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【読書感想】あなたはなぜパズドラにハマったのか? ソーシャルゲームの作り手が明かす舞台裏

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あなたはなぜパズドラにハマったのか? ソーシャルゲームの作り手が明かす舞台裏


Kindle版もあります。

内容紹介

そうだったのか!! 目からウロコのソーシャルゲームの舞台裏。あなたも、思わず魔法石を買ってしまったことはありませんか?

携帯、スマホ向けソシャゲの開発を長年手がけてきたプロデューサーが、あんな話やこんな話まで、全部バラします。

知識ゼロでも読めるソーシャルゲーム開発・運営の裏話が満載。

「1%の課金者が売り上げの半分を支えるビジネス」「パズドラがもたらしたソシャゲ革命」「怪盗ロワイヤルとドラコレが気づかせたバブル」

「開発者なら誰でも知っているソシャゲの常識」「キャバ嬢とトラック運転手がハマる?」「1日のうち儲かる時間、1年のうち儲かる日」ほか。

 一時期ほど「社会問題」として語られることはなくなったソーシャルゲーム。

 下火になった、というよりは、「一般的なものになった」と言ったほうが正しいようです。

 もちろん、かなりの金額を使っている人はいるようですが、子どもがとんでもない額を「ガチャ」で遣ってしまって……という話は、以前ほどは聞かなくなりました。

 運営側の「浄化」が奏効しているのか、あまりにもあたりまえの光景になってしまったため、メディアなどで採り上げられることがなくなってしまったのかは、わかりませんけど。


 この本は、ソーシャルゲームの黎明期から、実際にその開発・運営にあたってきたという著者が、その「裏側」を語ったものです。

 これまでの「ソーシャルゲーム論」というのは、「現代社会との関連の考察」とか、「ソーシャルゲームそのものの是非」を中心に語られたものが主流でした。

 社会にとって目新しく、そして「形のないデータに高額を遣う」ということが理解困難だった人が多かったため、「社会現象」として扱われていたのです。

 しかしながら、この本は、あくまでも「開発・運営側の視点」を貫いているんですよね。

 社会問題としてではなく、「ゲーム」として、「商品」としてのソーシャルゲームが語られており、新鮮な印象を受けました。

 そもそも、デジタルネイティブ世代(物心がついたときから、インターネットが存在していた世代)の若者たちは「データをお金で買う」ことに、そんなに抵抗無いでしょうし。


 これを読むと、「ソーシャルゲーム」と総称されるもののなかでも、さまざまな世代交代や、運営側の思惑の変化がみられていることがわかります。

 現在のソーシャルゲームの代名詞である『パズドラ(パズル&ドラゴンズ)』は、発売当初は、「鳴り物入り」というわけではなかったのです。

 2012年2月に『パズル&ドラゴンズ』のアイフォーン版が配信されました。

 すぐにアイフォーンアプリの売上ランキングで上位に入り、気が付けば1位に。

 その時、ランキング動向を見ていた僕やその他のゲーム開発者は、パズドラの人気がその後2年以上も続くなどとは思っていませんでした。

 当時の『パズドラ』は世間的にも知名度が低く、ひっそりとランキングトップになっていた印象でした。

 まさかその後『パズドラ』の運営元ガンホーの株価が100倍以上になるなんて…。


 2012年前半までは、スマホアプリの売上ランキングに載るアプリの多くは、有料の買い切りタイプでした。

 そんな時に始まった無料ソーシャルゲーム『パズル&ドラゴンズ』の長期政権。

 ソーシャルゲーム開発者からすれば、お金儲けのツボを押さえておらず、「何故これが1位を取るほど稼いでいるのだ」と不思議に思っていたクリエイターも多かったはず。僕もそうでした。


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