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「地球温暖化防止で手を握った米中」というNHK報道の衝撃 

 

今朝(12月1日)午前5時のNHKが衝撃的なニュースを流した。

 きょうからペルーのリマで開かれる国連気候変動枠組条約締約国会議第20回会合において、米中が温暖化防止の将来の枠組み作りについて原則合意することにした、というのだ。

 想定されていた事とはいえ、これは衝撃的なニュースだ。

 これを報じる今朝の各紙は皆無であるが、明日の朝刊にその詳細が解説される事になるだろう。

 このニュースを聞いて私が思いだしたのは、いまから10年前の2004年に出版された関岡英之著の「拒否できない日本」(文春新書)である。

 その本の冒頭において関岡氏は、みずからが建築学科の学生であった1999年に出席した北京開催の国際建築家連盟での体験を次のように述べて、これからの世界は中国が米国のルールを受け入れることにより米中で世界を支配するようになるだろうと喝破している。

 そして米中合意で出来た建築に関する国際統一ルールによって、地震国日本が築き上げた建築技術の価値が失われ、日本は国際ルールに従わされる建築後進国後になるだろうと予言している。

 思えば温暖化防止の枠組み協定は、難産の末1997年12月の京都会議において、当時議長であった日本の手で取りまとめられて出来た。

 京都を訪れる人は足を運んだらいい。

 京都府庁の前には、いまでも誇らしげに京都議定書採択の経緯が木版に書かれている。

 それから20年近く経って、日本は地球温暖化の枠組みづくりから後退し、ついに米中合意で枠組みがつくられる事を指をくわえて眺めるしかないのだ。

 無意味な解散・総選挙に、政治家もメディアも明け暮れる日本は、リマ会議で何を語ろうというのだろうか(了)

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