六辻彰二/MUTSUJI Shojiの記事一覧

子ども兵だった者を裁判にかけることは正義か―アフリカの子どもに銃をとらせる世界(6)ウガンダ

国際刑事裁判所ではウガンダの元子ども兵ドミニク・オングウェン被告の審理が続いている。一般的に元子ども兵は処罰より社会復帰を優先され、オングウェン裁判は異例である。そこには欧米諸国との関係に基づく、ウガンダ政府の戦略を見出せる。オングウェン裁判はウガンダ内戦における非人道的行為の責任を全て反体制派に負わせるものになりかねず、真実の究明に資するかは疑問である。 子どもの頃に誘拐され、殺人を強いられた者...

2018年09月23日 20:12

日米貿易摩擦から中国が学んだこと―トランプ政権からの圧力に有効な対策は「譲らない」

[ブログで画像を見る]・中国はアメリカとの貿易戦争でダメージを受けながらも譲歩する姿勢をみせない・これは日米貿易摩擦から中国が得た教訓によるとみられる・トランプ政権から次の標的として名指しされている日...

2018年09月20日 21:39

「南アフリカで白人が大量に殺されている」ー外国の分断も煽るトランプ大統領

・トランプ大統領は南アフリカで白人の農地が占領され、大量に殺されているとツイートした・しかし、この主張は南アフリカで土地改革が求められる背景に触れないばかりか、出所の曖昧なデータに基づくもので、ミスリ...

2018年09月04日 14:48

レジ袋を使ったら罰金4万円―インドはなぜプラスチックごみ規制が最も厳しい国の一つになったか

・インドでは使い捨てプラスチック製品を用いた者に罰金刑が科されるなど、世界でも指折りの規制が敷かれている。・インドの厳しい規制の背景には、リサイクルが絵に描いた餅になっていて、プラごみが日常生活を脅か...

2018年08月28日 11:12

リラ急落で中国に急接近するトルコ-「制裁を受ける反米国家連合」は生まれるか

[画像をブログで見る]・トルコ・リラ急落の直接のきっかけは、アメリカがトルコ製品に対する関税を引き上げたことにある・リラ急落後、トルコ政府は中国に協力を呼びかけている・当の中国は、アメリカとの貿易戦争...

2018年08月15日 14:31

英プレミアリーグ名門クラブの大スポンサーにして、トランプ政権と貿易戦争で対決するカガメとは何者か

[画像をブログで見る]・アフリカの小国ルワンダのカガメ大統領は英プレミアリーグの名門アーセナルと40億円以上のスポンサー契約を結ぶ一方、米トランプ政権とは貿易戦争で対決姿勢を崩さない・カガメ氏の強気の...

2018年08月10日 12:46

【アメリカ】泥沼のアフガニスタンからの「名誉ある撤退」は可能か―タリバンとの交渉の落とし穴

[画像をブログで見る]・泥沼のアフガニスタンからの撤退を目指し、トランプ政権はタリバンとの交渉を始めた・交渉をスムーズに進めるため、アメリカはアフガニスタン政府ぬきにタリバンと一対一で協議している・ア...

2018年08月07日 18:22

「プーチンによる平和」が生まれる中東―米ロ首脳会談でロシアが提示した「イスラエルとの取り引き」とは

[画像をブログで見る]・米ロ首脳会談でプーチン大統領は、イスラエルとシリアの兵力引き離しに言及した・これに沿って、シリア領内のイラン軍事施設への攻撃を目指していたイスラエルは動きを停止させた・「プーチ...

2018年07月24日 21:07

「世界最大のごみ捨て場」中国の終焉ー日本のプラスチックごみはどこへいく

プラスチック製ストロー廃止など、プラスチックごみを削減する試みは各国で進んでいるそこには環境保護の意識だけでなく、プラスチックごみの「輸入」を中国が禁じたことへの警戒感をみてとれる日本ではこの動きへの...

2018年07月16日 08:59

米中貿易戦争が示すアメリカの黄昏―「アメリカが生んだ秩序」を壊そうとするトランプ政権、利用したい中国

[画像をブログで見る]トランプ政権は中国への関税を一方的に引き上げることで、アメリカ自身が生み出してきた自由貿易体制を侵食し始めた 一方、反保護貿易を掲げ、「自由貿易の旗手」とも目される中国は、アメリ...

2018年07月09日 10:21

【ロシアW杯】セネガル系選手はなぜセネガル代表でプレーするか? アフリカ・サッカーの光と影

セネガル代表メンバーの3分の1以上がヨーロッパ出身者で、「アフリカの才能の還流」は他のアフリカの代表チームでもみられるそこにはヨーロッパにおける人種差別の影響がみられるが、同時に「アフリカの才能の還流...

2018年06月24日 16:57

米・不法移民対策で引き離される2000組の親子ートランプ政権の迷走でみえた「アメリカの偉大さ」

メキシコとの国境付近でアメリカ当局に逮捕された不法移民(2018.4.3)(写真:ロイター/アフロ)メキシコとの国境ではアメリカ当局により不法移民取り締まりが強化されており、そのなかで親子が引き離され...

2018年06月21日 10:08

欧米諸国と日本の児童虐待に関する刑罰の比較―児童虐待に甘い国はなぜ生まれるか

欧米諸国と比べて日本では、子どもを死に至らしめた親への刑罰が、法律で定められている量刑に大きな差はないものの、実際には軽くなりやすい欧米諸国では深刻な事態に至る前の段階から、児童虐待には厳しい法的措置...

2018年06月10日 15:21

ガソリン価格は160円台にまで上がるか-原油市場を揺るがす中東の三大ミサイル危機

[画像をブログで見る]国際的な原油価格に大きな影響力をもつサウジアラビアは、価格上昇を図っているとみられるその一方で、中東では主に三つのミサイル危機が緊張を高めており、そのいずれもが大産油国を巻き込ん...

2018年06月07日 13:09

トランプ政権が米朝首脳会談の開催を焦った理由ー北朝鮮の「粘り勝ち」

米朝首脳会談が開催されなかった場合、北朝鮮だけでなく、米国も大きなダメージを受けていたトランプ大統領は、米朝首脳会談の開催をこれ以上引き延ばせないなかで、「最大限の圧力」や「短期間での非核化」を放棄し...

2018年06月03日 19:21

英国でロイヤルウェディングを批判することは許されるか? 各国の不敬罪の今

ヨーロッパの多くの君主制国家では、君主への批判を禁じる不敬罪が今もある英国には不敬罪がないものの、ロイヤルファミリーへの批判は総じて抑えられやすいただし、君主制そのものや王室関係者の言動に関する言論が...

2018年05月19日 16:41

なぜ5月14日に米国はエルサレムで大使館を開設したかー「破局の日」の挑発

5月14日はイスラエルが独立を宣言した日であり、同時にパレスチナ人の「破局」が始まった記念日でもあるこの日に、イスラエルが実効支配するエルサレムで米国が大使館を開設したことは、イスラーム世界からみれば...

2018年05月15日 21:39

イランとイスラエルの「ミサイル応酬」ー米国を引っぱり出したいイスラエルの焦点は「米国防長官の去就」

[画像をブログで見る]イスラエルが「報復」を理由にイランをミサイルで攻撃し、直接対決の懸念が高まっているイスラエルはイランとの対決に米国を引き込みたいが、そこにはリスクも大きいため、トランプ政権の出方...

2018年05月15日 16:27

米国によるイラン制裁の限界と危険性―UAEの暴走が示すもの

[画像をサイトで見る]トランプ大統領のイラン核合意の破棄は、スンニ派諸国との協力を念頭に置いたものしかし、スンニ派諸国を率いるサウジアラビアのリーダーシップには限界があり、各国は個別の利益を追求する傾...

2018年05月09日 12:33

アフリカの子どもに銃を取らせる世界(4)奴隷市場で売られた少女が自爆する日―リビア

リビアにはヨーロッパへの上陸を目指す移民・難民がアフリカ中から集まっており、彼らを取引する「奴隷市場」も生まれているテロリストなど武装組織も奴隷を購入しているとみられ、難民や人身取引を放置することは人...

2018年05月05日 20:58

米朝首脳会談はトランプ流「一人相撲」になるか―前哨戦としてのイラン核合意の破棄

[画像をブログで見る]トランプ政権は米朝首脳会談に先立って、5月12日までに、イラン核合意を見直す見込み2015年に成立したイラン核合意は、イランに対する制裁の解除と引き換えに、その平和利用目的の核開...

2018年04月29日 17:10

内部告発者に冷酷な日本―欧米・中韓との比較にみる「隠蔽を黙認しやすい制度」とは

[画像をブログで見る]内部告発者を保護する制度において日本は、欧米諸国や中国、韓国にも遅れているそれは日本社会の劣化を促すだけでなく、国際的イメージダウンにもつながりかねない日本の再生を図るなら、むし...

2018年04月26日 11:00

ルーマニアはエルサレムに大使館を移すか―「米国に認められたい」小国の悲哀と図太さ

[画像をブログで見る]・ルーマニアの与党は、エルサレムに在イスラエル大使館を移設することを決定したと発表。・まだ大統領からの正式決定はないが、実現すれば「米国に認められるため」の小国ならではの外交戦術...

2018年04月23日 15:04

イラク日報公開の意義とは―「イラクにも蛙がいる」自衛官のつぶやきが日本人に訴えるもの

[画像をブログで見る] 自衛隊のイラク派遣の日報が公開され、その記述の端々にある自衛官の日常が「ほのぼのしている」とネットで話題です。4月17日には、もともと個別のPDFだった日報の全文を簡単に検索で...

2018年04月20日 09:07

シリア攻撃で米国が得たもの―「化学兵器の使用」の大義のもとに

シリアへのミサイル攻撃は「化学兵器の使用」を理由にしているしかし、トランプ政権には北朝鮮への威嚇、ロシアに一矢報いること、国内世論の支持を集めること、などの目的をうかがえるこれらの目標が達成されるかは...

2018年04月14日 18:15

シビリアンコントロールだけでない自衛隊日報問題の根深さ―問われる「安全神話」

[画像をブログで見る]これまで政府は危険な地域に自衛隊を派遣する際も、国内世論への配慮から「安全」を強調してきたとりわけ危険なイラクや南スーダンへの派遣は、防衛省・自衛隊よりむしろ、政府首脳や外務省の...

2018年04月12日 09:09

イングランド代表はロシアW杯をボイコットするか―元スパイ襲撃事件の余波

[画像をブログで見る]元スパイ襲撃事件を受けて、英国ではW杯ロシア大会のボイコットが議論となっているボイコットには「制裁の本気度」を示す効果があり、逆に「ボイコットしないこと」は外交上のリスクとなるし...

2018年04月08日 10:28

サウジアラビア皇太子の「裏切り」とは何か―宗教的であって宗教的でない中東二大陣営

サウジ皇太子が「イスラエルの存在する権利」に言及し、将来的な国交の樹立を視野に入れたものかという観測を呼んでいるこれに対して、イランは「裏切り」と批判中東ではサウジとイランの宗教対立を軸に、宗教を越え...

2018年04月07日 21:17

IS「シリア帰り」に厳戒態勢の中国・新疆ウイグル自治区―テロ対策のもとの「監獄国家」

中国の新疆ウイグル自治区ではプライバシーがゼロの監視体制が生まれている当局は「ISのテロ対策」でこれを正当化しているしかし、実際にISの大規模なテロが発生する可能性と比べて、その取り締まりは不釣り合い...

2018年04月05日 22:03

テレビは自由であるべきか―米国の経験にみる放送法見直しの危険性

政府は放送事業における「政治的公平」の撤廃を検討これは「視聴者の選択の自由」に任せるものしかし、米国では「自由な報道」が地上波での誹謗中傷を増やした政府提案には外資参入の解禁も含まれ、米国式の「自由な...

2018年03月31日 19:20

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