abz2010の記事一覧

就業者数はなぜ増加に転じたのか

前回のエントリー(「アベノミクスと雇用について」)で、アベノミクスと雇用については支持者が主張するほど明確な関係が見て取れるわけではない点について書いたが、頂いたコメント等をみるに、一番肝心のポイントが伝わっていないようなので、今回は補足として、「なぜ就業者数が2012年後半から増加に転じたのがアベノミクスの明らかな成果とは必ずしも言えないのか」に絞って簡潔に論じてみたい。当たり前であるが就業者数...

2017年01月23日 23:10

アベノミクスと雇用について

アベノミクスが期待外れな結果しか残せていないことについてはいまや多くの人々が同意する所となりつつあるが、その一方で今も「アベノミクスは成功したんだ!」と主張する人々が強調するのは雇用の改善である。しか...

2017年01月09日 22:50

なぜ日本のサービス産業の生産性は低いのか?

諸外国と比較した時の日本の労働生産性の低さはある種の意外感を持って語られることの多い話題であるが、中身を見ると良い意味で?イメージ通りな部分も多い。たとえば、公益財団法人日本生産性本部より発表された「...

2016年12月19日 12:54

ノーベル賞経済学者ジョセフ・スティグリッツ教授による量的緩和、マイナス金利評

3月に行なわれた「金融経済分析会合」におけるノーベル賞経済学者ジョセフ・スティグリッツ教授の提言については「消費税の増税は延期すべきだ」というものが繰り返し伝わってくるが、後日開示された説明資料を読む...

2016年03月29日 22:22

原油バブル崩壊の経緯と今後の予測について

原油価格については油価100ドル/バレルを超えていた2012年頃に、この価格水準は米国の量的緩和に起因するバブルではないか?というエントリーをいくつか書いた(「米国量的緩和とエネルギー・食料価格のわか...

2016年03月07日 13:03

軽減税率導入で最終的に負担が増えるのは誰か?

軽減税率に関する議論が分かりにくい原因の一つは、その影響を論じるにあたり何と何を比較すべきか、という点で議論が錯綜している点にある。 ある人は軽減税率と現金給付を二者択一であるかのように論じるが、前回...

2015年12月21日 00:46

消費税増税時における低所得者対策としての軽減税率について

与党間で最終調整が進められているらしい軽減税率については世論調査では支持が多い一方、ネットでは圧倒的に反対意見が優勢な状況になっているように見える。軽減税率は欧米では既に多くの国で採用されており、それ...

2015年12月11日 23:07

20年ぶりの低失業率はアベノミクスの成果?

国内外で「アベノミクスは失敗した」との見方が多くみられるようになりつつあるなか、先日発表になった10月の完全失業率(季節調整値)は3.1%となり、1995年7月以来、約20年ぶりの低水準となった。 確...

2015年11月30日 09:24

クルーグマンの日本論再考(”Rethinking Japan”)は何を再考したのか?

リーマンショック後に世界中で繰り広げられた金融緩和がかなり控えめに言っても期待していたほどの効果があげられなかったことについて、推進派、否定派双方からの議論が盛り上がっているようだが、その中、推進派(...

2015年11月17日 21:20

ファーストフード店の賃金水準はどのようにして決まるのか?

少し前の話となるが、「ファーストフード店の時給を1500円にしろ」デモを機に、Blogos等に幾つか面白い記事が紹介されていたが、ここでは少し違う視点でこの問題を考察してみたい。 それは「非熟練労働者...

2015年05月28日 02:09

減り続ける企業数について

前回のエントリーで述べた1. 安倍政権誕生前の2012年度の倒産件数もその時点では過去22年間で最低レベルだった。又、そもそも母数となる企業数自体が基本的に右肩下がりとなっている。という部分に関し、特...

2014年12月17日 22:37

安倍首相「倒産件数は24年間で最低」の背景

安倍首相がアベノミクスの成果として株価以外に強調しているのは雇用と倒産件数らしく、演説などでも「倒産件数は24年間で最低」 「民主党政権時代よりも2割、倒産を減らしている」とその成果を繰り返しているよ...

2014年12月10日 01:48

アベノミクス景気はいつ減速しはじめたのか?

日本は2012、13年と続けて経済成長率1.4、1.5%と年次で見ればまずまずの成長を遂げてきたが、足元では2四半期連続のマイナス成長と全く勢いをなくしてしまっている。その原因については消費税増税とさ...

2014年12月08日 10:00

アベノミクスと輸出の推移について

先日のエントリーでアベノミクスによる輸出押し上げ効果はいまのところ全く期待外れに終わっているとい書いたことに対して「全然期待外れじゃない!」といった批判やデータを示せといったようなリクエストをいただい...

2014年12月02日 10:49

軽減税率のメリットについて

日本もいよいよ消費税率10%が見えてきて軽減税率導入の是非についての議論も高まってきたようであるが、ネットで見かける議論は軽減税率のデメリットについて論じているものが殆どで、そのメリットを改めて論じて...

2014年11月26日 01:04

アベノミクスとトリクルダウンについて

本ブログではアベノミクス開始当初から、「トリクルダウン頼み」だと評価しつつ、更にそれが機能するかどうかは疑問であると懸念を呈してきた。(以下の引用内の太字は筆者)2013-5-18 リフレ政策とトリク...

2014年11月25日 01:56

アベノミクス最大の誤算は?

7-9月のGDPが発表され市場の期待を大きく下回る結果となった。 多くのエコノミストの予想が2%、或いは3%を大きく超えるようなプラス成長であったのに対して、現実はマイナス1.6%と散々なものであった...

2014年11月19日 08:02

原油価格急落の原因は?

2014年半ば以降、原油価格の下落が著しいが、その原因についてMarketHackさんで「原油価格75ドル割れを巡る迷信 シェールが成功し過ぎているからこそ、価格崩壊が起きている」というエントリーが掲...

2014年11月15日 14:55

量的緩和でインフレリスクは杞憂だったのか?

米国の量的緩和が終了の見込みとなり、「量的緩和を行えばインフレリスクが高まる」という懸念はやはり杞憂だった! という主張がよく聞かれるようになってきた。 筆者も以前から量的緩和のリスクとしてインフレへ...

2014年11月13日 22:43

日本人の「幸福度」が低い理由は?

Blogosさんで最近「日本人の「幸福度」は先進国で最下位 「幸せはお金で買えない」国民性なのか」、「日本は不幸か?」の「幸福度」に関する二つが記事が掲載されており、なかなか興味深い考察が行われていた...

2014年11月11日 23:00

リフレ派は現状をどう何を考えているのか?

金融緩和関連(リフレ政策関連)のエントリーを書くと、リフレ派と思われる人々から批判的なコメントをいただく事が多いが、今回は「いつも間違った答を出す人」というタイトルで「自分のあずかり知らないことについ...

2014年11月09日 21:38

歓迎される金融緩和から批判される金融緩和へ

10月31日、黒田日銀が異次元緩和第二段を発表するとともに政府はGPIFの株の運用比率を引き上げる改革案を承認したことによって円急落&株価高騰の派手な動きを見せる事になった。 先日のエントリー(「為替...

2014年11月07日 03:49

クルーグマン教授は誰に謝るべきか?

クルーグマン教授がバブル崩壊以降の日銀の金融政策を痛烈に批判し続けてきた事は有名であり、「白川日銀総裁を銃殺すべき」とまで言ったとされているが、そのクルーグマン教授が「日銀に謝りたい」と言ったとかいう...

2014年11月01日 23:26

為替トレンドはこれからどちらに向かうのか?

先日のエントリーでは常に「もっと円安を!」と叫び続ける円安中毒な人はともかく、普通に見れば円安はかなり進んでおり、実質実効為替レートで見れば1985年のプラザ合意後の最安値圏内に既に突入していると指摘...

2014年10月22日 02:22

プラザ合意後の最安値に近づく実質実効為替レートと拡大する交易損失について

タイトルでほぼ言い尽くした感があるが、一応関連データを示しながら考察してみる。まずいつまでたっても「円安になっても輸出が伸びず、景気も悪いままなのは水準的にまだまだ円高だからだ!円安が足りない!もっと...

2014年10月11日 04:43

シェール革命はどこが革命的で、なぜ巨額の損失をだしてしまうのか?

先日発表された住友商事の米国シェールオイル案件での1700億円もの損失(減損)はマーケットに大きな衝撃をもたらしたが、シェール案件での巨額の損失計上はこれが最初ではないし、おそらく最後でもないだろう。...

2014年10月05日 05:04

財政再建はなぜ必要で、いつすべきなのか?

そもそも財政再建がなぜ必要かといえば、財政が不健全でそのままではいずれ大きな問題を引き起こす可能性が否定できないからであり、多くの場合その主な原因は過去に財政赤字を顧みずに行った財政出動(財政拡張)と...

2014年09月30日 18:59

黒田日銀総裁の消費税増税支持について

最近の黒田日銀総裁による消費税についての発言は主に消費税先送りを支持する人々から色々と批判を受けているようである。 その発言の内容をざっくりまとめると増税した場合のリスクと先送りした場合のリスクを考え...

2014年09月16日 02:06

緊縮・財政再建・経済成長

緊縮による財政再建について肯定的に書くと、書いてもいないことに対する批判が集まることが多いので、今回は筆者が重要と思っている点を幾つか整理して書いておきたい。1. 殆どのケースでは緊縮は景気に対して抑...

2014年09月08日 05:12

緊縮の痛みと成果について

先日アップした「なぜイギリスは日本型の長期停滞に陥らなかったのか?」に関して午前様から以下のクルーグマンのエントリーを紹介いただいた。緊縮の痛み,ケインジアン政策の処方 by ポール・クルーグマンht...

2014年09月06日 16:29

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