武者陵司の記事一覧

世界同時好況相場が始まった、円高懸念霧消で日本株も合流へ

(1)世界同時好況が始まった世界同時好況が始まった様相である。製造業PMIは米国、ユーロ圏、中国、日本など全世界的に上向いている(図表1)。商品市況も上昇。原油価格回復による資源鉱工業部門の回復、ハイテク循環の回復が特徴的である。景気に敏感なハイテクの動きは台湾IT企業の売上高急伸からうかがえる(図表3)。ハイテク在庫調整完了・プロダクトサイクルの好転、中国でのハイテク投資急拡大などが背景にある。...

2017年03月21日 00:00

トランプ政権の本質、保護主義ではなく帝国主義 ~守りではなく攻撃~

誤解されるトランプ政権~孤立・保護・差別主義ではないトランプ政権の戦略目標は単純明快で分かりやすい。①強いアメリカ、②安全な世界、③強い国内雇用、④それらを阻んでいる不公正(a.他国の過小な軍事負担と...

2017年02月13日 00:00

トランプ政権下の日本株投資戦略、壮大な上昇相場の始まりに

以下では丸三証券様のご厚意により、丸三レポート2017年2月号に掲載された、丸三証券 小祝 寿彦 社長との対談をご紹介します(一部加筆と図表を追加しています)。(1)  米国大統領選後の株価...

2017年02月03日 09:11

トランプ氏の「保護主義」における二つの類型 ~トランプ氏のドル安願望は叶わない~

乱暴なトランプ氏、高等戦術かトランプ氏は期待に反して有言実行の士であることがはっきりした。TPP永久離脱、NAFTA再交渉指示の大統領令に署名した。またメキシコ国境の壁建設の指示大統領令など乱暴な対応...

2017年01月29日 00:00

トランプ政治の陰の主役、強いドル~国境税が最後の一押し、超ドル高時代へ~

具体化しつつある国境税創設共和党、トランプ次期大統領がともに主張する国境税(=border tax adjustment)が次期政権の経済政策の柱に浮上してきた。輸入品に課税し、輸出品に税優遇を与える...

2017年01月12日 00:00

第七大陸ですすむ経済繁栄の可能性、米国覇権再強化へ

謹 賀 新 年2017年が新たな世界繁栄の入り口でありますように、皆様の投資活動が実りの多いものでありますように。2017年 元旦  武者リサーチ(1) チャーチルの目で今を見ると太平洋戦争の端緒とな...

2017年01月01日 00:00

2017年情勢の基軸、強い米国経済、強い大統領、強いドル ~日本株急騰、日本経済ブームへ~

2017年の情勢の基軸は強い米国の登場に尽きるだろう。強い米国経済の強い大統領とのパーセプションにより米国過小評価の根底的修正が起き、一世を風靡したGゼロ論の誤りがはっきりするだろう。水面下で培われた...

2016年12月14日 00:00

ピケティ氏よりトランプ氏、世界過剰貯蓄に対する最適処方箋 ~トランプノミクスによる経済ブームは日本株を強力に押し上げる~

(1)レーガノミクス相場に匹敵する株価上昇の可能性新次元に突入した世界経済と市場トランプ氏の登場により、世界経済と市場は(多分地政学も)新次元に突入した。そして、今始まった株式とドルのトランプラリーの...

2016年11月28日 00:00

新大統領が米国の新時代を開く可能性

恵まれた次期大統領の発射台米国経済は人々の悲観的観測とは裏腹に、極めて恵まれた条件を備えている。①情報インターネット革命に支えられた空前の企業収益、②世界最強のイノベーションに基づく産業競争力、③低金...

2016年11月10日 00:00

天地人が揃った、日本の負のバブル是正大作戦 ~アベノミクス第二弾の株高が始まった~

(1)世に満つる日銀批判こそ株高の引き金にマイナスバブル是正の威力甚大アベノミクスで日経平均は8000円から2万円へと2.5 倍になったが、その第二弾が始まろうとしているのではないだろうか。2020年...

2016年10月25日 00:00

「市場金利を統制下に」、黒田バズーカ第三弾の威力を考える

とうとう日銀が市場価格制御に直接乗り出した9月21日の政策決定会合において日銀は、①イールドカーブの制御➡長短金利の管理、②オーバーコミットメント➡際限なく目的達成を追求する、③追加的手段はある。短期...

2016年09月23日 00:00

米国利上げと中国の権力闘争 ~目先、中国ハードランディングの可能性が小さくなったようだ

米国の利上げをめぐって思惑が錯綜し、金融市場におけるリスク感、不透明感が強まっている。しかし真の不確実性は米国ではなく中国経済に存在しており、投資におけるリスクも中国経済と金融市場をどう評価するかにか...

2016年09月15日 00:00

世界的イールド・ハンティングが日本株に向かう可能性大 ~中国危機封印なら、アベノミクス相場第二弾入りの公算も~

(1) 世界的イールド・ハンティング、余剰資本は株式に向かう長短金利ゼロの時代歴史的長期金利の低下が進行している。Brexitを契機に英ポンド金利が急低下したことにより先進国でまともな長期金利がついて...

2016年09月02日 00:00

分岐点、Brexitであく抜けか、中国危機封じ込めがカギを握る

急反発か、三段下げのクライマックスか英国国民投票のEU離脱派の勝利は予想外の結果であった。Brexitが決まった今この先更なる危機が待っているのか、それともいったんあく抜けか。先週末、英国国民投票結果...

2016年06月27日 00:00

Don’t fight BOJ 日銀の非伝統的政策進化は必至 ~理論的帰結は大幅な株高~

(1) 市場の雰囲気一変、円安・株高を引き起した日銀新政策報道需給急変、ショートポジションの巻き戻し先週末、円高ドル安の悪循環にはまり一人低迷していた日本の市場環境が一変、意表を突く株高と円安が起こっ...

2016年04月25日 00:00

株式市場、年度初めの日本株独歩安をどうみるか

(1) 世界危機の懸念は沈静化、リスクテイク回復新関:武者リサーチ代表の武者陵司に「株式市場、年度初めの日本株独歩安をどうみるか」の話を聞きます。宜しくお願いします。米国をはじめ世界株式は年初来高値に...

2016年04月07日 16:40

中国、石油がリスクオフムードを一変させる時が来た~G20で中国危機封じ込めが見えてきた、人民元維持、資本規制、財政拡大が鍵に~

2月26、27日の上海G20はリスクオフムードを一変させる画期となるだろう。「最近の市場は世界経済の実態を反映していない、市場安定のために政策手段を総動員する」との声明は、各国の当局が市場を売り崩す投...

2016年02月29日 00:00

黒田イニシャティブ世界を救うか

(1)  世界に先駆ける黒田イニシャティブ世界株安底入れの曙光が1月の急激な世界株安を経て、世界の中央銀行は協調的危機対応、という新たな段階に入っていくかもしれない。それは一段の世界的金融緩...

2016年02月01日 00:00

鍵は中国「毒」の伝染遮断、資本規制だ ~世界株安底入れのかすかな曙光見え始めた~

新関:武者リサーチ代表の武者陵司先生にお話しをお聞きします。本日のテーマは『鍵は中国「毒」の伝染遮断、資本規制だ~世界株安底入れのかすかな曙光見え始めた~』ということで宜しくお願いします。中国関連で世...

2016年01月29日 00:00

安倍政権のイニシャティブで「消費力」喚起へ、日経平均24000円も

「消費力の国際競争」が2016年のテーマとなるでしょう。IT革命とグローバリゼーションによる世界的な生産性上昇が進展しています。企業が超過利潤を得る一方、労働と資本の余剰は深刻です。その解決には「消費...

2016年01月01日 09:53

9年ぶりの米利上げに見る二つの風景

(1)  明-米国、米国で見られる新時代の萌芽労働と資本の余剰、顕著に減少2006年以来9年ぶりの米国の利上げは、米国経済がリーマン・ショックの後遺症を完全に払しょくした自信の表れと言える。...

2015年12月18日 00:00

これから始まるイノベーションの大揺籃時代 ~「ザ・セカンド・マシン・エイジ」を考える~

ミラー: 皆様、こんにちは。武者リサーチ、ディレクターのミラーです。本日は、武者陵司先生に『ザ・セカンド・マシンエイジを考える』ということで、最近出版されました本についてお伺いしたいと思います。この本...

2015年11月05日 00:00

人民元不安鎮静化が年末のリリーフ・ラリーをもたらすか

世界経済のアキレス腱が中国であり、中国のアキレス腱が外貨事情と為替動向にあることは、9月以降のレポートで論述した。とすれば、直近の人民元の安定化は、中国と世界経済にとって、一安心できる事柄と言えるだろ...

2015年10月13日 00:00

長期展望、日経平均長期上昇シナリオは終わったのか?

ミラー*: 『長期展望、日経平均長期上昇シナリオは終わったのか?』ということでお話を伺いたいと思います。今、この不確実な中で、世の中どのように見ていったらよろしいでしょうか?長期展望、確かな3つのメガ...

2015年09月28日 00:00

日本株短期反発場面へ、勿論長期ブルシナリオは不変

ここ3週間世界金融市場は15~20%の大暴落となり、投資家はリーマンショックの再来かと身構えさせられた。しかし、それは杞憂であった。当面考えられるリスク(悲観仮説)はすべて織り込まれ、売り方の弾丸は尽...

2015年09月14日 00:00

外貨逼迫する中国、脆弱な対外金融力、再元安不可避に

(1)  世界市場のアキレス腱、中国バンピーな世界株式世界経済と金融市場のアキレス腱が中国であることがはっきりしてきた。国際金融市場を不安にしている資源国やアセアン、アジアNIES諸国の通貨...

2015年09月01日 00:00

中国、たたみ重なる二律背反、悪循環が始まった可能性

為替、経済、株式等で困難が続出、打ち出す緊急避難策が、さらに事態を悪化させるという二律背反が中国のシステムを覆い始めている。これまでの中国に対する絶大な信頼の根源は、当局の圧倒的な統制力、リスク制御能...

2015年08月21日 00:00

リスクハングリーの世界金融市場、浮上する日本株式

(1)  潜在的リスク - ギリシャ、中国、米国利上げ、資源価格下落、は織り込まれたギリシャ要因:さしあたっての7月ギリシャ危機はしのいだものの、引き続き債務返済期限が相次いで訪れるので、い...

2015年08月06日 00:00

中国、繰り出される究極の弥縫策、Contingency plan発動か ~高まる存在感とは裏腹に~

中国をどう見るべきか。経済規模と地政学において大きな存在感を示す一方、目先は経済困難が深刻化し、究極の弥縫策と見える対策が相次いでいる。Contingency plan(不測事態対応策) が発動されつ...

2015年07月21日 00:00

ギリシャ国民投票で緊縮策にノー、債権者側とドイツは譲歩を迫られるだろう

経済の合理性が貫かれるならギリシャ債務問題は解決へ7月5日のギリシャ国民投票によりギリシャ国民はノー、つまりチプラス政権の呼び掛けにこたえ、債権者側の緊縮財政の要求を拒否する態度を表明した。債権者側と...

2015年07月06日 00:00

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