SYNODOSの記事一覧

PRは悪なのか?――パブリック・リレーションズの歴史社会学 / 開沼博×河炅珍(前編)

PR(パブリック・リレーションズ)、私たちが日常的に耳にするありふれた言葉だ。しかし、このPRこそが社会の形成に大きく影響を及ぼし、またその様相を鏡のように映し出す。『パブリック・リレーションズの歴史社会学――アメリカと日本における〈企業自我〉の構築』で、PRの基本構造を解き明かした河炅珍氏が、社会学者の開沼博氏とともに、PRという切り口から現代社会を解き明かす。(構成/服部美咲)「HOW」の前に...

2017年05月25日 17:38

PRは悪なのか?――パブリック・リレーションズの歴史社会学 / 開沼博×河炅珍(後編)

【前編はこちらから】タコツボ化する公共圏開沼 なるほど。企業や政府が、それぞれの時代の「忘れられた人々」のような〈パブリック=他者〉に光を当てることで社会を活性化してきたという見方は、本書でも重要な議...

2017年05月25日 12:40

リベラリストの「偽善」――リベラル国際主義に未来はあるか? / 三牧聖子

政治の場に偽善者は要らない?現代の政治家にとって、口先ばかりの「偽善者」というラベリングは致命的であるようだ。「ポリティカル・コレクトネス」に配慮してばかりの、中身のない美辞麗句はうんざりだという声、...

2017年05月19日 17:31

ひとりひとりが重要な人材――シンガポールのディスレクシア支援 / 増田穂

シノドス国際社会動向研究所(シノドス・ラボ)がお届けするシリーズ「世界の市民活動」では、NPOやNGOなど、世界各地の特徴ある市民活動団体をご紹介していきます。各国社会が抱える課題に、それぞれがどうア...

2017年05月19日 14:56

長時間労働に歯止めをかけるには?本当に必要な「働き方改革」 / 佐々木亮×常見陽平×上西充子×坂口孝則×荻上チキ

政府が推進する働き方改革。今年3月末には「働き方改革実行計画」が決定された。注目を集める長時間労働に関しては、残業の上限を年間720時間とし、罰則付きの法改正を行う姿勢が明確化された一方、ひと月あたり...

2017年05月18日 12:15

「混合介護」の弾力化で何が変わるのか?――社会保障の理念から考える / 社会保障論、結城康博氏インタビュー

介護保険サービスと保険外サービスを柔軟に組み合わせる「混合介護」の早期実現をもとめ、内閣府の規制改革推進会議が意見書を提出した。混合介護が柔軟に提供されるようになれば、自費サービスの多様化や、介護士の...

2017年05月18日 11:49

アクティブ・サイバー・ディフェンスは動き出すか - 小沢知裕

シリーズ「国際紛争の新しい形」では、技術の進歩によって変容する国際紛争の姿を、様々な角度から解説していきます。(協力:先端技術安全保障プロジェクトNeSTeP)現実世界の「攻性防壁」「攻殻機動隊」で描...

2017年05月15日 17:18

何がドイツ人とユダヤ人を和解させたのか? / 『〈和解〉のリアルポリティクス』著者、武井彩佳氏インタビュー

過去をめぐる軋轢が絶えない日中韓。和解は謝罪や赦しとしてとらえられ、日本はドイツをみならえと言われてきた。だが、ドイツ人とユダヤ人との和解が可能になったのは、真摯な反省のみによるものだったのか? 実は...

2017年05月12日 12:59

福島における甲状腺がんをめぐる議論を考える――福島の子どもをほんとうに守るために - 服部美咲 / フリーライター

震災・事故後、確かな歩みを進めてきた福島の情報が、十分に伝わっていないという現状があります。「STOP!福島関連デマ・差別」がお届けするシリーズ「福島関連報道を検証する」では、その背景にある福島をめぐ...

2017年05月10日 16:35

緊迫化する米朝関係の背景で何が起こっているのか/政策研究大学院大学教授 道下徳成氏インタビュー

トランプ政権の強硬姿勢により緊迫化する北朝鮮情勢。アメリカからは「全ての選択肢がテーブルに載っている」「外交的解決は非常に困難」など、軍事力の行使もほのめかされている。そもそもアメリカにとって北朝鮮と...

2017年05月01日 18:18

すべての子どもたちが福島に生まれたことを誇りに思えるように――南相馬・番場さち子さん / 不条理の壁を越えて / STOP!福島関連デマ・差別

福島の人びとを苦しめている、デマや偏見による理不尽な差別があります。シリーズ「不条理の壁を越えて」では、そうした経験をひとつずつ丁寧に集めていきます。共に学び、憩う居場所づくり番場さち子さんは、震災前...

2017年04月27日 13:16

誰のため、何のための「改正」? 精神保健福祉法改正の構造的問題 / 竹端寛

本来の趣旨に添うならば一般的に、法律は現実の後追いである。法律で対応できない・法律が想起していなかった、現に起こっている新しい問題に対応するためには、法律の改正が時として必要になる。ただ、それが「誰の...

2017年04月27日 09:15

「同性カップル、里親に」報道から考える今後の課題 / 一般社団法人レインボーフォスターケア代表理事 藤めぐみ

2017年4月5日から6日にかけて、大阪市が男性カップルを養育里親に認定したことに関して、多くの報道がありました。また、翌7日には塩崎恭久厚生労働大臣が記者会見において、同性カップルの里親を容認する発...

2017年04月25日 17:05

「交渉学」とは?――誰もが幸せになる問題解決のために 交渉学・合意形成論、松浦正浩氏インタビュー

日常生活で友人や家族と話し合いによって物事を決める場面はたくさんありますが、こうした身近な「交渉」もビジネスや外交における交渉も、同じフレームワークで分析しようというのが、「交渉学」という学問です。小...

2017年04月25日 10:39

過酷な労働を強いられる外国人留学生たち――移民政策を問う前に向き合わなければならないこと / ジャーナリスト・出井康博氏インタビュー

現在、日本で働く外国人労働者は108万人以上にものぼる。いまや、私たちの便利な生活は彼らなしでは成り立たない。特に、近年ではベトナムやネパールからの“出稼ぎ目的の留学生”が急増しているという。彼らの多...

2017年04月18日 13:40

トルコにおける国民投票――「大統領制」は何をもたらしうるのか - 岩坂将充 / 現代トルコ政治研究

去る2017年1月21日、トルコで現憲法(1982年憲法)の改憲に関する法案(注1)が議会(注2)にて成立した。これは、現憲法下のみならず、1923年の共和国建国以来90年以上にわたって続いてきた議院...

2017年04月14日 18:26

介護保険のパラドクス──成功なのに失敗? - 安立清史 / 福祉社会学、ボランティア・NPO論

介護保険の不思議───成功なのに失敗? 成功だから失敗?介護保険は2000年の発足からわずか16年で、全国に普及、利用者は3倍超に急増し、「介護」(という名の日本的な高齢者ケア)を世界に知らしめた。今...

2017年04月13日 17:09

東日本大震災を経験した人たちの「言葉」を集める――新しい文芸誌の創刊に向けて / 文芸評論家、藤田直哉氏インタビュー

ある文芸誌への投稿作品の下読みで、東日本大震災の経験者の作品に出合った文芸評論家の藤田直哉氏。技術的には洗練されていないし、高度でもないが、そこには「リアル」の手触りとしか言いようがないものがあったと...

2017年04月07日 17:23

なぜ、残業はなくならないのか? / 労働社会学・常見陽平氏インタビュー

政府が成長戦略の一環として掲げる「働き方改革」。主に焦点が当てられている“長時間労働の是正”については、罰則付きの時間外労働の上限規制の導入がとりまとめられた。この問題に、私たちはどう向き合っていくべ...

2017年04月03日 20:11

全体と部分から世界の複層性を表現する――『N・S・ハルシャ展:チャーミングな旅』 / 森美術館チーフ・キュレーター 片岡真実氏インタビュー

類似するモチーフが反復する画風が特徴的なN・S・ハルシャ。インド南部マイスールを拠点に活動する彼の初の大規模な個展『N・S・ハルシャ展:チャーミングな旅』が東京の森美術館で2017年6月11日まで開催...

2017年03月31日 16:43

カジノへの屈折した感情を解明する――能楽から考える「ギャンブルの哲学」 / 法哲学者・能楽評論家、土屋恵一郎氏インタビュー

明治大学4年生の私、白石がいままでずっと気になっていた先生方にお話を聞きに行く、短期集中連載『高校生のための教養入門特別編』も、この第8弾でついに最終回。そんな最後のインタビューでは、私が通っている明...

2017年03月30日 18:28

コンゴ民主共和国における長距離徒歩交易 木村大治 / 人類学・アフリカ地域研究

シリーズ「等身大のアフリカ/最前線のアフリカ」では、マスメディアが伝えてこなかったアフリカ、とくに等身大の日常生活や最前線の現地情報を気鋭の研究者、 熟練のフィールドワーカーがお伝えします。今月は「最...

2017年03月29日 12:39

「親子は血が繋がっていてあたりまえ」という思い込みをなくしていく――日本と諸外国の養子縁組 産婦人科医、石原理氏インタビュー

日本では普及が進んでいない特別養子縁組制度。毎年、3000人もの子どもたちが施設に預けられているが、その中で、養子となり家庭の中で養護を受けられるのは400〜500人に留まる。一方、アメリカやヨーロッ...

2017年03月29日 10:14

官能的(センシュアス)な都市とは?――新しい「住みたい街ランキング」 / 島原万丈×飯田泰之

あなたは次に住むとしたら、どんな街を選ぶだろうか。HOME’S総研が発表したレポート「 Sensuous City[官能都市] ―身体で経験する都市;センシュアス・シティ・ランキング」では、「官能的(...

2017年03月24日 18:33

保守すべきものとしてのリベラル――シノドス国際社会動向研究所が目指すこと / 橋本努×吉田徹×高史明

シノドスの新しい挑戦である「シノドス国際社会動向研究所」(シノドス・ラボ)はいったい何を目指そうしているのか? 立ち上げメンバーの橋本努、吉田徹、高史明が語り合った。(構成/芹沢一也)台頭するポピュリ...

2017年03月22日 14:55

なぜ沖縄の若者たちは、地元と暴力から抜け出せないのか? - 打越正行氏インタビュー

沖縄の下層の若者たちは、剥き出しの暴力に支配された地元や職場からなぜ抜け出せないのか? それは生活様式や「文化」の問題ではなく、産業構造や経済の問題だと語る打越正行氏に話を伺った。(聞き手・構成/芹沢...

2017年03月21日 20:22

早野龍五教授最終講義「CERNと20年福島と6年 ―311号室を去るにあたって」 - 早野龍五 / 物理学

2017年3月、物理学界・福島において、数々の功績を残した早野龍五・東京大学教授が退官を迎える。早野教授の最終講義が行われた3月15日夕刻、東京大学の小柴ホールには、大勢の人々が集った。福島の人々は「...

2017年03月21日 19:59

「勤労青年」から「不登校・高校中退者」へ――通信制高校の歴史に迫る / プロジェクトチーム「なぜ通信制高校は増えたのか?」インタビュー

「いつでも・どこでも・だれでも」受け入れるという理念のもと、多様な展開をみせる通信制高校。その歴史を紐解くと、80年代に生徒像の変容が起こり、90年代に私立通信高校の急増があった。精緻な実証研究によっ...

2017年03月18日 14:37

第三世界で地位を築く――北朝鮮外交の姿とは / 朝鮮半島研究 宮本悟氏インタビュー

先日も金正男氏の殺害や、続くマレーシアとの国交問題などでメディアの注目を集めた北朝鮮。核実験やミサイル発射など、センセーショナルな話題が多い一方、その外交や友好国との関係はあまり知られてはいない。北朝...

2017年03月17日 10:10

AI創薬の革新――低コスト・低リスクで迅速な新薬開発に向けて / バイオインフォマティクス 山西芳裕氏インタビュー

近年、創薬の現場では新薬開発の低迷、薬価の高騰が続き深刻な問題となっている。そんな中、注目を集めているのは人工知能(AI)の技術を利用した創薬戦略だ。AI、ビッグデータによって、医療と創薬の未来はどう...

2017年03月17日 10:09

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