破綻の結果なのかという問題もあるが、ともあれ破綻を示す事態である。

家族が幸せに一緒に暮らせることは、たしかに望ましい。なるべくそうなるように、努力も必要だ。

しかし、破綻した夫婦が、それを我慢して夫婦生活を続けなければならないということはないのである。そしてそのことを堂々と表明した田母神氏は、同様の境遇にある女性たちの離婚も支持するべきであろう。

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