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初のネット衆院選挙

2013年の参院選に引き続き、今回の衆院選もネットの活用が可能となります。

2010年の出馬を決めた時、最初に驚いたのが「選挙期間中はインターネットを使えない」ということでした。民主主義国家としてあり得ないと思い、街頭演説でも「まず、ネットぐらいは使えるように必ずします!」と約束しました。

なかなか解禁へ向けた機運が高まらないなか、2012年には「選挙期間中のインターネット解禁法案」を作り、独自に参議院に2回提出させて頂きました。 しかし、「党内(特に年配議員)をまとめられない」と他党の担当者に言われ、その法案が日の目を見ることはありませんでした。

同年、自民党が政権に返り咲いた後、オンライン上で人気がありネット活用をポジティブに捉えていた安倍首相が「インターネット選挙は解禁するべきだ」と発言したことによって、与党が急に動き出しました。 私も自民党の責任者に呼ばれて、過去に提出した法案の説明をさせて頂きました(良くできていると言われました(笑))。 その後は『インターネットを使った選挙運動等に関する各党協議会』のメンバーに入り、積極的に議論を進めた結果、約4か月で話はまとまったのです。

有権者のメールを禁止するなど、不満足な点はいくつかありました。ぎりぎりまで交渉を続けましたが、まずは7月の参院選に間に合わせることを先決とし、最後は承諾をしました。

残念ながら、今回の衆院選も、前回同様禁止されている事項が変わっていません(コチラをご参照ください )。何度か検討を申し出ましたが「一度、衆院選も経験してから」とのことでした。

私は、インターネット選挙の解禁は候補者や政党のためよりも、有権者のためだと思っています。 そう考えると、規制は極力無くして、メールを使った応援や推薦も積極的にやって頂くべきなのです。細かい違反規定が残ると、一般の方々は委縮してしまう可能性があります。

また、当初から働きかけてきた「ネット投票」の検証も、法律の附帯決議に加わっています。 しかし、その動きも現在は止まったままです。 私がどうしてもネット投票を実現したいのは、利便性アップで投票率を上げるためだけではありません。 ネット投票の仕組みとして、スマートフォンなどで投票ボタンを押すまでに、以下のようなプロセスを考えています: ① 該当選挙区の全候補者の顔と名前、政党、そして簡単なプロフィール一覧が表示される。 ② その顔写真(+名前)の下に、争点となっている重要政策に対する候補者の考えが○×△で表示される。 ③ ①の「プロフィールボタン」をタッチすれば、より詳しい内容が表示される。②の政策も、(例えば)「原発」「集団的自衛権」の○か×か△を押せば、その理由が文字数制限内で表示される。 ④ より詳しい情報を読みたい場合は、各候補者のオフィシャルサイトに飛べるようにする。 ⑤ 少なくとも①と②を開いて確認ボタンを押さなければ、投票ページには進めない。

無党派層の中にはポスターやイメージだけで投票先を決めている方が少なくありません。 上記の手順を踏んで頂くことによって、投票前に有権者は候補者のことを知ることができるのです。

ネットの力で政治はまだまだ改善できます。 今後も人類が得たこの素晴らしいツールを使ってやれること、やるべきことを考え、実行に移していきたいと思います。

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