急死したとされる金正日総書記に代わって、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)を率いると見られるのは3男の金正恩(キム・ジョンウン)氏だ。北朝鮮を建国した金日成の孫に当たる3代目だが、詳しい年齢は不明だがまだ20代後半。後継者内定から2年しか経っておらず、金正日氏が32歳に後継者内定してから20年間もの修行時代を積んだのと比べると、経験不足は決定的だ。
2010年に朝鮮人民軍の大将、党中央軍事委員会の副委員長に就任したばかりで、国内の権力掌握も進んでいないと見られる。28日に行われる金正日氏の葬儀委員長を務めた上で、過剰な宣伝をして「神格化」を図り、後継者としての正当性をアピールすると見られるが、北朝鮮は当面、集団指導体制への移行すると見られている。ただし、詳しい情勢は独裁政権のベールに隠れて分っていない。

2010年10月、金日成広場で行われた軍事パレードを観閲する金正恩氏(AP/アフロ)