ニコ生×BLOGOS 第1回 新総理でどう変わるニッポン

放送

更新:2011年11月21日 22:01

判決を間近に控えた石川知裕氏。番組は和やかなムードの中で行われた(撮影:野原誠治)
判決を間近に控えた石川知裕氏。番組は和やかなムードの中で行われた(撮影:野原誠治) 写真一覧
BLOGOSとニコニコ生放送がタッグを組んだ新番組「ニコ生×BLOGOS」がスタートした。この番組は、テレビやラジオとは異なる視点で、注目されている話題を解説するニュース番組。

記念すべき第1回は、衆議院議員の石川知裕氏をゲストに迎え、BLOGOS編集長大谷広太、アナウンサー小口絵理子氏、経済ジャーナリスト須田慎一郎氏の4名のメンバーが登場。放送開始直後から石川議員が「第1回目から、いきなり刑事被告人がゲストいいのでしょうか。番組が検察から目をつけられなければいいのですが」と発言。こうした地上波では聞くことができないトークが注目される当番組の内容をレポートする。【取材・文:永田正行(BLOGOS編集部)】


野田政権の顔ぶれに抱く「大丈夫かな?」という印象



須田慎一郎氏(以下、須田):今日のテーマは「新総理でどう変わるニッポン」ということで、ビシバシと言いますよ。新聞やテレビのニュースだと奥歯にものが挟まったような報道ばかりだから。

小口:まず野田内閣の顔ぶれから見ていきましょう。須田さん、まずこの内閣を最初に見た印象はいかがでしょうか。

須田:地味ですね。「あんた誰ですか」って人が、かなり入っているし。私はビックリしたんですけど、トップの総理自身が自分のこと「ドジョウ」って言ってるでしょ。一国の総理、わが国のトップが自分をドジョウって言ってたら、国民はどうすればいいんだと。

小口:ドジョウ内閣なんていう人もいますが、石川さんはいかがですか。

石川知裕氏(以下、石川):一般的なマスメディアは非常に扱いに困るでしょうね。藤村官房長官というのは。一般的に菅内閣であれば仙石さんというように、官房長官というのは、女房役か実力者を選ぶのですが、野田さんは非常に自分に近い、親しい人を選んだといえるでしょう。従来では発信力のある人を選ぶ傾向がありましたが、それよりも人間関係を重視した選択といえるのではないでしょうか。

現在は、今までの官房長官以上に、野党との調整能力というものが問われる状況ですから、そういう意味ではちょっと不安を感じます。

小口:非常に地味ということですが、ある意味「バランスが取れている」ということもできると思いますが。

須田:うーん。総理や官房長官が言うには、今回は「適材適所」というのがキーワードらしいんですが、「バランス感覚」と「適材適所」というのは、本来相反するものだと思うんですよ。それで実際に顔ぶれを見てみると「バランス感覚」、すべての派閥からまんべんなくという意図がうかがえるように思います。野党との連立より党内連立を優先させたといえるのではないでしょうか。上手くいくかどうかはわかりませんが、「党内連立」に心を砕いたといえるでしょう。

大谷:挙党一致という声も出ていますが。

須田:初入閣も多いですし、二世三世がほとんどいない。加えて、論功行賞のにおいがする人事が何人かいるように思います。つまり、野田内閣が発足するに当たって、かなり苦労した方、一生懸命がんばった方、まあ玄葉さんなんかその最たるものだと思うのですが。

大谷:野田内閣以前の、鳩山、菅内閣でも蓮舫さんは入閣しているのですが、彼女の業績というのはあるんでしょうか。

須田:まぁほとんどないといって良いんじゃないですか。そういう意味では「野田さんに近かった」ということが入閣の最大の理由といえるでしょう。

やっぱり組閣に当たっていくつかのポイントというものがあるんです。だいたい組閣の際に内閣の支持率が一番高くなります。だから、如何に高いところからスタートするかというのを考える。だんだん下がってきますからね。

そうすると、ポイントになるのは、女性あるいは民間人の登用、そしてサプライズ人事になります。そこを考えると今回女性の登用というと蓮舫さんと小宮山洋子さん(厚生労働大臣)になるわけですが、これで支持率上がるのかなぁと私は疑問に思います。

大谷:財務大臣の安住さんについては、どうでしょうか?

須田:これは石川さんにもお聞きしたいんですが、野田さんが代表選に出馬した当初は、当選は非常に難しいだろうといわれていた。既存マスコミも前原さんが出てきた段階で前原さんが本命だろうと報道した。その中で、一生懸命野田さんを盛り立ててきたのは、岡田さんと玄葉さん、これは間違いないですか。

石川:そうですね。岡田さんは入閣を固辞しました。岡田さんは、今まで日の当たるポストを歩んできて、若手からの突き上げもある中で、そろそろゆっくりしたいというもあったんでしょう。岡田さんは平成11年の総選挙で大惨敗してます。その中で責任をとって代表を辞任して全国の落選した地域を行脚している。

私は、岡田さんが今回入閣を固辞したのは次を見据えているという部分もあると思います。

須田:何故岡田さんの話をしているかというと、野田さんとしては岡田さんを財務大臣に据えて、野田政権の一つの大きな柱にしたかった。そして、岡田さんと話し合って組閣を進めようと考えていた。ところが、それを固辞されたので野田政権の看板の一つと考えていたものが、なくなってしまった。この事が今回の組閣に影を落としているように感じます。

石川:そうですね。財務大臣が安住さんなんて誰も想像していなかったですし、本当にこれでいいのかと思います。今まで、安住さんが財政について、自分なりの政策を持っているという認識は国民は持ってないと思いますし、我々政治家にもない。どちらかというと、財政以外の部分で「口先介入」というかね、そういうイメージを持っていますので、そこは心配です。

須田:だからこそ、安住さんが財務大臣になったのは野田さんに近かったからという説明もできると思うんですが。

石川:その通りかもしれません。ただ、私が別の人に聞いたところによると、ある会合に行った際に安住さんは「野田だけはダメだからな」って言ってたと(笑)。

須田:それだと内閣の船出から心配だね(笑)

石川:そうですね、「適材適所」を掲げながらも実際は、その分野の門外漢がポストについているという意味では安住さんが最たる例だと思います。
「増税」というのが、野田さんが掲げている政策の一つの柱。これと後は「円高」の問題ですよね。これにどのように対処していくかというのを考えたときに本当に大丈夫なのかと心配になります。

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