赤松正雄の記事一覧

世界の今をどう見るかー宮家邦彦『トランプ大統領とダークサイドの逆襲』を読む

タイへの旅から私が帰ってきたその日に、外交評論家の宮家邦彦氏が姫路にやってきた。地元企業関係者らから講演を求められての訪問のついでに、会おうということになった。彼が外務省安全保障課長時代に、外交安保部会長として色々と付き合い、外務省退官後も時に応じて勉強会にお招きしたことがある。このところ疎遠だった間に、彼はメディアの寵児となっている。関西一円での人気テレビ番組『そこまで言って委員会』の常連メンバ...

2017年01月29日 10:23

「解散総選挙は明年末の公算大」ー田崎史郎氏の分析から

前国会議員の会合が16日に開かれました。毎回様々な分野の専門家を呼び講演を聴くのですが、今回は今売れっ子のジャーナリストである田崎史郎時事通信社特別解説委員の登場でした。安倍総理や菅官房長官とも近く、...

2016年11月17日 13:09

はったりから妥協へー”トランプ手品”にどう対応するか

米大統領選挙結果に世界中が驚き、ショックを受けています。トランプ氏の「まさかの大勝利」の選挙の結果が出た翌日に、たまたまヨーロッパ議会の女性議員(コリン・ランゲン元ドイツ・ビンゲン市長)を姫路にお迎え...

2016年11月12日 18:43

なぜ安保論争は先祖帰りしてしまうのかー改憲と加憲のあいだ➁

憲法9条をめぐっては実に様々な意見があります。一切触らずに今の規定のままでいいとするいわゆる護憲の立場から、全てを書き換え、自衛のための軍隊を持つことを明記すべしとの自民党改憲草案にいたるまで、その幅...

2016年10月21日 12:00

明治憲法を作った先人の力に学べー改憲と加憲のあいだ➀

衆議院議員をしていた頃に私は憲法調査会(後に憲法審査会に衣替え)に長く所属していました。その間にいくつもの忘れえぬ思い出があります。一つは中曽根元首相が出席された会合でのこと。公明党の現況を説明する場...

2016年10月18日 10:58

映画『ハドソン川の奇跡』に偏見排し、素直に感動

映画『ハドソン川の奇跡』を観ました。クリント・イーストウッドが監督で、トム・ハンクスが主演。この監督の作品は二年前に『アメリカン・スナイパー』を観て、深い感動とアメリカという国の宿阿とでもいうべきもの...

2016年10月05日 10:47

大雨で川が瞬く間に増水。さてどう対応するか?

このところの天候不順は全く油断も隙もありません。異常な暑さの夏が終わったかどうかという間に、今度は雨ばかりが降ってくるのです。しかもかなりの大雨が。先日の台風16号は我が町の周辺でもあっという間に川が...

2016年09月30日 11:15

イラク戦争をめぐる私的検証➄-罪深い屁理屈の展開

少し前に遡るが、私がイラク戦争肯定論を機関紙に寄稿した背景には、当時のフセイン・イラク大統領の横暴な専制君主ぶりがあり、同国北部のクルド人虐殺などの動きもあって、これを懲らしめるべく米国が立ち上るのは...

2016年09月19日 08:39

イラク戦争をめぐる私的検証➃-公明党内総括の顛末

一方、山崎正和氏も、イラク戦争について米国の姿勢を肯定的に捉え、擁護する論陣を張られた。衆議院の外務委員会か、イラクに関する特別委員会だったかに、参考人として出席され、その信ずるところを述べられた。私...

2016年09月18日 16:00

妥協の産物ゆえの分かり辛さー細谷雄一『安保論争』を読む➄

現代の安保論争にあって欠けている視点は大きく二つあるとの著者の指摘には同感だ。一つは、伝統的な見方、もう一つは新しい見方に起因する。前者は「力の真空」がもたらす危険を見逃しがちだという点。軍事力が均衡...

2016年09月18日 09:26

イラク戦争の私的検証➂ー見通しを誤った評論家たち

イラク戦争についての経緯を思い起こすにつけて、忘れられないのは、二人の著名な評論家のことだ。一人は元外交官の故岡崎久彦氏。もう一人は劇作家であり、文明評論家の山崎正和氏である。二人とも私にとって仰ぎ見...

2016年09月15日 11:21

混沌か安定か、岐路に立つ世界ー細谷雄一『安保論争』を読む➂

細谷氏は第三章「我々はどのような世界を生きているか」において、大西洋から太平洋へと舞台は移り、ヨーロッパ中心の国際政治は、アジア太平洋にその焦点が変わったことを取り上げる。その際に、主たるプレイヤーと...

2016年09月11日 12:08

イラク戦争をめぐる私的検証➁ー”13年戦争”との独自の見立て

ここに二枚の古い新聞記事がある。2004年2月2日と3日付けの二回にわたって、公明新聞2面に「イラクへの自衛隊派遣と公明党の平和主義」と題して赤松正雄外交安保部会長の名のもとに寄稿されたものである。(...

2016年09月09日 12:53

「一国平和」という「孤立主義」の闇ー細谷雄一『安保論争』を読む➁

細谷氏は「どのような場合に平和が失われ、戦争が起こるのか」を歴史の具体的事例を通じて学ぼうと、第二章「歴史から安全保障を学ぶ」を書いている。ここでの彼の結論を一言でいうと、「急激なパワーバランスの変化...

2016年09月09日 12:27

50年前から進展していない「平和」希求者たちー細谷雄一『安保論争』を読む➀

一昨年来の安保法制をめぐる動きを追うにつけて、いわゆる”左翼知識人”の知的及び行動的退廃とでもいうべきものを嘆かわしく感じる。とりわけSEALEDsなど若い世代の動きを持ち上げ、そこに縋ってるかのよう...

2016年09月06日 10:24

憲法観、国家観などの違いを乗り越えて

激しかった参議院選挙が終わってあっという間に三週間が経ちました。近く臨時国会が開かれ、参議院の構成も決まります。また、内閣改造も行われる見通しです。そして、新しい都知事も月内には決まります。ようやく政...

2016年07月29日 10:55

愛するがゆえの痛烈な一撃ー村上誠一郎『自民党ひとり良識派』

「私は今、自民党を憂いています。現在の自民党政治の暴走に対して、たった一人でも政治家の使命をかけて闘わなければならない。そう決意をせざるをえないのです」-参議院選挙の直前に出版された本、村上誠一郎『自...

2016年07月23日 16:20

真の意味での安定もたらす「自民対公明」の構図

参議院選挙が終わって一週間が経ちました。私が住み、深く関わった兵庫県での結果は、自民、公明、大阪維新の勝利で民進党が落選。衆参合わせて民進党の議席はゼロとなりました。公明党としてはこれまでおよそ手が届...

2016年07月16日 10:33

「憲法」でも注目されるべき第三の道ー『見損なわれている中道主義の効用⑥』

これからの日本社会の行く末に目を凝らすとき、誰しもが1985年のバブル絶頂期から数年を経ての崩壊に始まる、長期低落傾向に歯止めをかける必要性を感じるはずだ。この期間における日本を覆う支配的な価値観とは...

2016年07月13日 05:00

宿命的に困難さ伴う政治選択の具体的表現ー『見損なわれている中道主義の効用』4

この50年の日本の政治を概観したが、公明党という存在が一般的に理解されづらいのは、中道政党だからだともいえる。いわゆる右でもなく左でもないという政治選択。これは民主主義の展開が具体的な姿をとって現われ...

2016年07月06日 09:59

50年前と本質的には変わらない政治的風景ー「見損なわれている中道主義の効用」➌

公明党が誕生して50年余り。目標とした理想は達成され。「物語」は完結したといえようか。残念ながら否である。右翼に位置付けられてきた自民党は、相対的により洗練された存在感のある政党であるとはいえ、依然と...

2016年06月30日 09:54

公明党が抱く「物語」を知っているか 『見損なわれている中道主義の効用』②

公明党が結党されたのは1964年。今の政党の中では共産、自民に次いで三番目に古い。今年で誕生して52年目になる。当初は日米安保条約の段階的解消などを掲げ、立派な「左翼政党」であった。しかし、1981年...

2016年06月21日 10:13

「申し訳ない」と「恥ずかしい」とのあいだ

舛添要一東京都知事がやっと辞任しました。一連の出来事を報道で見たり聞いたりしているなかで都民だけではなく全国民が様々なことを感じました。16日の朝刊各紙を見ると、同知事が辞任に追い込まれたことに対して...

2016年06月16日 10:10

あと4年ー25年パラダイム変換説の恐怖 『見損なわれている中道主義の効用』❶

今回から私が理事を務める一般社団法人「安全保障研究会」の安保研リポート11号に寄稿した『見損なわれている中道主義の効用』を五回に分けて転載する。一回目は「あと4年ー25年パラダイム変換説の恐怖」。 戦...

2016年06月12日 14:53

「安定か、不安定か」との究極の政権選択

衆参同日選挙があるかもしれないとの噂が飛び交う中、結局は衆議院解散はないままに国会は閉幕しました。最後の最後まで安倍首相はその機を窺っていたことは事実のようです。解散は首相の専権事項だとはいえ、庶民感...

2016年06月06日 06:01

「大衆」が姿を変えたという錯覚ー薬師寺克行『公明党』

広宣流布ー日蓮大聖人の仏法を世界中に広めて、個人の幸せと社会の繁栄が一致する社会を作ろうとの創価学会の壮大なビジョンに私が目覚めたのは、1964年19歳の年だった。大学在学中にしゃにむにその活動に取り...

2016年05月26日 05:54

自衛隊の存在や役割を憲法に明記すべきかどうかの議論をしよう

今年も憲法記念日がやってきました。私は現役のころに公明党の憲法調査会の座長をやっていました。その当時と今と憲法をめぐる状況は全くといっていいほど変わっていません。「改憲」をライフワークにするといった姿...

2016年05月04日 11:16

戸別訪問の解禁が政治変革に繋がる

熊本県を中心とする九州地域の大地震の連発が心底から気になります。中学、高校同期の親しい二人の友人や知人の安否を電話で訊くなど心重い日々です。21年前の阪神淡路の大震災以来、新潟、中越、東北、そして今回...

2016年04月19日 11:06

従来的な見方に安住してると怖いぞー野党共闘異聞

共産党の動向に強い興味を持ってる友人から先日、電話を頂きました。「野党共闘に熱心なこの党の昨今をどう思うか」が主たる内容でした。このところのメディアの関心事は、衆参同日選挙の有無にあり、それに伴う野党...

2016年04月16日 09:16

「第三の道」「中道」への無理解を解くための闘い

先日姫路市内北部の夢前町の友人の紹介先を訪問した折のことです。70歳代半ばの御主人は私が挨拶のあとに公明党の話をしだすやいなや「あんたがたは選挙が近づくと頼みに来るが、普段は音沙汰がない」「政権党にな...

2016年03月20日 09:41

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