門田隆将の記事一覧

お粗末な「原発訴訟」の事実認定

「この論理が通るなら、当時の首相も、各県の知事や市長、町長、村長に至るまで、多くのトップの手が“うしろにまわる”なあ」――判決のニュースが流れた時、私の頭に真っ先に浮かんだのは、そんな感想だった。東日本大震災における福島第一原発事故で、福島県から群馬県に避難した住民が、国と東電に、およそ15億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が3月17日、前橋地裁であった。原道子裁判長(59)は、「津波を予見し、事故...

2017年03月18日 20:46

日本学術会議への「訣別」

科学者の役割とは何か。人類の進歩に寄与し、平和の実現をはかり、人々の幸福に貢献すること。そのために努力を惜しまず、常に技術革新をはかり、持ちうる能力を可能なかぎり発揮する――そのことに異論を差し挟む向...

2017年03月09日 18:23

「日・台・中」を知る上で絶対に忘れてはならない事件

「二二八事件」を知っていますか? そう聞いて、「はい、知っています」という人は、日本では、なかなかいない。「“二二六事件”の間違いではないですか」と問い返されるケースがほとんどだ。しかし、「この事件を...

2017年02月26日 14:16

「だから距離を置きなさい」それが韓国ですから

「えっ、そんな馬鹿な」と絶句しても、詮(せん)無いことである。なぜなら、それが韓国という国だからだ。理屈も、常識も、道理も、正義も、さらに言えば、法理も通じない国――それが彼(か)の国である。長崎県対...

2017年01月27日 18:46

安倍首相「真珠湾訪問」の本当の意味

多くの意味を持つ安倍首相の真珠湾訪問だった。「和解の力」と「お互いのために」――両首脳の言葉を借りれば、そんな簡潔なものに集約されるかもしれないが、この訪問の意味は、それ以上に、はかり知れないものだっ...

2016年12月29日 12:16

今、なぜ「台湾」なのか

本日、衆議院第一議員会館の1階多目的ホールで『湾生回家』が上映された。国会議員を対象にした上映会だったが、私も案内をいただいたので、観させてもらった。湾生とは、戦前の台湾で生まれ育った約20万人の日本...

2016年12月15日 22:35

「トランプ-蔡英文」衝撃会談の意味

中国にとって、アメリカのトランプ次期大統領による“衝撃的”な出来事がつづいている。最大のものは、本日、トランプ氏が台湾の蔡英文総統と「電話会談をおこなった」ことだ。台湾の総統とアメリカの大統領や次期大...

2016年12月03日 23:47

流動化する「韓国情勢」の先にある懸念

昨日、帝国ホテルで第25回山本七平賞(PHP研究所主催)の受賞パーティーがあり、出席させてもらった。受賞者は、『なぜ私は韓国に勝てたか 朴槿恵政権との500日戦争』(産経新聞出版)の加藤達也・産経新聞...

2016年11月30日 21:46

“オバマを呼び寄せた男”の「菊池寛賞」受賞

今朝、1本の電話が私の携帯に入った。「おかげ様で菊池寛賞を受賞しました」。静かで凛(りん)とした声だった。広島在住の森重昭さん(79)からである。森重昭さんと言っても、ピンと来る人は少ないだろう。だが...

2016年10月14日 23:37

国会「二重国籍」論議が示したものは何か

これは、逆に、蓮舫氏に感謝すべきことかもしれない。私は、昨日(5日)、今日(6日)と2日にわたって続いた自民党の有村治子議員の「二重国籍」に関する国会質問を見ながら、そう思った。民進党の蓮舫氏が「二重...

2016年10月06日 13:42

小池都知事は「税金“掴み取り”時代」に終止符を打てるのか

国会、そして都議会も開会し、いよいよ政治の季節がスタートした。国会では、早くも「年明け解散」の憶測が流れ、与野党の攻防が本格化している。しかし、なんといっても、世間の注目は、小池百合子東京都知事だろう...

2016年09月30日 21:33

「小池百合子氏圧勝」が証明した“DR戦争”の決着

小池百合子氏の圧勝で、ほっと胸を撫で下ろした人が、私のまわりには沢山いる。なにより恐れたのは、「鳥越氏が都知事になることだった」という人がいたのでその理由を聞いたら、「都政が“プロ市民”たちに牛耳られ...

2016年08月02日 17:02

いよいよ東京都民の「見識」が問われる

私は、溜息ばかり吐(つ)いている。一連の都知事選候補者騒動を目の当たりにして、である。タレントの石田純一氏(62)が突然出てきたり、小池百合子氏(63)が「都議会の冒頭解散」という“あり得ない公約”を...

2016年07月13日 16:41

次の都知事には「本義に生きる人」を

つくづく人間の器量とは、土壇場でこそ発揮されるものだと思う。舛添要一都知事の醜態は、人間として、リーダーとしての「行動」「考え方」「覚悟」、あるいは、「身の処し方」……など、あらゆることについての「教...

2016年06月15日 17:50

「オバマ広島訪問」を陰で実現した人々

私は、なぜオバマ大統領の「広島訪問」がこれほどの感動を呼んだのか、その理由を考えている。そして、これを実現させた名もなき人々のことに思いを馳せている。「核なき世界」は、人類の悲願だ。しかし、すべての形...

2016年05月29日 10:55

日中外相会談「大失敗」の意味

最近、どうも不思議なことがある。安倍政権の外交姿勢である。2012年12月の政権発足以来、“対中包囲網外交”を展開し、ある意味の「焦り」を中国側に生み出してきた安倍外交が、ここのところ、どうもおかしい...

2016年05月02日 09:07

「1票の格差」という欺瞞

昨日、共同通信の配信で、この夏の第24回参議院議員選挙に「293人」が立候補の名乗りを上げていることが明らかになった。各地方紙がこれを一斉に大きく報じたことで、参院選への空気が一挙に高まった感がある。...

2016年04月29日 23:50

待機児童問題は「舛添知事」の“命取り”になるのか

これは、ひょっとしたら、舛添要一都知事の“命取り”になるかもしれない。私はそう思っている。いや、そうすべきだと思う。都議会議員のやながせ裕文氏が、「舛添知事は、韓国人学校より保育所をつくれ!」と必死で...

2016年03月19日 21:34

「恬(てん)として恥じず」朝日新聞は“再び”死んだ

昨日の朝日新聞、そして今日の産経新聞の記事を見て、目が点になった人は多かったに違いない。仰天、唖然、衝撃……どんな言葉を用いても、そのことを表現することは難しいだろう。私は前回のブログで、国連欧州本部...

2016年02月20日 14:43

国連でやっと主張された「慰安婦強制連行」の真実

ああ、やっとここまで来たのか。そんな思いがする。今朝の産経新聞が1面トップで〈慰安婦問題 強制連行説は「捏造」 「20万人、朝日が混同」 政府、国連委で説明〉と報じた。日本が国連欧州本部で開かれた女子...

2016年02月17日 14:24

大勝でも台湾「蔡英文」新総統が歩む“茨の道”

一夜が明け、昨夜の興奮が嘘だったかのように台北は静かな「雨の休日」を迎えている。先週から台湾総統選の取材に来ている私は、つい10時間ほど前までの“地響き”のような熱狂と興奮が「ひょっとして夢だったので...

2016年01月17日 09:51

加藤ソウル前支局長「無罪判決」から何を学ぶか

「(無罪判決は)予想できなかった」。産経新聞の加藤達也・前ソウル支局長(49)が、記者会見で漏らしたこの言葉が、四面楚歌の中でのこの裁判の厳しさを表わしていた。本日、ソウル中央地裁において、加藤氏は韓...

2015年12月17日 23:51

「国家のあり方」と映画『海難1890』の感動

本日、封切りになった映画『海難1890』を観に行った。朝8時40分からの、まさに最初の回である。朝早くて、さすがに「TOHOシネマズ新宿」もまだ、人影は少なかった。これほど早く観に行ったのには、わけが...

2015年12月05日 23:05

「習―馬会談」で始まった中国の「台湾併呑」作戦

「ああ、ついにやってしまった」。そんな声が猛然と台湾で広がっている。来年1月16日に総統選を控えた台湾で、国民党の馬英九総統が“ひとつの中国”を全世界にアピールするために習近平・中国国家主席との会談を...

2015年11月07日 23:08

「中国」vs「日米台」の激動の時代到来へ

10月6日に訪日して注目を浴びた台湾の最大野党「民進党」の総統候補、蔡英文主席(58)が台湾に帰国後も、話題をまいている。昨日「10月10日」は、辛亥革命を祝う「双十節」だった。孫文による辛亥革命勃発...

2015年10月11日 22:07

激動「東アジア」の鍵を握る台湾「蔡英文女史」の来日

今日で9月も終わる。11月に上梓する長編ノンフィクションの執筆で徹夜の連続である。そのため、ブログも更新できないままだった。さまざまなことがあった9月だったが、なんといっても、安保法制が成立したことが...

2015年09月30日 21:45

「戦後70年」日本の未来への“障害”となっているのは何か

戦後70年の「夏」が終わろうとしている。この夏は、テレビも、新聞も、ラジオも、戦後70年の企画や特集のオンパレードだった。国民の多くが70年前に終わった第二次世界大戦の悲劇の大きさを改めて思い起こした...

2015年08月29日 19:11

戦後70年「バシー海峡慰霊祭」に集った人々の涙

本日(8月2日)午前11時15分から、台湾南部の屏東(へいとう)県猫鼻頭にある潮音寺において、「戦後70周年バシー海峡戦没者慰霊祭」がおこなわれた。バシー海峡と聞いて、すぐに「ああ、あそこか」と思う人...

2015年08月02日 23:51

折も折、「李登輝・元総統」来日をどう受け止めるか

昨夜は、台湾の李登輝・元総統を歓迎する会があり、永田町のキャピトル東急ホテルに行ってきた。主催は、日本李登輝友の会である。李登輝氏は日本の国会議員有志に招聘されて、国会議員会館で演説し、日本外国特派員...

2015年07月23日 19:17

いつまで続くのか「空想」と「現実」の戦い

安保法制が衆議院を通過し、参議院に送られた。いつものように国会では、中身の乏しいエモーショナルな質問が繰り返された末の衆院通過だった。私は、今国会での議論に期待を寄せていた一人だ。中国の膨張主義による...

2015年07月17日 13:12

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