六辻彰二/MUTSUJI Shojiの記事一覧

比ミンダナオ危機でトランプ、プーチン両大統領と渡り合うドゥテルテ大統領:『君主論』の3点から読む

5月半ばに始まった、フィリピン・ミンダナオ島のマラウィ周辺でのイスラーム過激派との衝突は、長期化の様相を呈しています。なぜIS「落ち武者」はフィリピン・ミンダナオ島を目指すか:グローバル・テロを受け入れるローカルな土壌フィリピン軍は6月20日、「週内の戦闘終結」を目指し、過激派が占拠するマラウィ市への猛攻を開始。しかし、わずか3日後には「戦闘が長引く」という見込みを示唆しました。ミンダナオ危機が長...

2017年06月26日 11:00

なぜIS「落ち武者」はフィリピン・ミンダナオ島を目指すか:グローバル・テロを受け入れるローカルな土壌

6月17日、ミンダナオ島で、イスラーム過激派「マウテ」などに対してフィリピン軍が空爆を含む大規模な攻撃を展開しました。ミンダナオ島のマラウィを中心とする一帯は、先月からマウテが占拠。キリスト教徒や市民...

2017年06月21日 13:46

サウジアラビアの対カタール断交:イラン包囲網の「本気度」

6月5日、サウジアラビアはペルシャ湾岸のカタールとの国交断絶を発表。これにあわせて、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)、イエメンなど、6月7日までにイスラーム圏8ヵ国がカタールとの国交を断絶しました...

2017年06月07日 19:19

米国のパリ協定離脱宣言がもつ教育効果:なぜ自分の利益だけを追求してはいけないか

6月1日、米国トランプ大統領はパリ協定からの離脱を宣言しました。2015年、国連で締約されたパリ協定は、世界各国に温暖化防止のための取り組みを求めるものですが、トランプ大統領にいわせると、これが米国経...

2017年06月04日 10:27

「一帯一路」国際会議は成功したのか:「既成事実」の観点から考える(六辻彰二)

5月14-15日、中国で「一帯一路」国際会議が開催されました。2013年に習近平国家主席が打ち出したユーラシア大陸を網羅する経済圏「一帯一路」構想が、いよいよ本格的に始動するとみられます。「一帯一路」...

2017年05月17日 14:33

「誘拐大国」ナイジェリアと日本の共通点とは:人身取引サプライチェーンの闇の奥

5月6日、ナイジェリア政府は、イスラーム過激派ボコ・ハラムに誘拐されていた女子学生のうち82人が解放されたと発表しました。2014年4月、ボコ・ハラムはナイジェリア北東部のチボックにある学校から276...

2017年05月11日 11:22

韓国の政治文化を考える:「目上を立てる」儒教と「全員平等」の民主主義はいかに結びつくか

5月9日に行われた韓国大統領選挙で、文在寅氏が勝利しました。10年ぶりに保守派から政権を奪取した革新派の新大統領は、北朝鮮との対話を模索することを示唆しており、北朝鮮情勢にも小さくないインパクトをもつ...

2017年05月10日 12:16

北朝鮮情勢をチェスになぞらえたトランプ大統領に打つ手はあるか:「戦略的忍耐は終わった」のか?

[画像をブログで見る]北朝鮮の軍事パレードに登場した新型ICBM(2017.4.15)(写真:ロイター/アフロ)北朝鮮をめぐる緊張の山場としてあった、4月が終わりました。4月は金正恩第一書記の就任記念...

2017年05月02日 12:02

トランプ、英EU離脱派、ルペンの「ナショナリスト連合」の先にある世界:ナポレオン戦争が示すもの(六辻彰二)

4月23日、フランスで大統領選挙が行われ、極右政党・国民戦線のルペン候補が2位につけて決戦投票に進みました。5月7日に行われる決戦投票次第で、極右大統領がフランスに誕生する公算は消えていません。フラン...

2017年04月29日 20:50

トルコ国民投票の18のポイントとは:『独裁者』誕生のとき

4月16日、トルコで憲法改正の是非を問う国民投票が行われました。同日、政府は賛成票が51.5パーセントにのぼったと発表。エルドアン大統領は勝利を宣言しました。これに対して、野党は選挙手続きに問題があっ...

2017年04月20日 09:09

十八番を奪われた北朝鮮はどこに向かうか:トランプ版「瀬戸際外交」の効果とリスク

4月8日、米国政府は原子力空母カール・ビンソンを朝鮮半島近海へ派遣すると発表。その前日7日、米軍は突如シリアに59発の巡航ミサイルを撃ち込み、シリア軍の軍事施設を破壊していました。9日に出演したTV番...

2017年04月12日 09:12

米軍はなぜ今シリアを攻撃したか:トランプ政権による「ゲームチェンジ」は起こるか

3月6日夜(米東部時間)、トランプ政権はシリアの軍事施設への攻撃を発表。現地時間7日早朝、地中海の米海軍艦船から59発の巡航ミサイルが発射され、シリアの軍事施設などを攻撃しました。AFPは、標的の一つ...

2017年04月07日 17:53

シリア・ISをめぐるトランプ政権とロシアの距離感:「米国第一」がロシアの利益になる構図

トランプ外交といえば、メキシコとの国境での壁の建設や、TPP合意の白紙撤回など、国際的な規範やルールにそぐわないものが目立ちます。それらは「米国第一」の方針に沿ったものですが、世界の秩序を作るべき「超...

2017年03月27日 09:28

「仏教のビン・ラディン」の説法禁止:ロヒンギャ問題の解決か、ミャンマーでの対テロ戦争の激化か

3月11日、ミャンマーのサンガ・マハ・ナヤカ(高位の仏僧で構成される会議)は、アシン・ウィラトゥ師に一年間、説法を禁じる決定を下しました。1968年生まれのウィラトゥ師は、比較的若いものの、やはり高位...

2017年03月19日 09:14

南スーダンの惨状と混迷:自衛隊撤収を促した「二重の危険」

3月10日、政府は南スーダンに派遣されている自衛隊の部隊を、来年5月を目処に撤収させると発表しました。これに関して菅官房長官は「復興支援に目処がたったため」と説明し、治安情勢の悪化が撤収の理由でないと...

2017年03月11日 17:15

「北朝鮮がアフリカを制裁の抜け穴にしている」:国連報告が示す懸念と「抜け穴」をふさぐために必要なこと

世界を駆け巡った金正男氏の殺害事件をきっかけに、北朝鮮はこれまで以上に国際的な非難にさらされています。米国トランプ政権は北朝鮮を「テロ支援国家」に再指定することを検討。さらに3月5日、従来北朝鮮と良好...

2017年03月06日 10:28

ロヒンギャ問題とは何か:民主化後のミャンマーで変わったこと、変わらないこと

2月3日、国連人権理事会はミャンマー軍が「暴動」や「テロ」を理由にロヒンギャの人々(子どもを含む)を組織的に殺害しているうえ、集団レイプや強制移住などが横行する様子を「破滅的な残虐行為」と非難しました...

2017年02月27日 09:35

ガーナは「チョコレートの国」か? チョコレートにみる「矛盾との向き合い方」

日本では一般的に、アフリカの国は、その国名すらほとんど知られていないことが珍しくありません。そのなかで、「ガーナ」は例外的に、少なくとも国名に関しては、知名度のある国の一つです。その「功績」が、あの製...

2017年02月14日 09:37

「トランプ・ワールド」で緊張の高まるパレスチナ:イスラエルのガザ侵攻はあるか

トランプ氏が米国大統領に就任して半月あまり。TPP離脱やNAFTA見直し、イスラーム系移民の入国規制、メキシコとの国境沿いの壁建設など、大統領選挙で打ち出した方針のうち実行に移されました。それによって...

2017年02月04日 15:25

西アフリカ・ガンビアの「独裁者」はなぜ退陣したか:周辺国による介入の条件

「民主主義の勝利」?1月21日、西アフリカの小国ガンビアのジャメ大統領は、赤道ギニアに亡命しました。26日、入れ替わりにバロウ新大統領がセネガルから帰国。支持者から熱狂的な歓迎を受けました。ジャメ氏は...

2017年01月30日 20:35

「中国を含めたTPP」を求める声:米国の退場、日本の袋小路、中国の逡巡

米国トランプ新政権が大統領選挙の公約通り、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)から「永久に」脱退することを表明しました。その趣旨への賛否にかかわらず、米国抜きのTPPがメンバー国間の自由貿易を進める...

2017年01月27日 17:52

トランプ大統領の誕生が示す歴史的な意味としての「先進国の開発途上国化」

1月20日、ドナルド・トランプ氏が第45代米国大統領に就任しました。選挙戦で展開された方針がどこまで実現されるかは未知数ですが、そうであるがゆえに各国はその動向を注視せざるを得ません。ただし、保護主義...

2017年01月21日 17:49

イスタンブール銃撃テロで顕在化したウイグル系イスラーム過激派のインパクト:ISが結ぶトルコと中国

1月1日、トルコ最大の都市イスタンブールにあるナイトクラブで、新年を祝うパーティが襲撃され、39人が殺害されました。翌2日、イスラーム過激派「イスラーム国」(IS)が犯行声明を発表。5日、トルコ政府は...

2017年01月12日 18:50

フィリピンに対するロシアの軍事協力の提案-21世紀版「海のグレートゲーム」

1月4日、ロシア海軍の艦船2隻がフィリピンに寄港しました。ロシアはフィリピンに対して、共同軍事演習の実施と、必要ならば武器を提供することを提案。海賊対策やテロ対策のため、というのが公式の説明ですが、そ...

2017年01月05日 23:09

ロシアと共同でシリア和平を仲介することで、トルコは何を得るか

2016年12月30日、トルコとロシアの間で交わされた、アサド政権とシリア反政府勢力との間の停戦合意が発効しました。翌31日、国連安全保障理事会は、トルコとロシアの主導による和平プロセスを承認。両国は...

2017年01月03日 21:04

「トランプ政権」主要メンバーの一覧からみる来年以降の米国:そのキーパーソンは(六辻彰二)

米大統領選挙で勝利したドナルド・トランプ氏の政権移行チームは、先月から段階的に閣僚人事を発表してきましたが、その主要ポストはおよそ出そろいました。その顔ぶれをみると、改めてその特徴が浮き彫りになってき...

2016年12月30日 23:04

サントメ・プリンシペの台湾断交と中国との国交樹立-「大国」中国とアフリカの「小国」の力関係

12月21日、アフリカの島嶼国サントメ・プリンシペが台湾との国交を断絶すると発表。そして12月26日には、中国と国交を結ぶことが発表されました。 今回の件に関して、台湾政府は「サントメ・プリンシペが1...

2016年12月26日 20:49

イラクが直面する「モスル後」のシナリオとしての「スンニスタン」

過激派組織「イスラーム国」(IS)の拠点であるモスル攻略のために、イラク軍とこれを支援する米軍などの有志連合が本格的な攻撃を開始して約2ヵ月。装備などの圧倒的な差を前に、ISは自爆攻撃などで抵抗してい...

2016年12月07日 09:00

「クリントン新大統領」が日本にもたらすコスト:前門の虎、後門の狼

改めて言うまでもなく、今回の米大統領選挙は史上まれにみる大混戦、しかもこれ以上ないほど見苦しいものでした。最終盤の世論調査ではクリントン候補がわずかにリードしていたようですが、これを書いている時点で開...

2016年11月09日 10:49

反「人道」は加速するか:国際刑事裁判所からのアフリカ諸国の離脱(六辻彰二)

10月25日、アフリカのガンビアが国際刑事裁判所(ICC)からの脱退を宣言しました。その前の週、南アフリカとブルンジがやはりICC離脱を宣言していました。アフリカで相次ぐICC脱退宣言に関して、日本政...

2016年11月01日 12:26

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