六辻彰二/MUTSUJI Shojiの記事一覧

英国でロイヤルウェディングを批判することは許されるか? 各国の不敬罪の今

ヨーロッパの多くの君主制国家では、君主への批判を禁じる不敬罪が今もある英国には不敬罪がないものの、ロイヤルファミリーへの批判は総じて抑えられやすいただし、君主制そのものや王室関係者の言動に関する言論が全く排除されているわけでもない君主への敬意と表現の自由のバランス感覚は、伝統と自由の両立を目指す英国らしさの真髄といえる 5月19日、英国王室ハリー王子とメーガン・マークルさんの結婚式が行われます。今...

2018年05月19日 16:41

なぜ5月14日に米国はエルサレムで大使館を開設したかー「破局の日」の挑発

5月14日はイスラエルが独立を宣言した日であり、同時にパレスチナ人の「破局」が始まった記念日でもあるこの日に、イスラエルが実効支配するエルサレムで米国が大使館を開設したことは、イスラーム世界からみれば...

2018年05月15日 21:39

イランとイスラエルの「ミサイル応酬」ー米国を引っぱり出したいイスラエルの焦点は「米国防長官の去就」

[画像をブログで見る]イスラエルが「報復」を理由にイランをミサイルで攻撃し、直接対決の懸念が高まっているイスラエルはイランとの対決に米国を引き込みたいが、そこにはリスクも大きいため、トランプ政権の出方...

2018年05月15日 16:27

米国によるイラン制裁の限界と危険性―UAEの暴走が示すもの

[画像をサイトで見る]トランプ大統領のイラン核合意の破棄は、スンニ派諸国との協力を念頭に置いたものしかし、スンニ派諸国を率いるサウジアラビアのリーダーシップには限界があり、各国は個別の利益を追求する傾...

2018年05月09日 12:33

アフリカの子どもに銃を取らせる世界(4)奴隷市場で売られた少女が自爆する日―リビア

リビアにはヨーロッパへの上陸を目指す移民・難民がアフリカ中から集まっており、彼らを取引する「奴隷市場」も生まれているテロリストなど武装組織も奴隷を購入しているとみられ、難民や人身取引を放置することは人...

2018年05月05日 20:58

米朝首脳会談はトランプ流「一人相撲」になるか―前哨戦としてのイラン核合意の破棄

[画像をブログで見る]トランプ政権は米朝首脳会談に先立って、5月12日までに、イラン核合意を見直す見込み2015年に成立したイラン核合意は、イランに対する制裁の解除と引き換えに、その平和利用目的の核開...

2018年04月29日 17:10

内部告発者に冷酷な日本―欧米・中韓との比較にみる「隠蔽を黙認しやすい制度」とは

[画像をブログで見る]内部告発者を保護する制度において日本は、欧米諸国や中国、韓国にも遅れているそれは日本社会の劣化を促すだけでなく、国際的イメージダウンにもつながりかねない日本の再生を図るなら、むし...

2018年04月26日 11:00

ルーマニアはエルサレムに大使館を移すか―「米国に認められたい」小国の悲哀と図太さ

[画像をブログで見る]・ルーマニアの与党は、エルサレムに在イスラエル大使館を移設することを決定したと発表。・まだ大統領からの正式決定はないが、実現すれば「米国に認められるため」の小国ならではの外交戦術...

2018年04月23日 15:04

イラク日報公開の意義とは―「イラクにも蛙がいる」自衛官のつぶやきが日本人に訴えるもの

[画像をブログで見る] 自衛隊のイラク派遣の日報が公開され、その記述の端々にある自衛官の日常が「ほのぼのしている」とネットで話題です。4月17日には、もともと個別のPDFだった日報の全文を簡単に検索で...

2018年04月20日 09:07

シリア攻撃で米国が得たもの―「化学兵器の使用」の大義のもとに

シリアへのミサイル攻撃は「化学兵器の使用」を理由にしているしかし、トランプ政権には北朝鮮への威嚇、ロシアに一矢報いること、国内世論の支持を集めること、などの目的をうかがえるこれらの目標が達成されるかは...

2018年04月14日 18:15

シビリアンコントロールだけでない自衛隊日報問題の根深さ―問われる「安全神話」

[画像をブログで見る]これまで政府は危険な地域に自衛隊を派遣する際も、国内世論への配慮から「安全」を強調してきたとりわけ危険なイラクや南スーダンへの派遣は、防衛省・自衛隊よりむしろ、政府首脳や外務省の...

2018年04月12日 09:09

イングランド代表はロシアW杯をボイコットするか―元スパイ襲撃事件の余波

[画像をブログで見る]元スパイ襲撃事件を受けて、英国ではW杯ロシア大会のボイコットが議論となっているボイコットには「制裁の本気度」を示す効果があり、逆に「ボイコットしないこと」は外交上のリスクとなるし...

2018年04月08日 10:28

サウジアラビア皇太子の「裏切り」とは何か―宗教的であって宗教的でない中東二大陣営

サウジ皇太子が「イスラエルの存在する権利」に言及し、将来的な国交の樹立を視野に入れたものかという観測を呼んでいるこれに対して、イランは「裏切り」と批判中東ではサウジとイランの宗教対立を軸に、宗教を越え...

2018年04月07日 21:17

IS「シリア帰り」に厳戒態勢の中国・新疆ウイグル自治区―テロ対策のもとの「監獄国家」

中国の新疆ウイグル自治区ではプライバシーがゼロの監視体制が生まれている当局は「ISのテロ対策」でこれを正当化しているしかし、実際にISの大規模なテロが発生する可能性と比べて、その取り締まりは不釣り合い...

2018年04月05日 22:03

テレビは自由であるべきか―米国の経験にみる放送法見直しの危険性

政府は放送事業における「政治的公平」の撤廃を検討これは「視聴者の選択の自由」に任せるものしかし、米国では「自由な報道」が地上波での誹謗中傷を増やした政府提案には外資参入の解禁も含まれ、米国式の「自由な...

2018年03月31日 19:20

日本政府はなぜトランプに足元をみられるかー関税引き上げを招いた「リスク分散なき安定志向」

[画像をブログで見る] トランプ政権の強引なアプローチが日本にも本格的に向かい始めました。3月8日に導入された鉄鋼・アルミ関税の引き上げが23日に発効。EUや韓国などが「安全保障上の理由」から最終的に...

2018年03月26日 15:41

「環境殺人」とは何か―ある女性環境運動家の死が訴えるもの

[画像をブログで見る]コスタリカに集まった中南米諸国は3月8日、環境保護に取り組む人々の安全を各国が守ることに合意。このエスカス合意が成立した背景には、世界各地で自然保護に取り組む人々が襲われ、生命を...

2018年03月23日 19:21

最大の兵器輸出国は米国、それでは最大の輸入国は―最新報告で読む「緊張が高まる地域、緊張を加熱する国」

[画像をブログで見る] 日本は食糧の約40パーセント、エネルギーの90パーセント以上を輸入し、輸出がGDPの約16パーセントを占めています。その日本にとって、海外の紛争は直接火の粉をかぶらなくとも無縁...

2018年03月18日 09:28

世界に広がる土地買収【後編】海外の土地を最も買い集めている国はどこか―「土地収奪」の主役たち

ブログで画像を見る 世界の大規模な土地の売買をフォローしているランド・マトリックス・データベースによると、2000年1月1日から2018年3月9日までに世界全体で売買された土地は50,534,384ヘ...

2018年03月12日 14:38

トランプ‐金正恩会談に期待できないこと、期待できること―「戦略的共存」への転換点になるか

[画像をブログで見る]北朝鮮との会談は米国にとっても「渡りに船」だった会談で期待される成果は米朝がお互いに都合の悪いことを「みてみぬふり」をできるようになること「不安要素のある国」とでも、「自分に実際...

2018年03月09日 14:41

世界に広がる土地買収【前編】―中国企業による農地買収を「乗りこなす」備え

中国による土地買収は世界に広がっているが、最近は特に農地買収が盛んこれに対して各国で規制が強化されている日本での農地買収に関しては、その体系的なデータすらなく、現状把握が必要ただし、中国企業の農地買収...

2018年03月08日 18:06

中国「国家主席の任期撤廃」改憲案―習近平は「成功した独裁者」になれるか

[画像をブログで見る]人民政治協商会議の開会式後に席を離れる習近平主席(2018.3.3)(写真:ロイター/アフロ) 3月5日、中国で全国人民代表大会(全人代)が開会します。今回の最大の注目点は、国家...

2018年03月05日 11:06

トランプ「鉄鋼・アルミ関税」引き上げ―「被害者意識と癒しの政治」は何をもたらすか

[画像をブログで見る] 3月2日、トランプ大統領は鉄鋼とアルミニウムの関税をそれぞれ25パーセント、10パーセント引き上げる方針を表明。トランプ大統領は「中国が不当に安い鉄鋼製品を過剰に供給しているた...

2018年03月04日 15:14

静かに広がる「右翼テロ」の脅威―イスラーム過激派と何が違うか

国際ニュースでみない日はないほど、イスラーム過激派によるテロ活動はもはや日常になった感さえあります。しかし、欧米諸国ではここにきて新たな脅威が台頭しており、しかもそれは内側から沸き起こってくるものです...

2018年02月28日 16:45

アフリカの子どもに銃を取らせる世界(2)中国「一帯一路」の光と影―南スーダン

2月7日、南スーダンで87人の女の子を含む311人の子ども兵が解放されました。これほどの規模の解放は、同国で初めてのことです。しかし、内戦が長期化する南スーダンでは子ども兵の社会復帰が困難であるばかり...

2018年02月26日 13:29

「高等教育無償化」でイノベーションは生まれるか―データの国際比較にみる高等教育の優先度

国会では裁量労働制など、政府が打ち出した「働き方改革」をめぐる議論が続いています。この議論の一つのたたき台になったのが、2017年12月に官邸主導で閣議決定された、「人づくり革命」「生産性革命」を骨格...

2018年02月24日 15:58

アサド政権によるクルド人支援―「シリアでの完全勝利」に近づくロシア、手も足も出ない米国

[画像をブログで見る] シリアのアサド政権は2月19日、クルド人勢力を支援するために同国北部アフリンへ部隊を派遣することを決定。これは先月、クルド人勢力を攻撃するためにアフリンへ侵攻したトルコ軍に対応...

2018年02月22日 19:36

「民族共存のテストケースの挫折」としてのエチオピア非常事態宣言ー日本にとってのボディブロー

[画像をブログで見る] 国連の統計によると、2017年段階でアフリカ大陸には約12億人の人口がいますが、2030年には17億人、2050年には25億人に増加すると見込まれています。 そのため、市場の将...

2018年02月20日 21:42

「うやむやにされる」分岐点を迎えたロヒンギャ危機ー「虐殺」兵士への処分とロヒンギャ集落の「抹消」

約70万人が国外に逃れたロヒンギャ危機をめぐり、国際的に批判が噴出するなか、ミャンマー政府・軍は基本的には従来の「彼らはバングラデシュからの不法移民であり、その帰国を促しているだけ」と自らを正当化し続...

2018年02月16日 16:51

平昌オリンピックで浮き彫りになった韓国の反イスラーム感情―「公費による礼拝室の設置」の是非

平昌(ピョンチャン)オリンピックが開幕した2月9日、室内競技が行われる江陵(カンヌン)市で予定されていた礼拝室(プレイヤールーム)の設置中止が明らかになりました。これは、反イスラーム的な一部の市民団体...

2018年02月11日 11:12

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