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「支出を抑制する」「痛みを取る」政策を掲げているのはどこか?-衆院選2014 各党公約ランキング!その1-

本日から、衆院選の期日前投票も始まりました。皆さん、絶対にゼッタイに投票には行きましょう!

「そうは言っても、どこに入れたらいいかわかんないよ!」
「結局、誰がやっても同じなんでしょ?」
「公約を比べる暇もないし、もういいや!」

そうです。世間の忙しい皆さまはたぶん、各党の公約・政策をじっくり見比べる時間はなかなか取れないと思います。

ならば、私が説明致しましょう!!
※ヒマなわけではありません
※ほら、無所属ですから…

リンク先を見る

色々と考えたのですが、各党の政策を要約して総花的に紹介するより、テーマを決めて横ぐしで比較・解説することにしました。なおこの政策比較記事・ランキングについては、

・元みんなの党の地方議員
・「小さな政府」を標ぼうする自由主義者
・31歳の現役将来世代

の人間が書いていることを含み置きの上、投票の参考にしていただけると幸いです。



さて、初回のテーマは…
「支出を抑制する」「痛みを取る」政策を掲げているのはどこか?

選挙公約と言うのはとかく「あれもやります!」「これもやります!」という、耳触りが良い政策を盛りまくってくるのが通例です。

しかしながら、以前tweetをした通り、もはや実質的に財政破綻し、将来世代に負担を垂れ流している我が国です。支出の削減・代替財源の確保をという対案を出さずに

「○○を充実します、強化します、推進します!」

というのは、あまりにも無責任ではないでしょうか。争点にならない、争点に政党がしたがらない、

「国民に痛みを強いる政策=社会保障の削減、負担の増加」

をどこまで掲げることができるかこそが、私が最も皆様に注目して欲しいポイントなのです。

というわけで、こうした観点から主要政党の公約について、ランキング形式で発表をしていきまーす。
※政党名をクリックすると、公約ページに飛べます

■第一位:維新の党

「身を切る改革。実のある改革。」

をスローガンに掲げるだけあって、支出抑制の具体案に関してはピカ一です。議員報酬・公務員給与や公共事業の削減を公約しているのは当然として、社会保障部分への切込みが光ります。


高齢者向け給付を適正化する。高齢者雇用の創出を図った上で、年金の支給開始年齢を段階的に引上げ、医療費の自己負担割合を一律とする。

公的年金制度は払い損がなく世代間で公平な積立方式に移行する

など、高齢者の支持は得難い年金制度改革や、医療費負担額の引上げに言及しているところは流石の一言。経済分野・税制の分野でも、鋭い政策が多いですね。

■第二位:次世代の党

憲法観や安全保障分野で賛否を呼ぶ党ですが、維新の党の「双子」だけあって、社会保障改革や給付の抑制について積極的な政策を掲げています。

維新の党同様、年金の積み立て方式への移行や、医療費自己負担割合の一律化を掲げている部分は高く評価できますね。
ちなみに、

「子供の数が多いほど所得課税が少なくなるフランス型の世帯所得課税制度の導入」
「税制・年金制度において非婚化・晩婚化対策を実施」(←たぶん独身税みたいなもの)
「3人目以降の子供に特化した子育て支援制度」

など、少子化対策にもっともエッジが効いた政策を立てているのもこの党です。政策集自体のボリュームは、下から二番目に薄っぺらいんですけども…。

■第三位:共産党

意外や意外?!この政党が第三位にランクイン!

財源無視で、とにかく夢見がちな福祉政策を並べていると思われそうな同党ですが、彼らなりの対案はしっかり出していたりします。

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要は

「富裕層や大企業には徹底的に課税して負担を負わせろ!」
「高所得層の社会保障は、むしろ削りまくってOK!金持ちは自己負担増!!」

というのが、彼らに徹底して貫かれているポリシーなのですね。これが正しいか否かはおいといて、政策の対案としては成立していると評価します。

そういう国にしたい人は、選んでみてもいいんじゃないでしょうか。私はまったく賛同しませんが。

■第四位:社民党

同じ理由で社民党も第四位にランクイン。共産党に比べると具体性と徹底性に欠けるので、四位としました。高級品への物品税・富裕税の導入などを掲げています。

しかし、社民党の政策集って昔に比べるとずいぶんボリュームダウンしましたねー。すっかり野党になっちゃったな。

■第五位:自民党

はい、ここから下位打線に入ります。相対的に第五位になってますが、自民党は赤点です。財政支出の抑制については、ほとんど無策と言ってよいでしょう。

「2020年度の黒字化目標の達成に向けた具体的な計画を来年の夏までに策定します

とか、策定してから解散しろよとしか言いようがありません。肝心な社会保障分野に関しても、

「税や社会保険料を負担する国民の立場に立って、持続可能な社会保障制度を構築します」
「基礎年金の2分の1国庫負担は確立されており、その下で、若者も安心できる年金制度を運営します」
「世界に冠たるわが国の国民皆保険を次の世代につなげるため、医療保険制度改革を行います」

など、中身のない意味不明な作文が続きます。何ですか、この腫れ物に触るのをびびりまくった文章は。

政策集の厚みは与党だけあって不動のNo1なのですが、ターゲットも方法も記載されてない題目ばかり続いて、読むのに一番疲れました…。まあ、消費税の増税を掲げているだけ、他の下位野党よりはマシと言えるでしょう。

■第六位:民主党

正直、五位以下はどこもドングリの背比べなんですけど、相変わらず香ばしい公約を掲げて下さっている民主党の登場です。

「年金積立金の運用は(中略)株式運用倍増をやめ、堅実な運用をめざします

じゃあどうやって年金の原資を確保するの??と、相変わらず対案のない理想を掲げて下さいます。
社会保障分野の項目では、

「将来世代に過度な借金を押し付けないことが基本です」

という書き出しで始まるのは良いのですが、続く政策はいつもの「議員定数の削減」…。

だーかーらー!議員の給料・定数を減らしても、バラまき公共事業をいくら減らしても、焼石に水なんですよね。本丸は兆円単位の社会保障制度です。

というかそれすら、与党の時に自分でできなかったヤツでしょ!!

ここに切り込む政策を出せないうちは、まだ民主党に期待しないほうが良さそうです。

■最下位:公明党生活の党

もう同率で最下位にしちゃいました。

公明党は自民党に次ぐボリュームの政策集ですが、「充実・強化・推進!」オンパレードで、財政破綻まっしぐらです。唯一の抑制政策と言えたのは、地方都市のコンパクト化くらいかな…。

財源を示さない分、共産党・社民党より悪質と言えます。軽減税率を前面に押し出しているのも、媚びてる感じで印象×。

生活の党はそもそも、政策集が実質見開き2ページというお粗末っぷり。実に小沢党首の顔が総紙面の20パーセント弱を占めています。

財政抑制政策については「予算の組み替え」「特別会計の抜本改革」くらいしか言及がなく、長期的な国家経営にはまったく興味がないと考えて良いのではないでしょうか。やれやれ…。

■番外:幸福実現党

実は「年金破綻を見越した年金国債の発行→積立型年金制度へ移行」など、社会保障制度についてかなり面白い政策を提示している党ですが、
要所要所に突如として

「『霊的人生観』に基づき、生命倫理に関する啓発活動に取り組みます」

なんて政策を堂々とカットインさせてくるので、注意が必要です。…何に注意すればいいんだよ!



以上、「支出を抑制する」「痛みを取る」政策を掲げている政党ランキングでした!

個人的には、この観点が選挙の最大争点になるべきだし、そうしなければこの国は危ないと感じています。

上記の分析が、少しでもお役に立てば幸いです。次回は「政策実現の具体性・方法論」の観点から、ランキングをつけたいと思います。

それでは、また明日。

画像を見る ◼︎おときた駿プロフィール
みんなの党 東京都議会議員(北区選出)/北区出身 31歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、地方議員トップブロガーとして活動中。

twitter @otokita
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