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【ファイアフォン】、大失敗もアマゾンは続けていく!アメリカは日本の延長線上にない?

141104ファイアフォン@アマゾン

■アマゾンは大失敗したファイアフォンを今後も改良を重ねて後継機を発売することを明かした。フォーチュン誌が行ったアマゾンの上級副社長デビッド・リンプ氏とのインタビューによると、売れ残った8,300万ドル相当のファイアフォンが現在、余剰在庫となっているという。7月に発売されたファイアフォンは2年契約で32GBモデルが199ドル、64GBが299ドルだった。発売から45日後には32GBモデルが99セントに値下げされたものの、リンプ氏は当初の価格設定が誤っていたことを認めたのだ。同氏は「ファイアフォンの価格は正しくはありませんでした。お客様は私たちに低価格を期待していたのですが、その期待を裏切ってしまったのです」と述べている。同時にファイアフォンの価格を下げた後、売上が大変良くなっている、と語っているものの、改善した売上などの数字はまったく明かしていない。アマゾンは電子書籍端末のキンドルと同様に、ファイアフォンも今後も開発を続けていく計画だ。
14年10月25日 - 【アマゾン】、ファイアフォン失敗を認めたQ3!後藤の予測が再び的中で次はどうなる?

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。ファイアフォン発売前の日本語の記事を読むと、ファイアフォンは「凄い」とか「脅威」とか肯定的な見方が目に付きました。アメリカと日本は市場が違います。市場が違うとは、何に価値を置いているのかが日本とアメリカでは異なるのです。当然、アメリカの市場を理解していないと、専門家でも的外れな見方をしてしまいます。日本ではまだ多機能・高性能が付加価値となります。アメリカでは多機能・高性能は必ずしも価値にはならないのです。消費者が使える機能であり、消費者にマッチする性能でなければ逆に製品価値を下げることになるのです。日本とアメリカの一番の違いは返品制度。購入して気に入らなければ、製品に欠陥がなくても返品できるのがアメリカです。「操作が難しくて使えない」と返品することも多々あるのです。多機能・高性能となれば操作が複雑になりますから、返品リスクになるのです。

⇒後藤は15年ぐらい前、オフィスマックスに600ドル近くするコピー機を返品したことがあります。使えないと言って、返品期間内に返品したのです(実際、期待にそぐわなかったのです)。お金をそのまま戻ってきました。返品の時、店長が出てきて顔は青ざめていましたが、何も言われませんでした。アメリカではこれが当たり前なのです。使えなければ、返品してくるのです。したがって多機能・高性能で価値を上げても、ユーザーがメリット以上にデメリットを感じれば無駄なのです。日本はまだ一部に多機能・高性能で売れたりします。こういった日本の市場に慣れていると、ファイアフォンは(ファイアフライやダイナミック・パースペクティブ)機能が凄いから脅威になると考えてしまうわけです。ファイアフォンの発売先が日本だと売れる可能性はあったかもしれません。当ブログでは何度も指摘していますが、アメリカは日本の延長線上にある市場ではないのです。

 「日本で受けたからアメリカでも受ける」と考える人が後を絶たないので、「アメリカの日本の延長にある市場ではない」と言い続けていきたいと思います。

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