元読売巨人軍代表・清武英利氏記者会見

放送

更新:2014年12月18日 15:59

会見で渡辺会長への怒りを露わにした清武英利氏 写真一覧
11月25日、日本外国特派員協会で行われた、元読売巨人軍代表 清武英利氏の記者会見を生中継しました。 先日、電撃会見を開いて渡辺会長を名指し批判、その後解任された清武英利前球団代表兼ゼネラル・マネージャーが、損害賠償請求訴訟を検討していることが判明しました。 清武氏サイドはこの会見で、改めて渡辺会長や球団側への批判を展開しました。

会見速報


30ページを超える分厚い英文翻訳付き資料を配布した上で、会見に臨んだ清武氏。午後3時すぎ、詰め寄せた報道陣のフラッシュがまたたく中、やや緊張した表情で会場に姿を現した。清武氏の言葉は以下の通り。

清武氏:九州の侍の子孫なので日本語で失礼させていただきます。今回、明らかにしたい点は六つはあります。巨人軍の人事が、渡辺会長の鶴の一声で覆されたということが一つです。ご承知のように渡辺氏は日本最大の部数を誇る読売新聞社の会長兼主筆です。重大なコンプライアンス違反だから翻意するように言いましたが、「1~2年後には君を(巨人軍の)社長にするから我慢してくれ」と拒まれました。

11月11日の会見直前に「会見をやめろ」と渡辺氏から電話を受けました。最後は説得ではなく「君は破滅だぞ。読売新聞と全面戦争になるんだ」といった恫喝でした。

当時の桃井恒和オーナーも憤りを露わにしていました。当初、鶴の一声に真っ向から反対したのは桃井オーナー自身だったのです。私は桃井元オーナーの言葉を聴き、渡辺氏の横暴は絶対に食い止めなくてはいけないと思いました。それで、記者会見の場で公然と渡辺氏に翻意を捉したのです。

第2点は、日本のリーディングペーパーの最高実力者である渡辺氏が多くのマスコミの前で確信犯的に虚偽の事実を述べたという驚くべき事実です。11月4日に、渡辺氏は多くのマスコミの前で「俺は何にも報告を聞いてない。俺に報告なしに、勝手にコーチの人事をいじくるというのは、そんなことありえるのかね」と発言しました。今回の渡辺氏のコンプライアンス違反はこの11月4日の虚偽発言から始まっています。

第3点は適正手続きを無視した今回の渡辺氏の行為が、実は江川卓氏やファンを愚弄するものだということです。岡崎郁ヘッドコーチを留任させる人事は確定していたのに、11月9日になって、渡辺氏は桃井元オーナーや私に「来季のヘッドコーチは江川卓氏として、岡崎郁氏は降格させる」と一方的に通告しました。



渡辺恒雄・株式式会社読売新聞グループ本社代表取締役会長兼主筆、 株式会社読売巨人軍取締役会長。


渡辺氏に翻意をお願いしましたが、彼は「巨人は弱いだけでなくスターがいない。江川なら集客できる。彼は悪名高いが、悪名は無名に勝る。彼をヘッドコーチにすれば、次は江川が監督だと江川もファンも期待するだろう。しかし、監督にはなしないんだ」などと、この独断人事の狙いを打ち明けました。

渡辺氏の行為は企業統治の原則に反し、コンプライアンス違反に当たるだけでなく、巨人のエースだった江川氏を集客の道具にしか見ておらず、ファンを愚弄するものではないかと思わざるを得ません。かつて「たかが選手」という渡辺氏の発言がありましたが、「たかが江川」「たかがファン」という考えにも度づいた人事を取締役として容認するわけにいきません。

第4点は渡辺氏が原辰徳監督を今回のコンプライアンス違反に巻き込んでしまったこと。第5点は球団代表兼編成本部長である私にコーチを含む人事権があることが明らかなのに、渡辺氏が親会社の会長だからといって公然と破ろうとしたこと。第6点は球団経営の合理化と近代化を推進していた矢先に、旧来の商店経営の典型である鶴の一声で渡辺氏がひっくり返したことであります。

私に対する(球団代表の)解任はコンプライアンス違反を隠蔽するための報復措置であり違法で不当なものです。そう遠くない時期に必要な訴訟を提起したいと思います。

内外の記者との質疑応答


-渡辺氏は読売新聞そのものも私物化しているのでは?
清武氏:それもあるかもしれませんが、まずは読売巨人軍の問題から明らかにしていきたいと思います。

-以前からも渡辺氏の「鶴の一声」はあったか?
清武氏:これまでも鶴の一声に近いものはありました。しかし今回我慢できないと思ったのは、選手に関わることだからです。皆さんお分かりでしょうが球団の資産は選手です。選手はいつかコーチになります。今回、コーチを守ることは選手を守ることに繋がります。同じ釜の飯を食った選手やコーチを裏切る行為ですよね。今回の鶴の一声を飲んで、選手らに伝えることもできたかもしれません。でも、それは大変軽蔑されますよ!

ご意見募集


巨人の内紛、清武代表を支持する?

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。