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京都の連続不審死事件について思うこと

京都の青酸化合物がらみの連続不審死事件について思うことを以下に記載してみる。

週刊誌などによれば10数人が周辺でなくなっているという。癌になった方と結婚し、なんらかの手段(たぶん毒)で病院以外の場所で死なせているのではないかとの疑惑があるらしい。

確かに、今の日本の検視・検案は、江戸時代と同じで、供述などに怪しい点がなければ、医学的根拠なく病死にしてしまうので、そのような方法をとったとすれば、発覚しない可能性が高い。 一方で、ツタンカーメンの墓が発掘されたとき、何人もの関係者が死亡し、ツタンカーメンの呪いと騒がれたことがある。しかし、ツタンカーメンの件は、長い目で見れば、みな高齢者が天寿を全うしただけだったという落ちもあるらしい。いずれ人は必ず死ぬので、高齢者とばかり結婚していれば、当然何名も周辺で亡くなるわけで、京都の事件も冤罪である可能性もある。

警察は保険会社と連携し、生命保険の情報を入手すれば、犯罪見逃しが防止できると考えていたらしく、そのような連携を始めていたが、この事件は遺産目当てとされており、完全に裏をかかれた形だ。初動捜査だけで犯罪性が見抜けるという考え方そのものが江戸時代的であり古すぎるので、いい加減考えを改めるべきだろう。

病院以外で死亡した事例について安易に病死としてしまった警察のこれまでのやり方が抜本的に間違っている。このままのやり方を続けては、また同じような連続不審死事件が発生し、かつ冤罪も発生させると思われる。警察庁は検視官を増員し、臨場率を上げただけで満足したようだが、警察庁をはじめ死因究明制度の抜本的改革を怠った日本政府の責任は重い。

交通事故で死亡したと思われていた事件であとになって青酸化合物が出てきた件については捜査一課と交通課の縦割りに問題がなかったかなど検証されるべきことが多いように思う。

何で最初から青酸化合物を検出しなかったのだろうか。交通課が扱った段階から、事故死であるとの思い込みがあり、まさか他殺であるなどと考えなかった可能性もあるだろう。ほかの国であれば、まずは医学的な死因の判断があり、そのあとで事件性を判断するだろう。解剖する前から、これは捜査一課、これは交通課といった振り分けをすること自体がおかしい。

本件では、法医学教室に保管された試料からあとになって青酸化合物が検出されたというが、試料の健全性は保たれたのだろうか。また、科捜研で検出したとすれば、お得意の全量消費で警察が貴重な証拠を隠滅したりしていないかなどもしっかり検証されるべきだ。

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