渡邉美樹氏「本当の立候補の理由」

放送

更新:2011年11月21日 23:06

東京都知事選に立候補を表明した渡邉美樹氏をゲストに迎え、3月3日にUstreamで生中継された対談。『東京の”経営者”になる~私が出馬する理由~』をテーマに、都政への意気込み、経営者としての改革プランを渡邉氏が語った。都市の首長でありながら、国家レベルの権力を持つ東京都知事選挙に向けて、様々な改革アイディアが飛び出した対談の模様をお送りする。(取材・構成:入江大輔)

池田:皆さんこんばんは。今月のBLOGOS対談は、4月10日投開票の東京都知事選挙に出馬を表明されたワタミ・グループの創業者、渡邉美樹さんをお招きしました。まず、簡単に渡邉さんのプロフィールを紹介しましょう。1959年10月5日生まれの51歳。1984年にワタミを創業。『地球上で一番たくさんのありがとう集める』という経営理念のもと、外食、介護、高齢者向け宅配、農業、環境などの分野で活躍されています。

個人としては学校法人や病院の理事長も務め、カンボジアでの学校建設などの社会貢献活動や、若者の夢を応援する活動も行なっています。教育再生会議の委員、神奈川県教育委員会の委員も務められました。渡邉さん、それではよろしくお願いします。

渡邉:こちらこそ、よろしくお願いします。

「ありがとうを集めていこう」

池田:渡邉さんの本業は経営者ですが、あえて政治の世界に進出しようと考えた理由を教えてください。

渡邉:50歳で会長になった時点で、自分の事業のフィールドを変えようと思っていました。実は50歳までは『お金の入る、ありがとうを集める経営』の時代だと位置づけていて、50歳以降は『お金の入らない、ありがとうを集めていこう』と。会社経営を傍らに置きつつ、自分自身の人生における第三期を迎えようと考えていたんです。その一環として、カンボジアやネパールで学校を作ったりもしました。当初は学校や病院の経営に集中しようと考えていたんですが、実は政治の中にこそ『お金の入らないありがとう』がたくさんあると気づいたんです。

池田:なぜ、東京都という自治体なのでしょう。

渡邉:まず、参議院や衆議院の議院になったとして、自分自身の想いを叶えることができるかというと、今の政党政治の中では非常に困難です。首長ならば様々な選択肢が広がります。中でも日本に最も大きな影響を与えられるのは、首都東京です。1300万人が住む東京でモデルを構築して、様々な地域に発信もできる。東京の影響力を考えると、東京の首長こそ一番存在対効果があると考えました。

池田:これまで石原慎太郎さんが、3期に渡って東京都知事を務めてきました。渡邉さんは、石原都政をどのようにご覧になっていましたか。

渡邉:12年間、非常に多くの良い仕事をされたと考えています。ディーゼル規制、羽田空港の国際化、そして何よりも財政を再建しました。様々な功績が石原都政にはあったと思います。

池田:それを継承するのでしょうか? それとも新たに独自の政策をとりますか? 石原都政と渡邉さんの違いは、どこにあるのでしょう。

渡邉:良いものは継承して行きたい。ただし、東京で立候補した理由には別の側面もあります。以前美濃部(亮吉)さんが知事を務めていた時代がありました。美濃部さんは福祉に邁進したものの、財政がどんどん悪くなってしまった。しかし、石原さんは福祉を押さえずに、しっかりと経営を立て直し、財政を再建させた。

 しかし、今のままの都政を続けていたら、今後4年間で東京都は大幅な赤字に入る私は考えています。現時点でギリギリの黒字です。少子高齢化が進み、事業収入・法人税収入がどんどん減って行く。そして、社会福祉費用が上がって行く事を考えると、東京都は全く新しいビジネスモデルを作らなければなりません。私はこれまでの4年よりも、今後の4年間が大切になってくると考えています。次の時代を見据えた健全化を目指していきたい。

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。