大隅典子の記事一覧

アカデミア広報とは?:フレンドリーなアウトリーチと健全なアドボカシーを目指して

しばらく前に、阪大医学部に広報室ができて「日本で初めて」という新聞報道を見かけたので、「それは違うでしょう。初めてだったのはうち(東北大)でしょう」と思ったのだが、それはさておき、過日、「アカデミア広報」についての取材を受けた。アカデミアや関連行政向けに発行されているフリーペーパーの特集記事に、東北メディカル・メガバンク機構の広報を取り上げるという企画で、機構長や現場の方々に加えて、同機構の広報渉...

2017年01月14日 10:21

ミシェル・オバマ氏のファーストレディとしての最後のスピーチ:多様性と教育を信じて

先週の金曜日にミシェル・オバマ氏がホワイトハウスで行ったスピーチが素晴らしかったので残しておきます。大統領夫人、つまりファーストレディとして最後の公式スピーチとのことでした。(画像はNBCのサイトから...

2017年01月08日 21:26

父加齢の次世代への影響はもっと知られても良い

やり直しを命じられて難産でもあった共同研究論文が、本日、PLoS ONEという国際誌に発表されました(オープンアクセスなので、どなたでも読むことができます)。また、合わせて、東北大学および理化学研究所...

2016年11月18日 18:07

2016年米国大統領選私見:女性大統領はいつ生まれるか?

2016年11月7日、次期米国大統領の選挙が行われ、大方の予測を裏切って(ということらしい)ドナルド・トランプ氏が当選した。多くの方々が種々のコメントを出されている...

2016年11月12日 09:11

黒木先生の『研究不正』はバイブルになる

過日、お世話に鳴っている黒木登志夫先生の「傘寿+出版記念お祝い会」が開かれ、仙台から馳せ参じた。そのようなお年にはまったく見えないので、暦年齢として115歳くらいを目標に長生きされてほしいと願っている...

2016年05月01日 22:48

名古屋大学の女性研究者育成に学ぶ

過日、学内の多元物質研究所の男女共同参画セミナーがあり、パネリストとして招かれたのでお邪魔してきた。基調講演の講師は、名古屋大学大学院理学研究科の森郁恵先生で、名大が「女性限定公募」を行ったことにより...

2016年02月27日 23:49

大学における研究費不正を防ぐためのシステム改革

過日「大学における研究費執行をどのように改善すべきか?」という記事を書いたが、その補足をしたい。実は、これから述べる改革案は、あと1年余で訪れる「労働契約法改正」の対策ともリンクする。平成25年4月1...

2016年01月03日 16:01

大学における研究費執行をどのように改善すべきか?

昨年も12月最後の金曜日には大きな記者会見があったようだが、今年は研究費の不正使用に関して、億を越える金額のものが、会見前からニュースに流れた。前代の教授の頃からの「預け金」が見つかったということらし...

2015年12月27日 23:32

祝! 大村智先生ノーベル生理学医学賞授賞!

毎年、ノーベルウィークは、生理学医学賞の発表から始まります。今年は夕方に学内セミナーがあったので、リアルタイムで授賞のビデオを観ることができませんでしたが、セミナー終わってiPhoneを見てみると、大...

2015年10月05日 23:35

映画『Inside Out』を観て考えた科学リテラシー

気温16℃のロンドンから直行便で26℃の羽田へ、そして仙台は20℃。今回の出張は、東北大学とリヨン大学他との連携によるELyT Schoolでの講義に他の訪問を合わせて、5泊7日でパリ、リヨン、ロンド...

2015年09月06日 20:52

「正解」を求める指向性

連休の夜中、ニコニコ動画で東北大学大学院生命科学研究科の占部城太郎(←ジョジョとは関係ないとのこと)教授による、ミジンコの交尾実況中継と解説が為されました。生命さんの広報室、イイね! プレスリリースは...

2015年07月22日 05:46

「論文」という文化をめぐって

過日、都内某所で、とある新書の打合せをした。テーマやら、分量やら、スケジュールやらを相談し、ふと伺ってみた。「参考文献などは、どういう風に引用したらよいでしょうか?」「そうですね、できれば巻末にまとめ...

2015年05月02日 09:50

日本の学会系科学雑誌を盛り上げるには:研究者も海外ブランドがお好き?

仙台の桜も見頃はこの週末が最後。桜に限って言えば、日本国民は自国の文化を非常にリスペクトしているように思えますが、ことが「科学」になると、未だに欧米礼賛の傾向が強いように思われます。過日、某学会の某オ...

2015年04月19日 21:34

研究業界を取り巻く過当競争の行方

本日のクローズアップ現代「論文不正は止められるのか〜始まった防止への取り組み〜」では、浅島誠先生がコメンテーターでした。ちょうど理事を務められる日本学術振興会の『科学の健全な発展のために』編集委員会の...

2015年03月10日 23:40

明治大学男女共同参画推進事業キックオフシンポジウム

本日は「国際女性デー」とのことで、Googleロゴマークもスペシャル版です。ちょうどその日に、文科省の支援を受けた明治大学の男女共同参画推進事業のキックオフシンポジウム「前へ! 明治大学における男女共...

2015年03月08日 18:47

2014年の振り返り……(やっぱり研究不正で終わり)

2014年もあと1時間あまり。今年は通常業務に加えて、研究不正関連の仕事が多くなりました。昨年以前から折込済みであった東大分生研の方の問題も、1月末から新たに浮上したSTAP関係も、先週金曜日に同時記...

2014年12月31日 23:05

STAP狂奏曲のエピローグ

昨日(12月19日)、STAP細胞検証実験の結果についての発表が為された。論文の疑義等について3月3日、11日と7月4日に日本分子生物学会理事長としての声明を発し、8月26日付で文科省から「研究不正に...

2014年12月20日 23:53

「留学すると日本に戻れない」のか?

NIH-Japan-JSPS Symposiumという国際会議に出席するために米国ワシントンDCに出張してきました。もともとは東日本大震災後に、米国国立衛生研究所(NIH)から寄付や被災研究者受け入れ...

2014年10月26日 22:55

ポール・ナース卿の考える科学と社会のあり方

この週末は体育の日にちなんだ連休でしたが、土曜日(10月11日)に読売新聞社調査研究部主催の「ノーベルフォーラム:次世代へのメッセージ」にパネリストとして参加しました。追って、本紙に詳しい報告も掲載さ...

2014年10月13日 20:51

2014年ノーベル賞自然科学系3賞の結果から思うこと

本日はノーベル文学賞の発表があって、残念ながら村上春樹ではありませんでした。ものすごく好きという訳ではないのですが、彼は自分でも翻訳を手がけているので、自分の作品が翻訳されて世界中で読まれることを最初...

2014年10月09日 00:00

祝!ノーベル生理学医学賞が「場所細胞・格子細胞」の発見に

科研費申請の山場と論文投稿が重なってデスクワークに没頭している間にノーベル賞ウィークの最初の発表、生理学医学賞の受賞者のアナウンスがありました。The Nobel Prize in Physiolog...

2014年10月07日 00:38

iPS細胞の応用研究が創薬を変える:スタチンの新たな適用

先週は日本神経科学大会が横浜で開催され、3年ぶりのパシフィコ横浜で懐かしく思いました。前回は大会主催者だったので、いろいろな意味で感慨深いものがありました。その間、たて続けにiPS細胞を用いた研究成果...

2014年09月18日 20:23

新たな研究センターはどうなるのか?

昨日のうちにリーク報道もあったようですが、本日、理化学研究所の研究不正防止に向けたアクションプランの発表に合わせて、STAP現象(←細胞ではなく)の検証に関する中間報告が為されました。●研究不正再発防...

2014年08月27日 23:14

女性初のフィールズ・メダリスト誕生

一昨日、初めて女性にフィールズ賞(フィールズ・メダル)が授与されたという快挙が報道されました。(下記画像はオリジナルがどこなのか不明。とりあえず、Capital Campusというケニヤのサイトに載っ...

2014年08月17日 12:28

黙祷

このたびの笹井芳樹博士の訃報に際して、発生生物学分野で研究を行ってきた研究者の一人として、心よりお悔やみ申し上げます。10数年前の早春の頃、笹井博士よりも数歳年上の、やはり京都大学から輩出された逸材の...

2014年08月07日 07:37

日本分子生物学会理事のコメント(拙ブログに仮置き)

拙ブログは管理人の所属する組織・団体とは別に個人で管理しておりますが、週明けまでの間、学会HPの更新作業ができませんので、本人の承諾を得てここに掲載します。こちらは、日本分子生物学会の理事会のMLに本...

2014年07月18日 22:01

学位論文

数日前に本学医工学研究科の修士課程学生さん3人が訪れて、STAP細胞論文等についてお話しました。来週、インタラクティブな講義でディスカッションをする予定とのことで、「そもそも<再現性>とは?」「科学と...

2014年07月17日 23:21

STAP騒動について海外在住日本人研究者のご意見

欧州の学会を2つはしごして、帰国の途に着いたところです。ミラノの欧州神経科学学会は7000人くらいの参加者があり、日本人は200名くらいとのこと。北米神経科学大会(SfN)のように3〜4万人ほどは大き...

2014年07月10日 00:09

日本分子生物学会理事長声明への補足

日本時間では金曜日の午前中に、三たびの日本分子生物学会理事長声明が発信されました。これは「理事長」からの発信として、「理事会」すなわち20名の理事すべてにお諮りした上で発出されているものではありません...

2014年07月05日 08:36

『背徳の科学者たち』にみるデジャブ

紀元2世紀:プトレマイオス(天文学)17世紀初期:ガリレオ(物理学)17〜18世紀:ニュートン(近代物理学)18世紀:ベルヌーイ(数学)19世紀:ドルトン(化学)、メンデル(遺伝学)、ダーウィン(進化...

2014年06月30日 22:41

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