六辻彰二/MUTSUJI Shojiの記事一覧

米「エルサレム首都認定」で利益を得る者:トルコ・エルドアン大統領とサダム・フセインの共通性について

12月13日、OIC(イスラーム協力機構)が緊急会合を開催。OICはその名の通りイスラーム諸国をメンバーとする国際機構です。 今回の会合は米国トランプ大統領によるエルサレム「首都」認定を受けて開催され、共同宣言では東エルサレムをパレスチナの首都と宣言。これを認定するよう、各国に呼びかけることで一致しました。「米国大使館のエルサレム移転」がふりまく火種:トランプ流「一人マッチポンプ」のゆくえ その一...

2017年12月17日 11:34

「米国大使館のエルサレム移転」がふりまく火種:トランプ流「一人マッチポンプ」のゆくえ(六辻彰二)

エルサレム旧市街地と「岩のドーム」(2017.12.5)(写真:ロイター/アフロ) 12月5日、米国トランプ大統領はパレスチナ自治政府のアッバス議長やサウジアラビアのサルマン国王、エジプトのシシ大統領...

2017年12月08日 08:09

フランシスコ法王のミャンマー訪問がロヒンギャ問題にもつ意味:人道危機における宗教指導者の役割とは

11月28日、ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王がミャンマーを訪問。フランシスコ法皇のミャンマー訪問は初めてです。滞在中、法王はミサを行った(ミャンマーには人口の約1.3パーセント、約70万人の...

2017年12月02日 13:38

ミャンマーとバングラデシュの「ロヒンギャ帰還合意」:「強制収容所」への道は開くか

11月23日、バングラデシュとミャンマーの両政府はバングラデシュ国内にいるロヒンギャ難民の帰還で合意。ミャンマー、ラカイン州の隣に位置するバングラデシュには、ミャンマー軍や過激派仏教僧の迫害を逃れた約...

2017年11月29日 09:21

「世界最悪の独裁者」は生き延びられるか:クーデタに揺れるジンバブエと中国の「二股」戦術

日本では必ずしも知名度が高くありませんが、欧米メディアでしばしば「世界最悪の独裁者」と呼ばれるのが、南部アフリカにあるジンバブエのロバート・ムガベ大統領です。ムガベ氏は今年で93歳。その高齢で最高責任...

2017年11月15日 21:54

「中東のバルカン半島」レバノンをめぐる宗派対立:サウジとイランの新たな代理戦争になるか

11月10日、シリア軍は国内のIS最後の拠点アブカマルを奪還。ISの勢力が衰退しつつあります。 しかし、中東情勢は混迷の度を深めており、スンニ派の中心地サウジアラビアとシーア派の大国イランの間の対立は...

2017年11月12日 10:39

アフリカに北朝鮮制裁の「違反国」が目立つ理由:北朝鮮問題のグローバルな余波

北朝鮮によるICBM発射や水爆実験を受けて、国連安保理は9月11日にこれまでになく厳しい制裁を決議。北朝鮮の反発や、制裁の強化そのものをめぐる日米と中ロの駆け引きが目立つ一方、北朝鮮制裁は世界のめだた...

2017年11月05日 09:26

日本の閣僚はどのくらい「年配の男性ばかり」なのか:データでみる主要国との比較

11月1日、第4次安倍内閣が発足。「政策の継続性」が重視された結果、閣僚は全員留任となりました。 世界を見渡すと、例えばオーストリアでは10月15日に行われた総選挙で第一党となった国民党の党首、弱冠3...

2017年11月02日 09:41

ロヒンギャ危機はなぜ「大量虐殺ではない」のか:「悪」との対話は可能か

[画像をブログで見る]バングラデシュとの国境の河を徒歩で渡るロヒンギャ難民(2017.10.25)(写真:ロイター/アフロ) 10月23日、スイスのジュネーブでロヒンギャ危機を議論する国際会議がEUと...

2017年10月30日 16:26

ミンダナオ島IS掃討作戦の終息:マラウィ危機後のフィリピンを待つ「四つの罠」

[画像をブログで見る]廃墟となったマラウィの街を進むフィリピン軍の車両(2017.10.23)(写真:ロイター/アフロ) 10月17日、フィリピンのドゥテルテ大統領はミンダナオ島マラウィが「イスラーム...

2017年10月24日 16:20

国連報告が示す「アフリカの若者がテロ組織に参加する理由」:先進国にも共通する「パイドパイパーの時代」

テロ活動になぜ参加するか 10月14日、ソマリアの首都モガディシオで爆破テロ事件が発生。現在までに358人の死者が確認される惨事となりました。これに象徴されるように、中東や南アジアに件数では及ばないも...

2017年10月21日 14:38

米国「UNESCO脱退」と「イラン核合意見直し」の背景にあるパレスチナ問題:「和解」はなるか

[画像をブログで見る]パレスチナ「和解」合意の成立を喜ぶガザ市民(2017.10.12)(写真:ロイター/アフロ) 10月12日、米国政府は国連教育科学文化機関(UNESCO)が「政治的に偏っている」...

2017年10月16日 13:30

QWERTY理論からみたカタルーニャ分離独立問題:システム変更への「期待」とその功罪

10月1日、スペインのカタルーニャ自治州で分離独立の是非を問う住民投票が行われ、自治政府によると約90パーセントの賛成票が集まりました。これを受けて、10日にカタルーニャのプチデモン自治州首相がスペイ...

2017年10月10日 10:00

ラスベガス銃乱射事件からトランプ政権の銃規制を考える:「実際の大量破壊兵器」の拡散は防げるか

[画像をブログで見る]ラスベガス銃乱射事件の犠牲者を悼んで掲げられる半旗(2017.10.3)(写真:ロイター/アフロ) 10月1日、米国ネバダ州ラスベガスでカントリー・ミュージックの演奏が行われてい...

2017年10月05日 10:43

北朝鮮の「国連追放」は可能か:「政策リテラシー」が問われる北朝鮮危機

9月18日、米上院外交委員会のガードナー議員は、中国など20ヵ国に対して、北朝鮮との国交を断絶するとともに、これを国連から追放するために協力することを要求。水爆実験やICBM打ち上げを続ける北朝鮮に圧...

2017年09月26日 09:28

なぜ今「クルド独立」か:対テロ戦争とIS台頭で加速した「国をもたない世界最大の少数民族」の挑戦

9月15日、イラクのクルド自治議会は、イラクからの独立の賛否を問う住民投票を9月25日に実施することを承認。住民投票が実施されれば、賛成が多数を占めると見込まれます。 イラクやその周辺国に散らばって居...

2017年09月21日 11:24

「北朝鮮との協議」を難しくする4つのポイント:北朝鮮問題に関するリスクの小さな選択とは

9月15日、北朝鮮が再びミサイル発射に踏み切りました。水爆実験を受けて、11日に国連安保理で天然ガス禁輸などを含む制裁が決議されたことに反発してのものとみられ、そのわずか3日後の出来事でした。 今回の...

2017年09月17日 11:22

ロヒンギャ問題でミャンマー政府をかばう中国:日本にとっての宿題とは

ミャンマーでロヒンギャの武装集団と治安部隊の衝突が深刻化するなか、9月5日に国連はロヒンギャ難民約12万5000人が隣国バングラデシュに流入したと発表。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、...

2017年09月06日 10:22

チキンゲームの果ての「水爆」実験:追い込み、追い込まれつつある北朝鮮

[画像をブログで見る]北朝鮮の6回目の核実験を報じるTV映像(2017.9.3)(写真:ロイター/アフロ) 9月3日、北朝鮮は6回目の核実験を行い、「ICBM搭載可能な水爆の開発に完全に成功した」と発...

2017年09月05日 08:16

IS拠点へのフィリピン軍の最終攻勢:IS「落ち武者」の次の標的としてのオーストラリアとバチカン

[画像をブログで見る]マラウィの民家で戦闘態勢をとるフィリピン軍兵士(2017.7.1)(写真:ロイター/アフロ) フィリピンのミンダナオ島で、マウテやアブ・サヤフをはじめとする「イスラーム国(IS)...

2017年09月02日 13:56

「仏教は暴力に結びつきにくい」のか:ロヒンギャ排斥を主導する仏教僧を突き動かすもの

[画像をブログで見る]バングラデシュの難民キャンプに逃れてきたロヒンギャ(2017.8.30)(写真:ロイター/アフロ)先日、ロヒンギャ問題の記事を読んだ知り合いから質問を受けました。それは「なぜミャ...

2017年09月02日 10:47

トランプ大統領の演説にみる「新アフガニスタン戦略」:これまでと何が違うか

8月21日、米国トランプ大統領はアフガニスタンへの米軍増派を発表しました。現在、アフガニスタンでは約2000人の米兵を含む各国からの約1万3000人の部隊がアフガン軍の訓練などにあたっています。 しか...

2017年08月27日 09:28

なぜトランプ大統領は北朝鮮を挑発するか:3つのシナリオとその共通項

北朝鮮と米国の緊張が高まるなか、トランプ大統領は「絶好調」のようです。 8月8日、トランプ大統領は北朝鮮が核開発を続け、米国を威嚇し続けるなら「世界史に類をみない炎と怒り」で報いを受けると発言。これを...

2017年08月12日 10:29

ブータンをめぐる中国とインドのメディア戦:中印開戦を左右する中国の二つの「大国意識」

「幸せの国」ブータンをめぐる中国とインドの対立は、8月に入ってエスカレートの一途を辿っています。ブータン、中国、インドの3ヵ国の国境が交わる付近のドクラム高原をめぐり、7月から中国軍とインド軍が向き合...

2017年08月12日 08:45

ブータンを挟んで対峙する中国とインド:「幸せの国」は戦場になるか

ブータンといえば、ヒマラヤに位置する小国でありながら、国民の97パーセントが「幸せ」と答える「世界一幸せな国」として知られます。その国家運営は、国内総生産(GDP)に代表される経済水準より、国民の幸福...

2017年08月07日 16:45

北朝鮮が「ICBM奇襲発射」で得たもの:冷戦期ソ連との比較から

7月28日深夜、北朝鮮は慈江道(チャガンド)の舞坪里(ムピョンリ)から弾道ミサイル1発を発射。北海道・奥尻島付近の日本の排他的経済水域(EEZ)に落下しました。これに関して、北朝鮮政府は大陸間弾道ミサ...

2017年07月30日 10:48

加計学園問題に関する単純な疑問「日本では獣医師が不足しているのか?」

国会の閉会中審査でも議論の中心となった加計学園の問題。この問題はもともと、獣医師不足と規制改革の問題に端を発したものでした。 「特に地方で獣医師、とりわけ検疫などを行う公務員獣医師が不足しているのに、...

2017年07月26日 16:51

強面ドゥテルテ大統領がみせた「柔軟さ」:「ムスリムの自決権拡大」でミンダナオ島は安定するか

フィリピン、ミンダナオ島西部のマラウィをイスラーム過激派が占拠して約2ヵ月。7月18日、ドゥテルテ大統領は穏健派ムスリムの代表らとともに、ミンダナオ島西部におけるムスリムの自治権を拡大する方針を表明し...

2017年07月23日 18:16

「劉暁波氏の死去」にみる西側と中国それぞれの変化:「国際世論」のパワーバランス

7月13日、中国の作家で人権運動家の劉暁波氏が死亡したニュースが世界を巡りました。劉氏は天安門事件を主導した、中国の民主化運動を象徴する存在。末期の肝ガンの合併症により、当局の監視下にある病院で死亡し...

2017年07月18日 09:35

北朝鮮やISの影にある「世界で最も無視される危機」:中央アフリカ内戦はなぜ「放置」されてきたか

ICBM打ち上げに成功した北朝鮮や、「イスラーム国」(IS)に対する攻撃が大詰めを迎えているシリア、イラクには、世界の耳目が集まります。その一方で、世界には多くの人から忘れられた紛争や危機も数多くあり...

2017年07月10日 17:22

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