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対イスラム国有志連合外相会議から逃げる日本 

 かねてから注目されていた対イスラム国有志連合外相会議が12月3日から米国主催の下でNATO本部のあるベルギーのブリュッセルで開かれている。

 それをきょう12月4日の各紙が報じている。

 同盟国である米国が主催する外相会議だ。

 同盟国である米国がいま最も重視する対イスラム国との戦いにどう結束して戦うかを話し合う会議だ。

 有志連合国の外相会議は今回が初めてであるという。

 当然ながら日本も参加している。

 しかし、これを報じる各紙には、日本の存在感を示す記述は皆無だ。

 まるで日本が参加していない会議のごとくだ。

 わずかに「日本は難民援助に資金を出している」(12月4日日経)と書かれているだけだ(毎日)。

 わずかに「日本からは石井正文ベルギー大使が出席した」と書かれているだけだ。

 どうしてここまで日本は対イスラム国有志連合外相会議に消極的なのか。

 積極的平和外交を掲げる安倍政権はいまこそ存在感を示すべきではないのか。

 地球儀俯瞰外交を言うなら、外相を出席させて存在感を示すべきではなかったか。

 いくら総選挙だからといっても、選挙に安泰の岸田外相が出席することに問題があるはずがない。

 岸田外相の応援演説など役に立ちそうもない。

 むしろ外相会議に出席して活躍ぶりを示すほうが支援者も喜ぶだろう。

 なぜだ。

 なぜ安倍首相はこの米国主催の対イスラム国有志連合の初外相会議にもっと積極的に関与しなかったのか。

 私の答えは簡単だ。

 日本は対イスラム国の有志連合で語るものは何もないからだ。

 外相会議において貢献できる余地はないからだ。

 なによりも安倍首相が逃げているからだ。

 下手に関与して、つまらない事になれば、来るべき集団的自衛権行使容認についての国会審議で窮地に立たされることを恐れるからだ。

 親分が腰が引けているのだから、外務官僚が張り切るはずがない。

 すべてはこれだ。

 安倍外交は安倍首相の一存で進められている。

 本末転倒の外交である(了)

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