意見をつなぐ、日本が変わる。

量的緩和とドル円レート

マネーマーケット(短期金融市場)金利が正である範囲では、中央銀行が資金(ベースマネー)供給を増やすと、マネーマーケット金利が低下することになる。マネーマーケット金利は、民間の金融機関からみると資金調達...全文を読む

池尾和人

2012年05月09日10時34分

欧州と地下経済

欧州の若年者失業率がきわめて高率で、深刻な状態にあることは疑いない。しかし、公式統計の数字が、必ずしも実態を正確に示しているとは限らない可能性については留意しておいた方がよい。というのは、公式統計では...全文を読む

池尾和人

2012年05月04日11時50分

日銀法改正とマルチタスク問題

今日(4月20日)の日本経済新聞朝刊に「緩和へ空前の政治圧力」という記事が載っていたが、「財政と社会保障制度の持続可能な姿を示す」という本務を果たすことのないままに、日本銀行にプレッシャーをかけること...全文を読む

池尾和人

2012年04月20日21時53分

マネーは不足しているのか?

今日(4月16日)Twitterをみていたら、泉田裕彦さん(現・新潟県知事だが、彼が経産省の官僚だった時代に知っているので、一方的に親しく思っていてフォローしている)が、次のようにつぶやいていた。 ...全文を読む

池尾和人

2012年04月16日12時42分

高橋洋一氏からの返信

高橋洋一氏から返信をもらった。以下、主要部分を引用する。 なお、引用に際しては、再返信で「いただいた返信の内容をブログ記事の中で引用(公開)して、構わないでしょうか? もし支障があるようでした...全文を読む

池尾和人

2012年03月12日15時59分

高橋洋一氏に、ちょっと質問

経済成長は、大切である。しかし、実質的な成長でなければ意味が乏しく、インフレの高進で名目的に成長率が高まっただけだと、日本経済の抱える問題の解決に資することにはならず、逆に問題を悪化させる恐れすらある...全文を読む

池尾和人

2012年03月09日21時44分

バーナンキとゼロ金利制約

少し前に(英国)エコノミスト誌のブログで取り上げられて話題となっていたローレンス・M・ボール(Laurence M. Ball)の「ベン・バーナンキとゼロ金利制約(Ben Bernanke and t...全文を読む

池尾和人

2012年02月21日21時49分

潜在GDPのHPフィルター推計

クルーグマンも推奨するマーク・トーマのブログ(Economist's View)に掲載された「潜在産出量-ギャップを測る(Potential Output: Measuring the Gap)」とい...全文を読む

池尾和人

2012年02月20日17時31分

一段の金融緩和は常に望ましいものか?

今月の金融政策決定会合で、日本銀行は一段の金融緩和の実施を決めた。それが、株価や為替レートと言った資産価格には好影響を与えているとしても、金融緩和というのは、そもそもやればやるほど景気刺激的な効果があ...全文を読む

池尾和人

2012年02月16日22時23分

不都合な現実

すでに池田さんがコメントしていますが、こうした意見は珍しくないのですが、私にいわせると、「先進国の多くの人々の要望水準は、過去の経験を外挿する形で高止まりしたままである。すなわち、これまでのように年々...全文を読む

池尾和人

2012年01月30日22時14分

行動ファイナンスの貧困な本質

シュライファーと小幡君しか知らないという行動ファイナンスの奥義を教えてもらえるのかと思って楽しみにしていたのだけれども、もしそれが、この程度の話なら、行動ファイナンスにも失望だなぁ。 ここで、参...全文を読む

池尾和人

2012年01月10日21時38分

国債価格と財政破綻の可能性

『中央公論』2月号を読んでいたら、「時評2012」欄に「日本はギリシャと違うのか」と題して大竹文雄さんが、Anton Braun and Tomoyuki Nakajima(中嶋智之氏)の最近の研究を...全文を読む

池尾和人

2012年01月09日10時16分

所得収支、GDP、GNI

双日総合研究所・吉崎達彦氏のMSN産経ニュース1月5日付け記事「[正論]たくましいぞ日本経済の底力 驚異の環境適応力」が、新春に当たって単純な悲観論を戒めるものとして関心を呼んだようだ(この記事のリン...全文を読む

池尾和人

2012年01月07日21時32分

経済成長の簡単な要因分解

景気動向の予測のようなものはあまり当たる保証はないが、それに比べれば、人口動向の予測ははるかに確度の高いものである。20年後の20歳の人口は、現在の新生児の数を超えることはない。したがって、大規模な疫...全文を読む

池尾和人

2011年12月08日12時21分

レポという大口マネー

2007-09年の米国および欧州における金融危機(日本を含むアジアは金融危機に陥ったわけではないので、「大西洋金融危機」という呼び方もされる)の主たる舞台となったのは、「影の銀行システム(Shadow...全文を読む

池尾和人

2011年11月23日14時52分

機械との競争

マンキューのブログで紹介されていたので、Erik Brynjolfsson and Andrew McAfee, Race Against The Machine(『機械との競争』)を...全文を読む

池尾和人

2011年11月16日17時07分

欧州銀がドル資金を必要とする理由

今日(2011/11/3)の『日本経済新聞』朝刊の経済2面に「国際市場、ドル調達不安 欧州銀は一段と厳しく」という記事が載っている。この種の話題はこの間ときどき取り上げられているけれど...全文を読む

池尾和人

2011年11月03日13時43分

公的債務、経済成長、金利の関係

たまたま『週刊東洋経済』の「経済を見る眼」欄と『週刊ダイヤモンド』の「データフォーカス」欄を書く順番が重なってしまったので、今週号は両誌のそれぞれの欄に私の記事が掲載されている。両誌に...全文を読む

池尾和人

2011年10月25日15時15分

欧州版インバランス

R・ラジャンが、その著書『大断層(Fault Lines)』(この本がまともな日本語訳で提供されなかったのは、大変に不幸なことである)の中で、世界に危機をもたらしかねない断層線の第1に...全文を読む

池尾和人

2011年10月13日11時59分

財政インフレはあり得る理由

スコット・サムナー(Scott Sumner)が、National Affairsの記事の中で、「不換紙幣を発行している中央銀行(a fiat-money central bank)が...全文を読む

池尾和人

2011年09月26日23時13分

「いまさら聞けない経済学」の復習

昨日のニコニコ生放送「いまさら聞けない経済学〜お札を刷ればデフレは止まるのか?〜 」の復習の代わりに、私が説明で使った図を2点、簡単な説明付きで再掲しておきます。(>大学生の皆さん。大...全文を読む

池尾和人

2011年09月25日12時15分

「いまさら聞けない経済学」の予習

明後日のニコニコ生放送「いまさら聞けない経済学〜お札を刷ればデフレは止まるのか?〜 」の予習を少ししておきましよう。ニコ生だけではなく、もちろん大学の授業を受けるときも、「予習」と「復...全文を読む

池尾和人

2011年09月22日14時31分

ベースマネーに関する2,3の事実

最近ツイッター上で、もって自戒の念としよう。RT @tedtakeda まあ、都合の良いところだけ切り取ってデータを見る悪癖のある方々は、いつの世でもいらっしゃるものでして…というやり...全文を読む

池尾和人

2011年09月07日23時07分

総合CPIとコアコアCPI(補足)

先日、「総合CPIとコアコアCPI」と題した記事を書いたけれども、その後でセントルイス連銀のJ・ブラード総裁の講演「Measuring Inflation: The Core is R...全文を読む

池尾和人

2011年09月06日15時08分

為替レートと相対価格

1ドル=75円とかいった名目の為替レートだけを見て、史上最高の円高だとかいって騒ぐもの問題だと思うが、他方で、実質実効為替レートが絶対的な基準だと思い込むのも危険である。日銀レビューの...全文を読む

池尾和人

2011年09月05日10時29分

ジャクソンホール講演

米国ワイオミング州の保養地ジャクソンホールで毎年開催されているカンサスシティ連銀主催のコンファレンスの今年のテーマは、そもそも「長期の経済成長(long-term economic g...全文を読む

池尾和人

2011年08月27日12時38分

総合CPIとコアコアCPI

財・サービスの価格については、(1)伸縮的(flexible)なグループと(2)粘着的(sticky)なグループに大別できる。資産価格(株価や為替レートなど)は、一般的にきわめて伸縮的...全文を読む

池尾和人

2011年08月12日09時38分

米国の実質GDP改定値

先月末に、米商務省が米国の実質国内総生産(GDP)の年次改訂値を発表したので、参考までにそれをグラフ化したものを掲載しておこう。すでに各メディアで報道されているように、リーマン・ショッ...全文を読む

池尾和人

2011年08月02日11時45分

国債の負担・再論

国債の負担に関して、最近でもサミュエルソン・ラーナー流の議論が持ち出されることがある。ここでいうサミュエルソン・ラーナー流の議論とは、内国債と外国債(海外で起債される債券の意味で使う)...全文を読む

池尾和人

2011年07月22日09時34分

成長期待の低下を心配する

3月4日に「潜在的なニーズに応える供給が需要を作る」という記事を書いた1週間後に、東日本大震災が発生した。そのために、他のテーマの記事を先に書くことになって、当該の記事の中で予告した「...全文を読む

池尾和人

2011年06月24日09時32分

ブロガー

池尾和人

経済学者、慶大教授。金融論を専門とする

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