記事

公明党との連携を嫌う次世代の党はどこまで有権者の支持を獲得するか

保守系の人で、しかも公明党と手を組むのが絶対に嫌な人たちがいる。

自民党の中にもそういう人たちがいたのだが、選挙を繰り返すうちに公明党に対して距離を置こうとする人たちはどんどん自民党から弾かれるようになっていった。
自民党の組織が衰弱している中で公明党関係者の協力なくしては選挙を戦えなくなった人たちが増えているのは確かである。

街頭演説などで自民党の候補者にしきりに手を振るのは公明党の関係者ばかり、などということもある。
街宣車を回していても路上で手を振ってくれるのは殆ど公明党の関係者だったということもある。
地方の選挙区ではいざしらず、そのくらいに都市部の選挙区では公明党の選挙応援は頼りになる。

自民党の組織が強くなっていればそこまで公明党に頼らなくてもいいのだが、自民党の支持基盤であった中小企業、零細企業、個人商店などがバタバタと倒産、閉店、事業廃止に追い込まれていく中で自民党は党員獲得そのものが実に難しくなっていった。

4000名の党員獲得のノルマを課そうものなら都市部の自民党の国会議員は皆、悲鳴を上げるだろう。
自民党を支持してくれる保守層はそれなりにしっかりしているが、組織としての自民党は急激に弱くなっている。

若い方々や女性が自民党の組織に入ってくれるようになってくれれば自民党の足腰が格段に強くなるのだが、残念ながらそういう政治風土にはなっていない。
無党派層が圧倒的になっており、その時々の風で選挙結果が左右されるようになっている。

今回の衆議院選挙ではどこにも風が吹いていないから、組織に乗った候補者が有利なことは間違いない。
自民党の候補者で一定の地盤とカバンがある人はそれなりの選挙戦を展開できるだろうが、としべの選挙区ではよほど知名度がある人でなければなかなか難しい。
結果的には、一番組織的行動力、動員力のある公明党関係者に頼らざるを得ないことになる。

力を持った者は、どうしてもその力を誇示したくなる。
結局、選挙基盤の弱い自民党の候補者は公明党関係者に阿ることになってしまう。

これが嫌な人は、実は多い。
嫌で嫌でたまらないが、しかし選挙のたびに頭を下げ続けなければならない、ということになる。

公明党や創価学会が選挙から一歩身を引いてくれることを期待している保守の人は結構多い。
公明党の関係者が実に地元活動に熱心で、自民党籍のある地方議員よりも役に立つことが多いことは事実だが、それでも、あまり公明党の人たちが大きな顔をして歩くのは困るなあ、と思っている人が選挙の実際を知っている人たちの中にはそれなりにいる。

自民党と公明党の絆を断ち切りたいと思っている人たちは、多分そういった人たちの中から現われているのだと思う。

今回の選挙では、次世代の党から立候補する人たちがそうだろう。
自公協力体制に真正面から挑もうとする人たちに国民がどの程度の支持を与えるか。

今回の選挙の見どころの一つは、次世代の党がどれだけの票を獲得するかであろう。
私も、それを知りたい。

あわせて読みたい

「総選挙」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    ベガルタ選手 交際相手DVで逮捕

    SmartFLASH

  2. 2

    淡々とデマ正した毎日新聞は貴重

    文春オンライン

  3. 3

    ウイグル弾圧をルポ 朝日に評価

    BLOGOS しらべる部

  4. 4

    学術会議の任命拒否 説明は困難

    非国民通信

  5. 5

    岸防衛相の長男 フジ退社で衝撃

    文春オンライン

  6. 6

    米山元知事が橋下氏の煽動に苦言

    SmartFLASH

  7. 7

    GACKT お金と違い時間は戻らない

    かさこ

  8. 8

    コロナで潰れる「強みのない店」

    中川寛子

  9. 9

    任命拒否 背景に大学への不信感

    PRESIDENT Online

  10. 10

    高齢者は貯蓄 現金給付改善せよ

    永江一石

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。