勝川 俊雄の記事一覧

オリンピック調達方針のパブコメが今日までです。

オリンピック水産物の調達方針(案)が先日公開されました。ロンドン以降のオリンピックでは第三者が透明性を持って、持続性を確認した食材のみを提供することになっていたのですが、東京大会は「国産の水産物は漁協の自己チェックでOK」という驚愕の内容になっています。このままでは日本は水産物の持続性に関心が無いということを世界に示すことになりかねません。この件についてのパブリックコメントが今日の17時まで受け付...

2016年12月27日 08:48

なぜ、巻き網やトロールは、魚が減っても漁獲が維持できるのか。そのメカニズムを解説

巻き網やトロールでは、資源が減っても魚をとり続けることが出来ます。一方、釣りや定置などは、資源が減ると漁獲量が減少し、毎年の漁獲量の変化が大きくなります。それはどういう理由なのかを説明します。サバやタ...

2016年12月21日 12:06

秋田県の苦渋の決断:日本海のハタハタは回復するのか?

秋田県では、ハタハタの漁獲枠を増やすように要求する漁業関係者と、漁獲枠を維持すべきと言う県水産振興センターで、意見が割れていたようです(一つ目の記事)。結果として、漁獲枠は増枠されず、水揚げも低迷した...

2016年12月21日 09:06

2020東京オリンピックの水産物調達方針が酷すぎる

ロンドン以降の五輪では、ホスト国は持続的な水産物を提供することが期待されています。。オリンピックのスタンダードからすると日本の漁業は持続性に問題があるという話はすでに指摘したとおりです。2020東京大...

2016年12月19日 15:20

WCPFC(マグロの国際会議)への識者の声

今回のWCPFCでは、日本の水産外交のこれまでのやり方が破綻しました。日本の水産外交は大きな転機を迎えているといえます。そのことを指摘する識者のコメントを転載します。真田さんは、会議に実際に参加された...

2016年12月11日 12:10

マグロの国際会議で日本がフルボッコにされたようです

大変なことになりました。マグロの国際会議で日本がフルボッコにされたようです。12月5日~9日に、フィジーで西太平洋のカツオやマグロの漁業管理を議論する国際会議WCPFCが開催されました。そのなかで、ク...

2016年12月09日 20:47

中国の領海拡大にくさびを打つデュテルテ比大統領の妙手

フィリピンのデュテルテ大統領が、中国との間で領土問題なっている海域を禁漁区にする構想を習近平国家主席に提案したそうです。習主席は態度を明確にしなかったそうです。これは実に上手いやり方で、フィリピンの国...

2016年11月25日 09:59

成長する米国漁業~自由競争を諦めたところがスタート地点

漁業の現状(漁獲量は増えずに生産金額が増える)最近の米国漁業がどうなっているかというと、漁獲量(重量)はほぼ横ばいです。緑の線が貝類で、青の線が魚類です。1990年代よりも、最近の方が水産資源は回復し...

2016年10月28日 13:20

中国漁業の膨張を抑え込むために日本がすべきこと

中国漁業の膨張について、Financial Timeにおもしろい記事がありました。Chinese fishermen caught up in Asian geopolitical conflictL...

2016年10月11日 20:19

日本が漁獲上限を設定したから、サバが回復したのか?

NHKのニュースのニュースでサバ漁業について取り上げられていました。http://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2016_0831.html?utm_int...

2016年09月12日 15:10

日本のクロマグロ規制見送り提案が見送られたようです

クロマグロの国際会議が終わったようですね。早くも記事がでてきたので、内容について解説します。クロマグロ漁獲規制見送り 日本案など通らずクロマグロの資源管理を議論する国際会議「中西部太平洋まぐろ類委員会...

2016年09月02日 14:38

FAOも日本漁業の一人負けを予測→成長する世界の漁業、一人負けの日本漁業

日本国内だけを見ていると、漁業には未来はないように見えますが、海外をみると別の光景が見えてきます。世界的に見ると、漁業は成長産業であり、日本のように漁業が衰退している国の方が例外です。ノルウェー、米国...

2016年08月18日 10:31

今年のサンマ漁は厳しくなりそうです

去年はサンマの不漁が大きな話題になりましたが、今期のサンマ漁はどうなるのでしょうか。7/29に水産研究・教育機構が「平成28年度 サンマ長期漁海況予報」を公開したので、その内容について解説します。どう...

2016年08月03日 14:23

やっぱり意味が無かったウナギの池入れ規制

二年前に書いた「あまり意味の無いウナギの池入れ上限」のアップデートです。日本が国として行っている規制は、シラスウナギの池入れ量の上限です。去年に引き続き、今年も枠を大幅に下回りました。実質的に取り放題...

2016年04月22日 08:37

水産庁の国会答弁を徹底検証(その2)親が減ったのは未成魚が減ったせい?

今日は親魚が減った原因について検証します。水産庁は次のように答弁しました。○政府参考人(本川一善君)太平洋クロマグロの未成魚の発生につきましては、親魚の資源量にかかわらず、環境要因に左右されるところが...

2015年08月21日 16:08

国会答弁の水産庁の主張を徹底検証(その1)

しばらくブログをお休みしている間にいろんなことがありました。まず、Wedgeの4月号にクロマグロに関する記事を執筆しました。http://wedge.ismedia.jp/articles/-/489...

2015年08月20日 17:27

持続的な漁業・魚食運動は、どうやら次の段階に突入したっぽい

昨日は、リディラバの安部君の話を聞きに行った。本気で世の中を変えようという人間は面白いし、とても刺激になった。彼の話の中で、特に印象に残ったのは、「パフォーマンスの高い組織のコミュニケーションは、トッ...

2015年06月30日 12:38

大平洋クロマグロについて、日本人に知っておいてほしいこと

2014年11月17日に、国際自然保護連合がレッドリストを改訂して、新たに太平洋クロマグロ、アメリカウナギ、カラスフグ を絶滅危惧種として指定しました。レッドリストは関係諸国に保全の必要性を示すのが目...

2014年12月11日 09:49

WCPFCの合意について

これまで漁獲規制が無かった太平洋クロマグロに対して、各国が漁獲量の上限を設定したという点では、意義がある会合でした。未成魚の漁獲量の半減というと、とても厳しい措置のように聞こえますが、実際はそうではあ...

2014年12月05日 15:37

クロマグロの国際合意内容の総括

10月末に、米国で「全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)第87回会合(再開会合)」が開催されて、2015年及び2016年の商業漁業の年間漁獲上限を3,300トンとすること等が合意されました。日本語プレ...

2014年11月10日 08:59

クロマグロの国際交渉を分析:日本のジャイアン外交が韓国とメキシコをねじ伏せた

日本国内では、「日本が率先して厳しい漁獲削減を提案したのに、韓国やメキシコが反対をしている」という内容の報道が目立つのですが、実態は全然違います。日本が自国のみにきわめて都合が良い提案をごり押して、韓...

2014年11月07日 09:28

クロマグロの幼魚が空前の不漁です

クロマグロの幼魚(ヨコワ)が全然捕れません。親が減っているから、子供が減るのも当たり前なのですが、かなり危機的な状況です。太平洋クロマグロ加入量モニタリング速報(2014年9月末)太平洋南(※1)及び...

2014年10月02日 11:35

あまり意味の無いウナギの池入れ上限

平成26年9月16日(火曜日)から17日(水曜日)まで、東京都内において、「ウナギの国際的資源保護・管理に係る第7回非公式協議」が開催され、日本、中国、韓国及びチャイニーズ・タイペイの4者間で、ウナギ...

2014年09月18日 10:08

日本が提案しているクロマグロの漁獲規制について解説

クロマグロの漁獲は、次の3つの問題点があることを先の記事で書いた。① 卵を産む前に95%以上の個体をとってしまう② 産卵場で待ち伏せして、卵を産みに来た親を一網打尽③ 非持続的な漁業を規制するルールが...

2014年09月02日 11:35

クロマグロは減っていないと主張してきた研究者たち

6年ぐらい前から、日本海の一本釣り漁師たちが「クロマグロの群れが激減している」と危機感を抱いていた。漁業者からのSOSをキャッチした俺は、現場を回って、クロマグロ資源の危機的な状況についての情報を集め...

2014年08月30日 07:44

太平洋クロマグロの漁獲の現状

現在、国内外で関心が高まっている太平洋クロマグロの現状について整理してみよう。このエントリで用いる図はすべて、WCPFCのISCレポートからの引用である。http://isc.ac.affrc.go....

2014年08月29日 08:23

太平洋クロマグロはどれぐらい減っているのか?

今回は一般向けでは無く、メディアや勉強をしたい人向けに、少しだけ専門的な話を書きます。クロマグロの資源状態について太平洋クロマグロの資源状態については、1年半前のブログに書いたとおり。日本では3.6倍...

2014年08月28日 04:05

検討会という茶番

先日、水産庁の資源管理あり方検討会が開かれた。この手の検討会が開かれるのは実に6年ぶりである。6年前の検討会は、資源管理反対派を集めて、資源管理をしない言い訳を並べただけだった。今回も、俺以外はこれま...

2014年08月23日 01:08

水産業の苦境を打開するのに必要なのは、補助金では無く、資源管理

三陸の水産業者、苦境打開へ 世界に活路もアピール不足Sankei Biz 2014.6.21 07:10三陸地方の水産業者が、海外展開に活路を見いだしている。東日本大震災から3年が過ぎても続く苦境を打...

2014年06月21日 08:13

日本メディアはIUCNのウナギレッドリスト掲載をどう報じたか

読売新聞 2014/6/12 21:53ニホンウナギ、外食・小売りに波紋 絶滅危惧種にhttp://www.nikkei.com/article/DGXNASDZ120HQ_S4A610C1TI000...

2014年06月13日 08:23

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